三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【Replan北海道最新号「リノベーション2020」3.28発売】

2020年03月25日 05時55分59秒 | Weblog
「ひとの身も心も守り癒やす住まい」
住宅は現代人にとって、やはり最後の砦というか究極的な癒やしの場。
「引きこもり」というコトバは否定的な意味合いで使われますが、
感染症のような危機に対して、外部接触を限定しうる住宅の価値は大きい。
ミクロのウィルス脅威に対し人間の最後の安心感、家族の思いやりや温もりが
内部空間でやさしく保証される場として住宅があるのだと思います。
万が一罹患したとしてもそこから回復するための場でもあると思います。
家族との安心できる環境というものの価値は社会の基本中の基本。
結局人間は家によって癒されるのだと深く思い知らされる。
その「癒される」ということの実質的な意味・内容がもっと深く探究され、
研究開発される必要も高まる。
空気品質、環境性能、美感・いごこちの人間性的探究・・・。

Replanは住宅空間のいごこちの細部までこだわった取材と表現に努めています。
コトバと写真表現、適格な数字データなどを動員して、
現実の住空間をどう伝えていくべきか、常に最前線的に探し続けています。
高性能住宅を探究する鎌田紀彦先生や前真之先生の連載執筆記事を、
内容の高度さから考えれば過剰かもしれないけれど、
あえてユーザーに提供し続けている由縁でもあります。
同時に特集記事では、先端的でわかりやすい事例を常に掘り起こしてきました。
現代人にとって住宅は、最終的な「やすらぎ」の場である以上、
このような志向性は変わることなく持続させていきたいと念願しています。

Replan北海道VOL.128
2020年3月28日発売・2020年春夏号・A4版
本体価格700円(税込:770円)
【特集】 リノベーション2020
住まいの選択肢として、いまやスタンダードになりつつあるリノベーション。
都市部での利便性と快適性を求めるマンションリノベーション、
コストを抑えながら自分たちらしい暮らしを手に入れる中古リノベーション、
思い出を生かしながら今の暮らしに合わせた実家リノベーション。
小さい規模のリノベーションから、フルリノベまで、
選択のバリエーションは、新築以上に広がりを見せています。
今回は、そんなリノベーションの「今」を、事例を通じてご紹介していきます。
Contents
●巻頭特集/リノベーション2020
●「知っておきたい」に答えます プロの言葉vol.1
●新築ルポー住まいのカタチー
●連載 Q1.0住宅デザイン論 〈新住協 代表理事・鎌田 紀彦〉
●連載 いごこちの科学 NEXTハウス21 〈東京大学准教授・前 真之〉
●北の建築家 「穂月の家」辻 和永
●第2回 JIA北海道支部建築大賞2019&
 第19回 きらりと光る北の建築 受賞作品紹介

全国のみなさん、WEBからもご購入いただけます。お申し込みはこちら。
Replan北海道版128号の書店発売は、3月28日です!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする