三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

建築家展_3 身近な建築・札幌ドーム

2008年02月05日 06時15分09秒 | リプラン&事業
建築家展紹介です。
日曜日、はじめてゆっくりと全部の展示に目を通すことができました(笑)。
どうしても、顔見知りの人が多くて、
その度にあいさつしていると、ついそのまま、話し込んでしまって、
結局、展示を見ることができない、ということなんですね。
でも、せっかくの機会なので、全部の展示は確認しておきたいと思って
日曜日、カミさんは仕事で出かけていたので
わたしひとりで、見に行って参りました。
土曜日に聞いた講演の斉藤裕さんの本が販売しているので、
それを買い求めるというのも目的ではありました。
さっそく、そっちの販売コーナーに行ってみると、
なんと、講演者の斉藤さん本人がいました。
なので、いろいろごあいさつして、その上、
買い求めた本に著者直筆サインもいただきました(笑)。

っていうようなことで、再び目的を叶えられなくなりそうだったのですが、
斉藤さん、ちょうど飛行機の時間が迫っていると言うことで、
お帰りになって、ようやく見学できた次第です。
この建築家展、いいのは、一度買ったチケットで
半券を持っていれば、日が変わっても何度でも再入場可能という点。
こういうのはうれしいですよね、
わたしのようなケースでは大変助かりました。
結局、金曜日から日曜日まで3連チャンだったわけですから・・・。

会場内には、いろいろ興味を引く展示があります。
やはり建築って、美術とはひと味違って、より人間くささが感じられるもの。
それと、実際に実現していると言うことから、
われわれの側にも、体験というものがあり、
そういう意味で、こうした展示でその設計思想を再確認することができます。
小さい、住宅などでも、わたしたちは体験もしているわけですから
そういう意味でも、展示をどう見せているのか、
メッセージをどのように「編集」しているのか、も興味深い。
そんななかで、札幌市民には建築体験として多くのひとが体験している
「札幌ドーム」の建築プロセス、構造模型展示は
面白かったですね。
わたしたち北国に暮らすものにとって、
雪に覆われる冬に思い切り走り回ることができる大空間って、
大きな願いだったのです。
それが、ワールドカップサッカーの開催という節目を捉えて
札幌ドームという形で実現できたワケなんですね。
北海道日本ハムファイターズの躍進は、
この札幌ドームと、そこに集うファンの願いとが共振した結果な気がします。

展示ではその実現までのプロセスの経緯が
わかりやすい映像展示で見ることができます。
とくに構造の面白さが感じられると思いますね。
単純に考えて、あんな大きな建築に架ける屋根って、どう作ったのか、
なかなかに興味深かったですね。
建築が、身近に、わかりやすく語りかけてきている、
そんな感じがする展示会だと思います。
ちょうど、きょうからは雪祭りなのだそうで、
ぜひ、全国からのみなさんも、一度、会場に足を運んでみてください。

コメント
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