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三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

「淘汰の時代」の始まり

2008年06月11日 16時13分25秒 | 住宅取材&ウラ話

きのうは北海道の建築ビルダー組織「アース21」の定期的な例会で旭川、白金温泉へ。
さすがの山奥温泉街と言うことで、PHSも電波がキャッチされません(泣)。
わたしはだいたいが早起きなので、早朝、一日が始まる前にはブログをアップするのを日課にしております。が、久しぶりの遠隔地ということで、アップがすぐにはできません。
でも、習慣というのは恐ろしく、どんなに環境が変わっても、時間に対する感覚は変わらない。
なので、いまは早朝5時なのですが、ブログ原稿だけは先に書いておいて、あとでアップしようと考えています。たぶんアップは午後になるものと思われます。

この時期になると、朝は早いですね。
けさはいつも通り4時半頃に目覚めたのですが、夏至寸前ということでまったく昼と変わらない明るさであります。
さて、きのうからの例会・勉強会では、異口同音に経済状況の厳しさが語られておりました。
そのなかでの発言で、ある設備事業者さんの言葉で、同業他社の社長さんたちのなかには、「いまどき仕事なんてあるわけないけれど、そのうち必ず仕事は循環しはじめるさ」というふうに、諦めきっている、という発言がありました。
という状況なんですが、さてどうなんでしょうかね。
今回の建設需要の落ち込みは、単に循環型のダウンというよりも、「淘汰の時代」の始まり、というようにも理解できる部分があると思います。
発注量の大幅ダウンが日常化して、受注側が激しく選別される状況がいよいよ始まった、というような感覚がいたします。
きのうまで触れていたような「人口減少」が、その心理的な部分で大きなうねりを見せて始まってきたような感覚。きのうも旭川市内の住宅見学をしてきたのですが、需要の先食いが20代まで狙ってきている様子が見て取れました。さらにこういう状況から、投資を抑制しようという意識が相当浸透を見せてもいると思います。
ある事例では、高齢のお母さんがひとり暮らしのために似合った住宅に建て替えようとしたのに、やがて残される子どもさんたちがそれをやんわり引き留める、ということ。
そういう部分まで、先行きに対する不安感の方が強くなってきているのが実情なんでしょうね。

こういうなかでは、やはり先行きに対するテーマの設定が一番大切なのでしょう。
それが単純なバラ色のものではなくとも、明確にして、自分の立ち位置を見定めていくことが、状況を乗り切っていくのに一番必要な「羅針盤」になるのではないでしょうか。

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社会的人口減少

2008年06月10日 06時23分57秒 | 状況・政治への発言


きのうの続きです。
って、どうもこういう話題はシリアスすぎるかなぁ(笑)。
でもまぁ、先行きのことを考えるのは冷静に判断しなければならない。

人口減少って、日本では縄文の末期に気候変動の結果としてあったそうです。
ただ、これはあくまでも推定のことなので、まぁあまり考慮しようがない。
それ以外では、江戸中期の冷害に襲われて不作が続いた時期。
これはオホーツク海高気圧が東北関東にかけての地域に
冷たい夏をもたらして、基幹産業である農業が壊滅的に被害を受けた時期ですね。
この頃には、天明の大飢饉など、すごい被害がもたらされている。
ただし、この時期でも、西南日本では人口増が見られていたと言うことで、
東北太平洋側北部地方のように一部では、人口半減近い減少というなかで、
全体としては、そう大きな人口減少ではなかった。
むしろ、人口減少と言うよりは、停滞期というようにも考えられます。
あとはもう一度、第2次世界大戦による「社会的減少」。

前2回はいずれにせよ、自然エネルギーのみに依存する社会構造のなかで
天候の変動が直撃した、という事態だったのですね。
こういう概括からすると、
これから到来する、といわれる人口減少は、
現在の少子化の傾向分析から導き出されている考え。
宋文州さんのように、日本人というDNAが人口を無意識的に「調整している」のであって、
構造的にそのような人口減少などは起こらないのではないか、
という意見を述べられる方もいます。
このあたりの論議がきちんとされる必要があるのですが、
経済とか、企業経営とか、長期的戦略立案など、
あるいは国家の政策基調の部分では、こういう悲観的(?)な分析を基本にして
そうなったとき、どういうようにやっていくか、
という考えになっていくのは当然といえる。

