三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【ふつうの民家店 無限草の根そば文化 in 山形】

2019年05月26日 07時05分21秒 | Weblog



きのうは山形におりました。
昼時前の予定がやや伸びて、大急ぎで仙台に戻って札幌帰還の予定。
お昼をどうするかなと頭をよぎった瞬間、やや田舎道で
「そば」の看板が目について、それに案内されてたどりついたら
どうもふつうの民家なんですね。
道路と周辺の方位的・位置的に目立ちにくい。
っていうか、ふつうの農村的郊外住宅地の中の民家。
隣接して池があって、コイとかが養殖されていて
そちらが借景にはなっているのですが、
中に入ってみると、まごうことなきごく一般的住宅。
で、居間に座卓、ダイニングとおぼしき場所にはテーブルが
置かれていて、そばを食べられる店なんですね。
「食べ放題1000円」というPOPもある。
そんなには食べられないので、ごくふつうのもりそばを。

山形はそば文化が根深く息づいているので、
こういうごくふつうの住宅でも、好きが昂じてということなのか、
そば店を営むというケースが多いように思う。
たぶん、そばをあちこちと食べ歩いているウチに
「これなら自分で打ったそばの方が美味い」という自信が昂じて
開店するケースが多いのではないかと推測できる。
あるいは、農家などでご近所から「あんたん家のそば美味いわ」
とか褒めまくられて開店する、というようなことも多いのではないか。
他地域から来ると、こうした草の根のそばワールドぶりに
刮目させられるワケですが、
こういうのはこれでワンダーランド的な強い磁場を感じさせられ愉しい。
そばは、食べてみないとわからないので(って当たり前)
そこにいたるプロセスを楽しむというのはありでしょうね。
こっちにしてみると、数寄こころを強く刺激される。
たぶん山形そばの本然の姿はどうもそのあたりなのかと。
そばはコメとも並ぶほどの国民食なので、
まことに奥行きが深すぎてハマらざるを得ませんね(笑)。
それと、漬物との相性はコメ以上なのではないかと思います。
こちらの店でも漬物は山菜のゼンマイなども無料食べ放題。
このそばー漬物の無限循環も日本人には病みつき要素なのでしょうか。
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