きのうはカミさんと息抜きで函館へ。
夜中3時半過ぎに家を出て、一路向かい、函館到着は7時半過ぎ。
朝食は「自由市場」で、イカ刺し定食。
なんですが、なんのために行ったのかというと
先日カミさんが食べて感動したという「鹿肉ステーキ」であります。
こっちはランチで食べようということで、それまでは
あちこち散策して、という次第。
しかし、意に反してイカ刺し定食は大変なボリュームでして、
これを平らげるだけでもなかなかの満腹感。
函館奉行所見学くらいでは万全な空腹にはならなかったのですが、
ご覧のようなランチに挑戦であります。
意外なほどくせがなく、うまみや甘みが感じられる味わいと、
ローカロリーで鉄分豊富というヘルシーさが評判で、
市内の料理店でもメニューに取り入れるところが続々現れています。
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鹿肉は函館の近郊の森でハンティングされたもの。
エゾシカは北海道内で、天敵とされるエゾオオカミが絶滅させられてから
その頭数が増えてしまって、いまは「害獣」指定されていて
狩猟が推進されているのです。
こちらのオーナーシェフさんは、ハンティングの免許を持たれて
手にしている鹿肉のモモは、2日前に近郊の山野で仕留めたものだそうです。
まだあまりなじみのないエゾシカ肉ですが、
フランス料理でシカ肉は「ジビエ(狩猟による鳥獣肉)」といって、
秋から冬にかけてのごちそう。日本では、食害をもたらすエゾシカを
有効に利用するという意味でも、注目されています。
鹿肉は数回食べていますが、きれいな血抜きが必須で、
それがキチンとされているものは、くせもなく、味わい深くヘルシーな肉です。
付け合わせも兼ねて、トマトベースのソースが合わせられていましたが、
シンプルな塩こしょうで、十分な旨みと清冽感が感じられる味わい。
その上、新鮮な個体でないと食べられない「レバー」も
あわせて食べさせていただきました。
モモ肉と比較して、プリプリとした食感で、いわゆるレバー臭さはほとんどない。
下の写真は、さらに「タン」の部分、舌の部位ですね。
それを少し湯通しさせた状態なんだそうです。
本当は、ワインなどが似合うところですが、
札幌まで帰るし、そこは断念いたしました(笑)。
ということで350km・往復700km超の長距離ドライブの末に食べたのですが、
まことに満腹感ハンパなく、晩ご飯はとてもムリ、食べられませんでした(笑)。