少子化、というのが根本的な問題なのですが、
なぜ少子化が進行しているのか、
それは避けられないことなのか、
どうも、よく理解できないと思えるのですね。
増えすぎてしまった人口が自然的に調節をしようとしているのでしょうか。
それとも、第2次世界大戦の結果、ショック的に人口減少した
日本民族が、そのDNA的危機感から人口急増をもたらし、
そのことの調整過程が現在である、というようにも考えられます。
一定の減少は進行するだろうが、
ある時期で減少スピードが停滞して、ゆるやかな人口数停滞がはじまると
考える方が自然ではないのでしょうか?
こういう問題になってくると、直感的な予測の部分になってきますね(笑)。
どうもこの問題、不安感ばかりが先行しすぎではあると思われます。
いかがでしょうか?

<写真は再び無関係です(笑)北海道の大規模漁家保存建築>

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人口減少社会

2008年06月09日 06時17分32秒 | こちら発行人です

歴史人口学という領域の本を読んでおりました。
鬼頭宏さんという方の書いた本で、上智大学経済学部教授ということです。
最近の少子高齢化社会を考える意味で、
歴史的に人口問題を考察する、というスタンスが着目されてきているわけですね。
歴史はいろいろなアプローチで研究が進んでいて
これまで資料が残っていない、という壁を克服するような
研究成果が上がってきています。
たぶん、この先生の研究領域のようなものが、
日本の未来研究・予測に多いに活用されて、
政策的にも、参考にされているのだろうなぁ、と推察されます。

4つの文明システムを経過してきて現代がある、とされます。
1 縄文システムから始まって
2 水稲農業化システム
3 経済社会化システム
4 工業化システム、というふうに進歩してきた。
その各段階の節目で大きな人口増があり、
またその末期に、人口停滞が発生してきた、ということ。
で、家族という概念も変化してきた。
現代の血縁直系家族による家族概念というものも、
3の段階での生産性向上の必然的結果として確立したそうです。
意識として、こうした家族概念は大きく人間の発想を規定しますが、
歴史的には相対的なものであるという考えなんですね。
貨幣経済が農業生産プロセスに変化を及ぼして
生産力の向上を志向させ、その結果、骨身を惜しまず労働する基本単位として
「直系家族」の結びつきの強さが、「自立的小作農」に至ったという。

現代は、そうした家族観が人間の主体的想念に残像として残り続け、
多くのひとが、そうした家族関係実現を、
都市のなかで「家を持つ」というかたちで「夢」見た。
逆に言えば、多くの農家の次男・三男層に都市に住む「工業勤労労働者」の道を目指させてきた。
そのために動員されたのが、持ち家住宅政策だった。
日本では驚異的な「新設住宅着工数」が長年、継続されてきた。
住宅金融公庫システムで、多くの一般国民が家を持つことが可能になった。
それを突き動かしてきたのは、「家を持ちたい、家族を持ちたい」という
前時代から続いてきた「歴史的」人間欲求だった・・・。
というように理解することができると思います。
まぁ、住宅に関係してわたしが解釈したと言うことで、
先生の書かれた内容はもっと幅広いものなのですが。

さて趨勢としては、人口減少は大きな流れではあるのですが、
2100年段階で、日本人口6700万人という将来予測通りになるとすると、
人類史上の大変化ということになります。
本当にそのようになるものかどうか、
みなさん、どうお考えでしょうか?

写真は鳥海山。人口予測グラフに似ていたもので(笑)・・・。

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ケプロンさんの経歴

2008年06月08日 09時31分08秒 | 歴史探訪

北海道の開拓期については、
北海道内の小学校でも触れられている(ハズ)ですが、
・・・って、いま坊主に確認したら、
「いや、そんなの習ってないよ」
という返事。
わたしが習った小学校低学年歴史教育のスタートは
「地域の歴史」のようなものでしたが、
そういうの、やっていないのでしょうか?

