三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

江戸の残影・人形町

2011年10月21日 07時05分19秒 | Weblog





東京に来ると、いろいろな街を巡るようになってきました。
っていっても、ホテルを替えて、新しい街を体感する
というようなことなんですが、
年齢とともに、古い街並みのくだけた空気感が無性に欲しくなってくる。
きのうは日本橋界隈でお昼を食べたりしたのですが、
写真は宿泊した人形町の界隈。
まぁなんでもない飲食店舗が軒を接しているのですが、
なかなかにキッチュで、なに情緒なのかわからない、けれど、
なんとなく懐かしさがこみ上げてくる街並みであります。
こういう「街並み感」って、都市計画の専門家たちには絶対に見えてこない世界。
しかし人間の情感の世界ではかけがえがない、なにかを訴求してくる。
メインストリートではない、セカンドストリート的な場所では
江戸なのか、戦前までの東京なのか、
なにか、人間の暮らしか、欲求の残滓のようなものが立ち上ってくる。

いま、東北では「復興計画」が
各地域、市町村レベルでまとめあげられつつあります。
しかし、その計画の「受注」はほとんど東京のシンクタンクが
独占的に受注してしまっているようです。
全国マスメディアというのは、なぜこういう事態について
論陣を張らないのだろうか。
地方出身の小沢一郎に対しては、
またかつてでいえば、田中角栄のような存在に対しては
執拗に根拠の薄い追及を行ってくるのに、
一方で、東大教授のような存在を錦の御旗にした中央の専制支配には
絶対に問題追及をしない。
おっと、また脱線しそうであります(笑)。
言いたいのは、中央の「都市計画」って、こういう人間の生業とか
空気感のようなものには、まったく鈍感であるということ。

本当は、中央的な「都市計画」は
地方には似合わないし、そしてそのような都市計画の結果は
より中央集約的な方向にしか機能しなくて
地方の独自な文化をたぶん、相当に破壊し尽くすだろうと言うこと。
リアス式の海岸地帯では、高台移転について
国費支出による道が開かれていくようですが、
その高台には、その地域の独自文化がほんとうに造形できるのか、
息の長い、中央と地方の戦いが継続していくと思われます。
でも、こういう東京の真ん中でも、
結局は、人間生活の句読点を刺激するような
界隈性が、絶対に不可欠だと思うので、
紆余曲折はあっても、たくましく生き残っていくものがあると
信じています。
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福島~東京~つくば

2011年10月20日 06時56分31秒 | Weblog





きのうは福島のホテルを朝ゆっくり出て
新幹線で東京へ移動。
ホテルに荷物を預けてから、少し時間があったので
秋葉原ヨドバシカメラにてiPhoneのカバーと
やはり必要に思われたストラップの装着を行いました。
わたしのようなあわて者の場合、
やはり落っことしてしまう確率は高そうだと、
移動しながら、認識が高まりました次第であります。
移動中って、多くのものを管理しながら、というケースが多い。
お財布から始まって、手荷物・書類などがあるわけですね。
その上に、このiPhoneや、PocketWiFiが加わったのですから、
やはりケータイ電話であるiPhoneには、首からストラップに
なっていただくしか、方法はないと思い至ったのです。
で、その後、秋葉原駅から初めて
「つくばエクスプレス」で、最終駅の「つくば」まで乗車。
わたしが東京に住んでいた40年~32年以上前には
こういう土地はまだ、地図に存在しなかったのではないかと思います。
って、まったく、記憶していない、ということです。
もちろん、こういうつくばエクスプレスという路線もなかった。
「快速」で、45分ということなのですが、
その電車の速度にもちょっと驚き。
あとで訪問先の筑波大学・安藤邦博先生に聞いたら
東京都心から60kmという距離なのだそうですが、
なにか、印象的には100kmくらいの感じを持ちました。
とにかく、すごいスピードと思いました。
この春に、同じつくばの建築研究所も訪れたのですが、
そのときはレンタカーで行ったので、まったく印象は違います。
広大なキャンパス環境もあって、土地の印象は北海道に近いような
そういった感覚を持ちます。
駅からはバスに乗車。路線バスというのにはあまり乗らないので
お金を払う段になって、行きも帰りも間違えまして
運転手さんにご迷惑をおかけいたしました。
先に「両替」してからちょうどの金額をボックスに入れる、
というようなシステムになっているのですね。
申し訳ありませんでした。
ちょっと早めに着いたので、学内をちょっと見学。
東京都内よりも気温、2~3度くらい低いのではないでしょうか。
秋の夕暮れ、というたたずまいが感じられました。
先生とお話しして、いろいろな発見をいたしました。
先生は、わたしたち北海道の高断熱高気密研究の第1人者、
鎌田紀彦先生とは、東大の研究生時代の同僚だったのだそうです。
研究開発の方向性としては異にする部分が多いということですが、
個人的には親しい関係とお聞きしました。

