三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

マンション騒音問題、その後

2007年10月23日 06時41分27秒 | Weblog



3週間ほどのアンケート期間の結果、
当初から考えていたアンケート数が得られ、また、実にさまざまなご意見も寄せられました。
以下、要約すると
1 マンション下階住民が上階住民を訴えた騒音トラブルでは
判決は正しい    73%
判決は行き過ぎだ 14%
どちらともいえない 6%
2 マンション住民による近隣公園騒音訴訟では
判決は正しい          34%
判決は行き過ぎだ 46%
どちらともいえない 18%
というような結果が得られました。
こうしたアンケートでは、基本的な方向性が得られる総数ということなので、
今後、まとめていきたいと考えています。

今回の件で、いろいろなサーチエンジンで「マンション騒音」と入力すると
わたしどもが運営するNPO住宅110番HPがトップで表示されることから
実にさまざまなマスメディアからお問い合わせ、取材を受けました。
昨日もM社からも、このアンケートについての問い合わせもありました。
今後、誌面で取り上げられることがあるかも知れません。
その中で、寄せられたご意見を2件、ご紹介します。

実際に起こった騒音の件は「異常」です。80デシベルともいえばそばにモーターファンなどが常に鳴り響いている感じですから・・・でもマンションや賃貸軽量住宅なんかは不動産や大家が対策すべきだと思います。
新築のマンションでもやはり響きますから・・・
ましてお子さんをお持ちの方で新築の住居を購入し新しい生活が始まるのに「うるさい!」「子供のしつけがなってない!」など言われたらトラブル発展のゴングがなりますよね!
こどもがいる家庭は「常に外へ外出しなければいけないのか?」
「だんまりした生活を一生しなきゃいけないのか?」「園児やなかだと友達を連れてきて遊んではいけないのか?」せっかく一生の住まいを購入したのに、こんな苦情を受けたら面白くもなにもないですよね!
音に敏感な方は「分譲マンション・集合住宅」の購入より戸建がお奨めです。

2の判決ですが、噴水は市の騒音対策を実施した後に再開すると聞いてます。
噴水の水も細菌汚染の危険度が高く衛生不備により使用を一時中止しているようです。
いずれにしても設計や構造に問題ありの公園であったため判決としては妥当に思われます。
3の解決策ですが、個々の住人が他の住人に思いやりを持ち
集合住宅のマナーを学ぶ努力を早急に進めるべきかと思います。
管理会社の意識向上させる必要もあります。
社会問題化している事なので、しっかりとした条例を改めて
整える時期ではないでしょうか。


HPには、その後もいろいろなケースでのマンション騒音問題の提起が
寄せられてきています。
この問題、やはり大きな世論を喚起していく必要があると思います。
マスメディアのみなさんともいっしょに、取り組んでいきたいと思っている次第です。
コメント
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