わたしたちのころには、いちばん初めの頃に
この人の名前が登場することになっていました。
北海道の開拓の基本計画を定めた人物として知られています。
大久保利通に連なる薩摩の本流政治家・黒田清隆が
初代の「北海道開拓使」次官(長官は宮様)になったとき、
北海道の開拓方針を諮問すべき人物として目を付けた人物。
当時、アメリカ合衆国の「農務局長」を務めていた。
明治維新政府にしてみれば、当時のアメリカを
ヨーロッパ移民による新開拓地として見ていたので、
当然、日本にとっての北海道をそうしたアナロジーで見ていたなかで、
基本的な開拓策として、北米の体験を輸入しようと考えたものと思えます。

司馬遼太郎さんの数少ない、北海道に関する記述が
「街道を行く」シリーズにあります。
わたしは司馬さんのファンなので、これまであんまり検証せずに
その記述を信用してしまっていたのですが、
どうも、司馬さんの認識違いかも知れない点を発見してしまったところ。
司馬さんの記述にはホーレス・ケプロンを「農務長官」と書いてあるのですが、
どうも、そうではなく、「農務局長」が正しいらしい。
わたしも何回か、講演などで司馬さんの記述に沿って発言したので、
ちょっと冷や汗、というところです。
当時のアメリカの政治・政府組織制度などを確認もしなければならない。
現在の常識で考えると、「農務局長」はいわば官僚機構のトップという響きであって、
大臣・長官という政治家ではないと、認識できる。
ただし、アメリカは現在でも政権が変わると、一気に実務組織トップも替わると言われる。
日本の常識とも違いがあるので、難しい。
というところで、やや袋小路に入ってしまいました。
さてさて、歴史に関する記述の確認って難作業ですね、ふ~。

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中学生は忙しい

2008年06月07日 06時21分03秒 | こちら発行人です

あこがれの(?)目の前の中学校生活が始まったわが息子。
校門まで歩いて1分という環境で、
毎日、元気に通っております。
中学校に入って、いちばん変わってきたのは、やはり「忙しい」こと。
小学校時代は特段、体育系のことはしていなかったし、
習い事のたぐい、塾などにも興味を示していなかったのです。
それが、中学校に行ってからは、自分から塾を希望し、
体育系クラブも活動しはじめています。
体育系は、ほんとうはマンガの影響でアメリカンフットボールをやりたい、
という無謀な希望を持って、同級生たちとひそかに
語らっていたようなのですが(笑)、
さすがに中学校の現実はきびしく、やむなくほかのクラブを選択しています。
っていうか、中学校の運動クラブですから、
「指導する」先生がいないとクラブは認められない。
なので、アメフトはちょっと無理でしょうね。
そういう事情があるものだから、第2志望のバスケットボールも
指導する先生がいなくなって、今年度の新入生募集はナシ。
っていうことで、第3志望にまで落として現在はテニスをやっております。
そうした流れだったので、あんまり身を入れずにやっているのかなと思ったら、
それはそれで、まぁ、がんばっているようです。
早朝からの「朝練」もあるし、夕方遅くまでの練習もある。
親にしてみると、その競技の腕前どうこうよりも、
その基礎体力養成のための基礎的な体力向上運動が喜ばしい。
一生懸命走ったりして、ヘトヘトになるまで体を鍛えている様がうれしいもの。
競技種目なんて、別になんでもいいんですよね。
要は、すこしは興味が持てて、続けられることが一番大切。
まだ、3ヶ月目ですが、見る見るからだががっしりしてきているのを感じます。
本人はどう思っているのか、
姉にバスケットの先生役ボランティア捜しを手伝ってもらったり、
運動系クラブにけっこうハマって、いろいろ考えてもいるようです。

で、そのほかに塾とかも複数行っている。
なので、まぁ、ごらんのような疲労ぶりの毎日です(笑)。
昨晩、ソファにいたら坊主が膝の上にのっかてきて、じゃれていたのですが、
いやはや、「ちょっと重いんだけど(汗)・・・」っていう次第。
骨格もがっしり、みっちり感がたっぷりで、
これは早晩、わたしを追い越すくらいに体格しっかりしてきそうです。
先日はわたしの高校生時代の写真をたまたま発見しまして
親子で「そっくりだなぁ(笑)・・・」と感嘆しておりましたが、
いかにも青春真っ盛りに突入する時期になってきて、
毎日、ハラハラドキドキ、波瀾万丈ストーリーですね。
さてさて、親の心臓は耐えきれるか(笑)、
いよいよ、耐久レース、こっちも始まりそうです。がんばらねば。