その後、帰り道、
時間を計算しながらつくばエクスプレス駅まで戻り、
秋葉原まで帰って参りました。
やはり移動距離の分、人間は疲労するのだ、という感覚があって
どっぷりと疲労感覚に襲われまして、
さきほどまで、気絶したように爆睡しておりました。
たぶん、移動距離合計は450km位はありましたね。
さてさて、本日は1日都内で多くの打合せなどの予定です。
ではでは。

<写真は、宿泊先、人形町周辺の下町の料理屋さん街にて>
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福島県について

2011年10月19日 06時50分06秒 | Weblog





きのうは、朝7:30に家を出て、いったん千歳から羽田に向かって
9:30出発から11:15羽田着。
そこから大急ぎで東京駅から新幹線に乗って福島へ。
12:08出発で13:46着という移動でした。
都合、おおむね6時間という時間距離。
福島での講演が終わったあとは、つくばと東京で要件があり、
東京の往復の方が合理的ということです。
移動時間も、ずっとパソコンとにらめっこしながら、
パワーポイントデータに手を加えておりました。
飛行機の中でずっと作業していたので、
パソコンのバッテリーが残量厳しくなり、
やむなく3000円の追加料金で、東京ー福島間はグリーン車利用。
座席に電源があるのですね。
そのお陰で、移動時間も有効に利用できて
作業時間として確保できまして、
まぁなんとか、最終滑り込みでデータ作成は間に合ったというところ。
講演後、多くのみなさんと情報交換も出来まして、
大変有意義に過ごさせていただきました。

なんですが、
福島の方から、「福島に来るということに危険の感覚はないですか?」
と、逆に聞かれまして、
ちょっとやるせない思いが致しました。
まぁわたし自分自身は、まったくそういう感覚はないのですが、
国民の多くの中に、残念ながらそういった感覚はあるのでしょうね。
やむを得ないと思う一方、
福島のみなさんのことを考えると、なんとも悲しい。
たしかに放射線被曝というような可能性自体はあるのでしょう。
しかし、そういうなかで福島のみなさんは生きている。
ことしは、福島産のももが値段、ずいぶん安く購入できて
わたしはずいぶんいただきました。
本当に、え、なぜ?というくらいに安かった。
もちろん、そのわけは明白ですが、
そこに暮らしているみなさんには、生業というものであるわけです。
危険性があるから、遠ざける、というようには
わたしはやっぱり出来ない。したくない。
そんな思いをしながら、お話を聞いておりました。
福島県のお米について、安全であると、知事さんが宣言したということですが
一方で、市場流通ではなかなか理解されないという。

大変デリケートな問題は含むのですが、
しかし、モンスター化しているような福島忌避感情のようなものは
どうしても許せないなと思ってしまいます。
花火の類まで危険性があるといって拒否させる「市民」って、
「自分さえ安全であればいい」モンスターそのものではないか。
住宅の事業者さんたちからも、
子育て世代が避難している現状で、事業が厳しい、という声を聞きます。
しかし、そういうなかで
「明けない夜もない」という言葉も聞きました。
本当にその通りで、少なくともわたしたち年代の日本人は
この福島の危機に、ある意味で、連帯すべき義務もあるのではないかと
そんな思いでおりました。
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本日は福島県福島市で講演

2011年10月18日 06時09分51秒 | Weblog





住宅雑誌を東北でも発行しているので、
そのような関係業界から、たびたび講演のお呼びが掛かります。
いろいろなみなさんとお知り合いになる機会ですので、
できるだけお引き受けしております。
このブログのまんまに、「性能とデザイン~いい家大研究」が
テーマで、そのたびに若干の色合いを変えて
プレゼンデータを作成いたします。
ことしはあと、3回の予定がありまして
その都度、新しいテーマ性も持たせながら構成しております。
今回は特に、「東北の住まい再生」というフリーマガジンを被災3県を
中心に配布していて、またご好評につき、ふたたび11月下旬に
第2号も発行する予定です。
そんなご縁から、依頼されたもの。
しかし、やはり震災後の状況をさまざまに反映させて
最新のニュースも盛り込みたいと考えると
まとめがついつい時間が掛かってしまう。

