三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

60代工務店オヤジ本音トーク 2

2015年04月17日 05時29分07秒 | Weblog
ということで、きのうからの続きであります。
工務店グループ・アース21例会での会員間意見交換会の様子2です。
なんですが、わたしの気まぐれでタイトルは微妙に変化した(笑)。
このタイトル、しばらく忘れていたのであります。
以前、こういう似たようなタイトルのメーリングリストをやっていた。
けっこう、みなさんのウケが良かったのを忘れていた。
まぁこれも、寄る年波の影響が大きいわけですが(笑)・・・。
きのうのアクセスはふたたび上昇傾向顕著でして
こんな「共感を呼ぶ」テーマにはみなさん、興味津々なようであります。
では、ランダムに出てきた悩み、つぶやき、愚痴その他たくさんを・・・。

「厚生年金とか、未加入でやってきたけれど、
加入しろという圧力が強まってきている。しかし、いまさら・・・とも思って・・・」
「次の人に会社は譲っているのだけれど、会社の方向性について
十分に定められていないと感じている。その部分は自分がやらねばと
思っているけれど、迷いが多い。
住宅についての国の方針というのが出てきて・・・」
「設備についてあれこれ考えさせられるように国は言ってくるけれど、
ハッキリ言って、ユーザーの幸せとは無関係だと思う」
「国が、やれ省CO2だとか、省エネだとかと誘導してくるけれど、
そういうのは、うまく利用すれば良いだけだと思う。断熱外皮重視で
ぶれずに作って行くのが正解だと思う。」
「仕事の受注状況はかんばしくはない、けれど、一方で人もいない。
事業承継では、娘がやりたいようなので、娘でもやっていける工務店
という路線で考えていきたいと思っている」
「すばらしい。今の時代、男性の草食化が激しく、活力を感じない。
一方で、女の人のバイタリティには脱帽させられる。
現場でも、大工さんたちも女子の言うことをよく聞いてくれるように思う」
「住宅づくり、注文住宅づくりはディテールでは圧倒的に女子力の世界。
顧客との関係性でも、その方向は正しいのではないかと思う。」
「住宅新築の需要は確実に減少していくだろうけれど、一方で
老健施設については、木造での需要がきわめて強い。」
「コンクリート製の老健施設では、人間性が疎外され人間関係も難しいけど、
木造だと、そういうストレスが少ないのだと思う」
「北海道内の地方では、こういった老健施設入居を首都圏などの高齢者に
アピールしていくのが面白いのではないか」
「十勝の上士幌は、若い世代の中学校までの医療費を無料にしている。
それが契機になって、人口増、若い世代が増えているのだそうだ」
「そうだ、税金はそういうようにタネ銭的に使っていくのが正しい」
「移住という契機を利用して、首都圏での人間疎外の暮らしから
地方での楽しい老健施設での逆転人生を提案するのもいいのではないか」

・・・最初は「いま、困っていること」という暗いテーマでの話し合いでしたが、
さすがに激動の昭和・平成を生きてきた60代。
最後の方ではすっかりアジテーション大会の様相を見せてきて
まさに談論風発、あいつの政策が悪い、
いや政策以前に、不倫問題などあきれてものも言えない議員だなど、
格調高く論議が活発化していき、ほぼ収拾不能の状態に突入(笑)。
やはり人間、怒りを持って社会正義を実現する目的意識が
正しい生き方を呼び起こすのだと、深く実感させられました。
60代からの本音、いかがでしょうか?

<写真は無関係。網走の北方民族資料館でのワンカット。
しかしなんとなく怒れる中高年オヤジに似合っている??(笑)>

コメント
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