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平泉、世界遺産「延期」

2008年06月06日 07時15分40秒 | 歴史探訪

やや旧聞に属しますが、先日の新住協全国大会中に
残念ながら、岩手県の平泉の世界遺産登録が「延期」となったニューズが流れました。

<以下は、朝日新聞からの抜粋>
文化庁は平泉の価値を「浄土思想が核心を担った平泉文化の伝統は、宗教儀礼や伝承、文学作品などを通じて、今も日本人の精神構造に多大な影響を与えている」と主張してきたが、核となる浄土思想が十分に理解されない結果となった。
 「平泉と浄土思想との関連性の重要さ」や「平泉の景観が『人類の歴史上の重要な段階を物語る見本』であること」などについて「十分に証明しきれていない」などと指摘。地下遺構が大半を占め、「浄土思想」が現在、目にみえる形ではわかりにくいことも、不利に働いたとみられる。
 世界遺産委員会は7月2日からカナダ・ケベック市で開かれる予定。審議結果はイコモスの勧告に従う例が多く、近年は新規登録を抑制する傾向にもある。延期が決まると、推薦書の提出と現地調査を再び行うことになり、登録は最短で2010年となる。

という残念な結果ですね。
わたしは浄土思想云々よりも、
日本文化の多様性の方に重点を置いてアピールした方が良かったのではないかと
思われてなりません。
確かに日本中世を支配した「浄土思想」が中心的であることはそうなのだけれど、
平泉の魅力は、日本歴史のなかで、鎌倉幕府に先行する
「二重権力状況」、半独立的な権力とその文化性、ということではと思われます。
日本の歴史が秘めてきた「多様性」を表すことになると思うのです。
あきらかに多賀城の機構とはまったく別に
平泉は独立国家の計画的首府であったと思うのですね。
日本国家に対して、外交的に対処しているという意味では、
鎌倉幕府は、平泉を多いに参考にし、
それだけに、頼朝の平泉に対する恐怖は大きかっただろうと思われます。

そういう平泉を、日本国家が世界遺産申請するのですから、
海外のみなさんからは、ちょっとアピールが明確でない、と見なされたのかも知れません。
大変がっかりしたのですが、さて、石見銀山のように
逆転で申請受理されるかどうか、
まだ、望みを捨てずに見守っていきたいです。

<写真は毛通寺境内の建物>

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リフォーム活況

2008年06月05日 07時52分20秒 | 住宅取材&ウラ話



住宅リフォームの状況が良いようです。
この業種には、「建築確認申請」に該当するような「情報のダム」機能を果たすものがありません。
したがって従来から、専業事業者さんからの直接の聞き取りくらいしか
的確な顧客動向を確認するすべがありません。
なかなか、把握できないんですよね。
なんですが、聞いてみると最近、団塊の世代からの注文が増えてきているということ。
色々と考えていきたいと思っています。

なんですが、
一般のみなさんがリフォームの情報に接するのって、
一番身近なのが、チラシの情報でしょうね。
で、面白いボード告知が以前に行ったビッグサイトでの催事で見たので、
上に張っておきました。
リフォーム工事って、とにかく値段がわかりにくい、というのが
一番大きい問題なんですが、
そういう消費者心理をお知らせする告知ですね。
業界って言う形でクローズアップしにくいのは、この問題が大きい。
そのなかでは、某社の新築の半分くらい、っていう宣伝は効果的のよう。
一般的には、モノの値段を表記して、それがいくらで入れ替えられます、
というような告知が多い。
そのポイントに徹底的にこだわって、小口需要専門に特化するという業態もある。
まぁ、いろいろなんですが、
考えていかなければいけないポイントですね。
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怪我人だらけでも勝つぞ!

2008年06月04日 06時00分52秒 | 北海道日本ハムファイターズ

久しぶりに北海道日本ハムファイターズの試合ネタです。
札幌に来て間もない頃は、チーム成績も良くなくて、
ひたすらローカルチームの話題ということだったのですが、
最近はパリーグ2連覇したので、注目度が高くなっていますね。
ことしも監督が替わってもがんばっているわけですが、
こちらはこどもが中学校で体育クラブにも入ってがんばっているので、
なかなかドームに応援に行けません(泣)。
でもまぁ、CSの契約をしているので、楽しめております。