本日、これから出掛けるのですが、
ようやく昨晩からの追い込み作業でなんとか形になったという
まさに滑り込みでの作業でございました。
あんまり推敲はできていないのでやや不安ではありますが、
飛行機や新幹線での移動中に、続行していきたいと考えております。
しかし、体力的にはきびしいですね(笑)。
寝る時間はやはり最低でも3時間とかは確保して
爆睡してしまいます。
ほぼ気絶に近いのですが、若いときには
けっこう徹夜にも耐えていたと記憶していますが、
まぁ、無理はもう出来ませんね。
やや眠いわけですが、移動中にも少し、睡眠が取れるのではないかと
期待しながら、行ってきたいと思います。
ではでは。
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iPhone_4Sの使い心地

2011年10月17日 07時01分53秒 | Weblog






auが決断してくれて
わたしもようやくiPhoneを使えることになったわけですが、
とりあえずの「アドレス帳」問題は、
わたしのMacのデータメンテナンス作業を促進してくれまして、
ちょっとした時間を見つけては、「アドレスブック」を書き換えております。
アップルはどうも「赤外線通信」を技術としてきらいなようで、
いまのところ、MacとiPhoneの同期は、USB経由で
Macで編集したデータをiPhoneに送っています。

どうしてこういった作業がいやいやでなくなってきたか?
それがiPhoneの製品レベルだということでしょう。
多くのひとに、使ってみたいと思わせる、というのは
製造業の究極的な目標でしょうが、この製品にはそれがある。
まぁいってみれば、電話が完全にコンピュータになったということでしょう。
それもアップルのコンピュータが持っている「使いやすさ」を伴っている。
わたしは指は細い方ですが、この端末への入力には
まだ慣れが不足しています(笑)。
でもそんなことは、このレスポンスの良さ、使い勝手の良さの前では
あんまり気になる問題とは言えない。
ようするに人間の、使ってみたい心理を刺激して
よし、それに慣れてやろうと思わせるパワーが感じられる。
レスポンスの良さは、やはりチップの性能向上に依るところだという。
低消費電力で強力なパワーを持ったチップ。
チップメーカーでないアップルで、全従業員の5%がチップ開発に
取り組んでいるそうです。
たぶん、PC用のチップを開発してきたインテルなどの
チップメーカーでは、ポストPCの時代には
開発方向が合わなくなってきているのか、と思わせる動きです。
そして回転駆動による熱の発生問題から逃れられないHDも
アップルからは嫌われてきているようです。
このような動きを見ていると、
AppleConputerという社名から、Appleというように社名を変更した
そういう方向性が見えてきますね。

ともあれ、iPhoneによって
電話は完全にコンピュータになった。
移動中も、ネットワークへの接続に支障がなくなって
そういうふうに社会が変わっていって、
その先に、どんな需要や欲求が新たに発生していくのか
スティーブジョブスさんの死後ですが、
ロードマップは明確になっているそうなので、
今後も、社会を革新するような製品が出てくる可能性が高いですね。
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iPhone移行完了、なのかどうか?

2011年10月16日 14時32分51秒 | Weblog






きのうは一日、机に向かっての事務作業。
パワーポイントでのプレゼンデータの作成、それと記事執筆が平行。
さらに台割りの検討その他、編集の下作業もどっさり。
というなか、iPhoneがお店に到着したということで、
そのために旧auケータイからのデータ移管に取り組んだ次第。
机には、そういうお陰でほぼ12時間以上向かっていた感じです。

仕事の方はともかく、
みなさんにも関係あるのはiPhone4Sですね。
auからのアドレス帳の移管は自己責任でお願いします、
というアナウンスで、急遽、au oneサービスというものに加入することになります。
そうしておいて、いったんauの保管場所にデータを上げて、
機種変更してiPhone端末から、データをダウンロードすればいい、
っていうことなのですが、
わたしの場合、この最初の会員サービス登録からしてトラブル。
会社契約なのですが、最初に設定している「パスワード」が必須のようなんですね。
パスワードって、みなさんどうやって管理されているか、
わたしは、まずそういうの、ダメなんですね。
で、3回違うパスワードを入力するとロックがかかって
その日のうちには操作ができなくなるのだそうです。
「下準備」のつもりが、簡単に泥沼に嵌っていく。
で、auショップでデータのクラウド上でのバックアップを確認したのですが、
au側で用意したと思われる移行アシスタントのようなソフトを
起動させるのだけれど、実際に始めると、途中でフリーズというか、中断。
会員登録なんとかは、社内での情報を確認して入力したので
それは良かったハズなんですが、どうもロックがかかっていたので、
見かけ上、うまくいったように見えていただけで、どうも実際には
保管されていない、アップロードがうまくいっていないようです。
機種の交換って、こういう難しさがある。
で、やむなく、データをSIMカードからデータカードに
コピーしてもらっておいたのですが、そちらを使ってMacに持ってきたら、
.vcfという記述言語のデータをテキストエディターで見ることができた。
それを、開いてみたら、どうもまちがいなく、アドレス帳のデータ。

