三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

自転車購入とTSマーク

2011年03月23日 06時12分00秒 | Weblog






息子の入学する高校では、自転車通学が認められています。
通学の距離はインターネットで調べてみたら、ジャスト8km。
バスの定期を調べたら、8600円以上と高額。
これって、片道200円で往復400円、月に月~土で通って25日程度と考えると
それでようやく10,000円ですから、
10,000円で、1500円分の割増しサービスのある「バスカード」購入と比較しても
そうは違いがない。
通学定期というの、こんなに割高だったかなぁと
びっくりさせられました。

まぁそんなことから、息子は自転車通学を希望することになった次第。
とはいっても、雪が降る季節は無理だし、
その時期にはバス通学にはなります。
4月15日からは自転車が使えると言うことで
まぁいいだろうと言うことにいたしました。
ただし、高校の入学説明資料では「TSマーク付き」自転車にしてください、とある。
現在使っていた自転車は老朽化もしているし、
そういうマークもついていないので、新規購入することに。
で、近くの量販店◎ーマックに向かいまして、
大量に販売展示されている中から、適当なのを選んで
店員さんに、お願いいたしました。
実直そうな店員さん、やや緊張気味でTSマークのことを
あれこれ、あちこち、連絡している様子。
で、ようやく15分くらい経過してから、やや焦り気味の表情で
「ウチではマークを発行できない、ウチの店舗で出来るのは
ここから40km離れている岩見沢店だけなんです・・・」
と、申し訳なさそうに話すではありませんか。(それも聞き取れないほどの小声)
「え、なにそれ、岩見沢って、あんた、(絶句)」
実は、2日前にこの店でTSマークのことも確認していたのですが・・・。
「えぇ、そうなんです」
「・・・、そうですか、間違いはないのですね」
と再度聞き返しましたが、間違いはないそうです。あの下調べはなんだったのか。
で、やむなく、別の自転車店を探すことに。
この時点で、ある推測は湧いて参りましたね。
「はは~ん、これは、官僚組織と町場の自転車販売店業界の結託によるものか」
っていうような、ひとを疑って掛かるような発想。
子どもの前なので、そういう言葉は不用意には言えないけれど・・・。
で、近くの自転車販売店に行ってみたら、そこは定休日。
やむなく、息子が知っていた塾の近くの販売店に行ってみることに。
そこは、量販店とは違って、自転車の展示数も少なく、
値段も高めだろうかなぁ、という印象です。
入ってみたら、これも口べたで実直そうな高齢の店主さん。
「あのぉ、TSマーク付きの自転車が欲しいのですが、どうなんでしょうか」
「・・・・・・、あ、あるよ。あれはね、ちょっと説明が難しいんだけど・・・」
と、TSマークについて説明をはじめそうだったので、
まぁおおむねは想像できるし、このお父さんの話を聞いていたら、
相当の時間を覚悟しなければならないと思われたので、丁重に辞退して、
「あぁ、そうですか、で、量販店から来たんだけれど、値段はぐっと高くなるの?」
「・・・ああいう店で売っているのとは違うから、・・・」
「あんまり品揃えもないみたいだけれど、2万円程度のものはありますか」
「・・・あぁ、あるよ」
っていうような展開。なんでも、もうすぐ息子が別にやっている店に
統合させて、かれは引退するのだそうで、それで品揃えも縮小させているそうです。
で、わが息子に自転車を見せて、乗せてみたら、
「いいよ、俺、これで」
という、まぁ乗れりゃぁ、なんでもこだわりはない、という判断。
親からすると、実直そうなオヤジさんでもあり、値段も量販店と変わらないのであれば
問題はない、ということで購入。
ただし現金をそれほど持ち合わせていなかったので、
「おじさん、カードでもいいかなぁ?」
って聞いてみたのですが、聞いてすぐに申し訳なくなって
「ちょっと銀行で現金おろしてくるから」と行ってきました。
自転車の目利きや、整備については長年の経験がありそうですが、
カードの処理やらは、どうにも手間が掛かりそうだったのですね(笑)。
しかし、そういう店主さんにさらに苦労をかけるように
このTSマークの伝票処理、マーク発行が手間が掛かる。
かれにしてみたら、自転車1台売るのに手間の掛かること、掛かること・・・。
こっちは、やや諦めから時間がかかるのに覚悟は決めたので
微笑みを持って接しておりました(笑)。
整備の済んだ自転車に息子を乗らせて先に帰らせたのですが、
オヤジさん、ていねいにブレーキの掛け方とか、
扱い方を教えてくれておりました。ありがたいです。
で、その後、オヤジさんの手際のいい(笑)、事務仕事に付き合って
ようやく、自転車購入完了であります。

制度としては、TSマークというのはたいへんいい。
以下の損害保険や損害賠償保険に加入したこととなり、
大変有用な制度です。
入院加療15日以上で1万円
死亡または重度障害(1~4級)で30万円
死亡または重度障害(1~7級)で限度額1,000万円
というもので、これが500円で加入できた。
で、年に1回、整備資格者に点検してもらって1000円を払えば継続できる。
って言う次第。
悪くはないけれど、消費者にはややわかりにくさがありますね。
で、わたしの直感は半分は当たっていたけれど、
たいへんいい制度だと言うことで、直感の半分は思い過ごしと、反省しました。
コメント
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