さてさて、みなさんご存知でしょうが、
わがチーム、ことしは打てない上に、怪我人が続出しています。
新人の多田野選手がキャンプ前に手首骨折したのを皮切りに
開幕早々、稲田選手・糸井などが次々にダウンしていき、
投げる方でも左腕の先発・武田勝骨折、守護神マイケルもリタイヤ。
そしてついにここにきて、不動の一番・森本選手、さらには貴重な打てる右打者
高橋選手まで、きわどいインサイド攻めの前に骨折。
まぁ、プロの野球なんで、
こういう危険はやむを得ないのですが、
それにしてもウチのチーム、ことしは本当に多い。
これでよく戦えているものだなぁ、というのが応援している実感なんですね。
そんなトドメとも言える高橋選手離脱後の最初の試合。
きのうはどんな試合、どんなメンバーに?
と思って見ていましたが、スコアボードのような展開で勝利。

こういう状況ですから、
1割台・2割しょぼしょぼ、というバッターの連続打線。
でもまぁ、しぶとさは格別です。
とにかく守りが良かった。
投手のグリン選手が、打つ方の非常事態を受け止めて
今期最高のピッチング。
精神状況もコントロールして、ていねいに低めをつく投球。
8回2死まで、ノーヒットという完璧なものでした。
9回には疲れて2本ホームランを打たれちゃいましたけど、
中継ぎ投手も休ませられて、仕事をきっちりこなしました。
この投手の頑張りを、再三のファインプレーでバックが盛り立てる。
打つ方も、1番の代役・村田君の、とにかくゴロを打とうというバッティングが示すように
それぞれの持ち場で全力を尽くしている感じが伝わってきました。
幸いにしてこうした投打がかみ合って、みごとな勝利。
大きな一勝だと思います。
とにかく、いまいるひとでがんばるしかない。
梨田監督が前日の会見で「ペナントレースはリタイヤできない」と言っていた
まさに非常事態のチーム状況のなか、
全員一丸の姿勢は保てているようです。
本当に苦しい状況で、阪神ファンのコミュニティでも同情されているくらいですが、
なんとか食らいついていって欲しいものだと思います。
がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!
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Powerpointのコピペ

2008年06月03日 06時11分01秒 | Mac.PC&DTP

さて、久しぶりにパソコンネタ。
わが社ではいまは、次号編集作業も真っ盛りです。
本日下阪に向けて、スタッフ一同大わらわといったところ。
同時にサミット関連の動きも、雑誌でも特集していますが
イベントその他、いろいろに進行しています。
で、わたくしも作業、最近Powerpointを使っての作業が増えております。
Powerpointは、まぁ、よく使ってはいるのですが、
みなさんご同様と拝察しますが、
その使用法なんて、ソフトの機能のウチ、1~2%くらいしか使えていないのが一般的。
わたしも必要に迫られて講演などの資料に使うために
本当に基本的機能だけ、適当に動かしながら使っておりました。
しかし、最近は、Powerpoint使いの大先達に教えを請いに行ったり、
努力しているつもりではあります(汗)。
で、ようやく、動かしてみて「え、こんなこともできるの?」という
毎日が発見の連続、新鮮な驚きの連続体験であります。
やはり、ポイントになるアドバイス、というのが効いてきますね。
「猿でもわかる」シリーズとか、ソフトの使用解説書って、
なかなか難しいジャンルだなぁと思わせられます。
やっぱりソフトは、使いながら覚えるしかない。
「こういうことしたいけれど、どうするんだろ? こういうのどうかな、
あ、お、やった、できた」みたいなものです。
なんですが、きのうはテキストのコピーペーストで、しばし、格闘(笑)。
って、なんともやりきれない次第なんですが、
あるDTPソフトからテキストデータを抜き取って
いったんテキスト系のソフトに張り付けていって、
そこから、Powerpointにコピーペーストしていこうとしたのです。
テキストデータが大量だったので、編集しながら、加除するので、
どうしてもいったん、テキスト系のソフトを介したのです。
でも、そこからデータをコピーして
Powerpointにペーストしようとしても、うんともすんとも言わない。

