
先日出展して、カミさんも帰ってきたイベント。
昨年対比で、来場者数が5分の1程度に落ち込んでいたそうです。
70000人の動員があった、という昨年の場合は、モーターショーと併設で、
そっちの動員が大きかったようですね。
わが方としては、そういうことも含めてのマーケット調査が主眼だったので、
まぁ、いろいろと得るところは大きかったと言えます。
今回も「ガレージショー」のほうが動員も多く、
ハウジングの出展でも、そっちのガレージ寄りの方が人通りも多かったよう。
原因は色々にあるのでしょうが、
あれだけのマーケットサイズですから、家の建築の絶対数は多いわけで、
ニーズにマッチしていないイベントだったのかも知れませんね。
そんななか、写真は同業誌(?)「モダンリビング」さんの
セレブそうな雰囲気の編集長さんの講演の様子。
こういうセミナー形式のものには、
めがけて聴きに来るという方が多い。
講演の内容は又聞きになるので、よくはわかりませんが、
聞いてみたいという気持ちになるようなメッセージ性は持っている。
住宅のイベントって、自分もプロデュース側の経験が多いので、
どうしてもそういう目で考えてしまいますけれど、
ユーザーにしてみると、建築会社に興味がある、っていうケースは少ないでしょう。
一般的には、建てる住宅の設計プランや、使う素材とか、性能面とか、
あるいは実際に建てられている住宅を見るとか、
そういうようなニーズの方が高いと思う。
ところが、こういうイベントでは、建築企業への小間販売が
収入の一番わかりやすい部分なので、どうしてもミスマッチになってしまう。
まぁ、持って他山の石、
マーケットサイズが大きければ、それでも人が集まるものなのかどうか
そういう興味部分では、決してそうは言えないというところでしょうか。
スタイルハウジング、っていう意味が不明なコンセプトよりは
ガレージっていうような、より直接的な部分の方がメッセージ性は強い。
そういう意味では、マーケットはより細分化された興味に向かっているとも言える。
住宅をテーマにしたEXPOって
どうやったらいいのか、逆にいろいろ考えさせられたイベントでした。
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