「おい、こんなところで・・・」という事態ですね。
Powerpointに詳しいスタッフも外出していて聞けない。
で、やむなく自力更生を志して、メニューを適当にいじり回すこと数十分。
「編集メニュー」に「形式を指定してペースト」というメニュー項目発見。
で、試みると、あら不思議、オッけーでした。
(で、作業を再開したら、こんどはトリ頭でメニューの場所を忘れている(笑)・・・)
テキストのデータ形式に問題というか、
互換性が担保されていない形式だったのですね。
エディタ系のソフトも進化していて、
最近のファイル形式は、.rtf という形式で、写真画像なども張り付けられて
ほとんどワープロソフトがいらないくらい大変便利なんですけれど、
そのデータ形式にPowerpointが対応してくれていなかったのです。
ということで、テキストデータを再度、.txt形式に再変換して別名保存。
めでたく、作業進行に復帰することができた次第。
って、ブログネタとしては、一般的に情報価値のない話題で恐縮です(笑)。
そのうち、Powerpointの本でも出版しようかなぁ(笑)。
というような妄想に包まれている幸せ感じ上手であります(笑)。 ではでは。

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「地方経済」の危機

2008年06月02日 06時28分24秒 | 状況・政治への発言


<以下、きのうの北海道新聞より抜粋>
道内主要企業の7割が経常減益 2、3月期 原油高など直撃(06/01 07:55)
 北海道新聞社の集計によると、七割に当たる二十八社が経常減益(赤字転落、赤字拡大を含む)となった。原油高や原材料高で費用がかさんだのが主因。好調な輸出を背景に三月期決算で六年連続増益を達成した東証一部上場企業全体と比べて、業績悪化が目立つ。主要四十社の経常利益(黒字と赤字を通算)は千三百九十四億五千八百万円で、前期比27・6%減。東証一部上場企業千二百二十九社の三月期決算の経常利益は同4・7%増だった。道内四十社の純利益は同20・8%減(東証一部上場企業全体では10・7%増)、売上高は同2・6%増(同7・0%増)だった。

まぁ、なんともすごい状況になってきていますね。
主要な地場企業、軒並み赤字転落とか、利益縮小になってきています。
一時期、「勝ち組」とか言われてきた企業でも
エネルギーコスト・原材料価格の高騰という未曾有の事態のなかで、
進行する消費の落ち込みのなか、価格転嫁できず、
企業業績が大きく落ち込んできているという状況です。
東証一部上場企業との乖離が大きくなってきているとも伝えています。
地方経済は、国の無策の結果、立ちゆかなくなってくるのでしょうか?
同じ誌面では、もと大蔵省の榊原さんが
グローバルな石油価格上昇・食料原材料価格上昇の要因として
サブプライム問題以降の過剰流動性・投機資金のこの分野への過剰流入が指摘されています。
日本が国策としてきた原材料への付加価値戦略が、
このような「投機」の動きによって、破綻寸前の状況になってきたと告げています。
高付加価値な工業製品・サービスなどの「価値」が相対的に低下し、
投機資金の流入で、原材料自体が投機の対象にされてきている。
しかも、こうした変化のなかで、
アメリカの政策能力は破綻を続けており、
同時に日本は、伝統的な工業立国路線から新事態への対応ができていない、
というように指摘されていると思います。
一部の大手企業は、まだ対応がギリギリ可能なのでしょうが、
地方経済に立脚している企業は、この事態に対応が追いつけていない。
原材料が投機によって不安定な状況では、
それを使って加工組み立てするタイプの産業では厳しい。
大手ではまだ、活発な海外市場で活路があり得るけれど、
地域密着タイプの企業には、展望が見いだしにくい状況になっている。

静かに、大規模に進行している危機って、
案外、そのなかにいると、気付かないことが多い。
ちょうど、台風の真ん中にいると静かなようなもの。
石油価格の上昇・資源価格の上昇は、
どうも、のっぴきならない局面にまで来ているという感じが強まってきました。
一番の危機は、政府や政治家、省庁に打開への動きがみられないこと。
資本主義経済世界を共有する人口が急拡大して、
その大部分が、資源加工型経済構造~日本がこれまでやってきたこと~に
一斉に参入してきて、その相対価値が下がり続けてきている。

さて、暗中模索の経済状況が続くのでしょうね。
国の基本戦略が明示的に論議もされないなか、
企業としては、自分たちの方向性を見いだしていかなければなりません。
別に北海道だけの問題ではなく、地方経済ってもの、
いよいよ、正念場と思ってかかる必要があります。
<写真は無関係です>

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