で、それならついでにと、
iTunesで、Macのアドレス帳データと同期させて、
その差分を確認しようと考えました。
この作戦、大成功で、
そもそもMacのアドレス帳のデータ自体がいい加減にほったらかしていたので、
ちょうどいい機会ということで、Mac上でデータの整理整頓をしながら、
都度、iPhoneとMacを同期させ続ける作業をしておりました。
こういうデータメンテナンス、まぁ面倒ですが、
ちょうど夜なべ仕事に勢いを付けるにはまぁ打って付け(笑)。
細かい作業なんですが、悪くはないですね。

ということで、アシスタントソフトのお世話にはならずに
なんとなく自力っぽく、移行できたようであります。
電話は、電話帳から呼び出して掛けられ、
メールは、これまでとは違って、Macのほうのメールも一元的に全部来る。
なので、メールがリアルタイムになってくるので
これはいいかもしれませんね。
メール機能だけが、Macからこっちに来ただけでも価値はありそう。
入力は、Macほどはやりやすくはないけれど、
慣れれば、っていう感じでしょうか。ケータイメールよりも
管理しやすい点で、上手と思います。

さて、そういうドタバタを経ながら、
本日も、引き続き、原稿とデータと、格闘であります。
がんばるぞ、っと。
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なぜか地下鉄琴似駅・JAZZ

2011年10月15日 07時22分45秒 | Weblog




わたしの家や事務所の最寄り駅は札幌地下鉄の「琴似」という駅です。
徒歩で約15分程度の距離。
札幌市内では、ターミナル駅でもあり、そこそこの繁華街。
札幌市中心部からの地下鉄利用者がバスに乗り継ぐので、
そういった時間帯は、かなり流動人口は増えます。
商業施設の集積もあって、ダイエーがあったり、以前は
紀伊國屋書店も出店していました。
もともとは札幌市ではなく、琴似村という集落だったのですが、
札幌市の広域化によって、市西部における
副都心的な機能を持ってきた街です。現在は札幌市の西区役所もあります。
歴史的には、先住民の遺跡などの保存箇所は耳にしません。
そういうのは一番近くて、約5kmくらいの北大の構内にあります。
明治期以降では、屯田兵屋が集中的に建てられた地域で
現在に続くような街割りの基本がその当時に開かれています。
いまはそこそこの都市機能が充足してきていますが、
そうはいっても、歴史時間は高々、40年程度でしょうか。
地下鉄の開業から本格的に市街化してきた、といえる街。
わたしは一貫してこの周辺での暮らしが長い。
高校時代に、この街の東側1.5kmくらいのところに移転してきて
東京暮らしの時代の空白を経てふたたびその周辺に居住し、
その後、この街から見てやや南西側に住宅を建て、
事務所を建てて、という推移をたどっています。
人生のなかで、35年以上この街と関わって暮らしています。
(って、自分でも計算してみてびっくり)

前置きが長い・・・(笑)、そういう街なんですが、
本当にブルースの要素がまったく感じられない(笑)。
そもそも北海道は人々の暮らしようの集積が全然少ないし、
生活感の共同性も薄いありようなので、地域に通底するような
リズム感とか、メロディ、ハーモニーがどうにも想定できない。
そういう音楽の基本的な要素をあえて探すとすれば、
やはり都会的な、都市的な音の要素としての
クルマの音、地下鉄の音(って、音が少ないことで有名なんですが)程度。
街の音的な要素自体が少ないのですね。そんななか、
きのうたまたま、地下鉄駅のコンコースでJAZZをやると知って
おいおい、ということで聴いて参りました。
2人の掛け合いでの音楽会であります。
曲はどれもわかりやすいスタンダードでしたが、
なかなかにマグリットの絵画のような、偶然の出会い感があって
スウィングの予感のようなものがありました。
このような生成過程の街で、どういった音楽的創造があり得るのか、
「あ、これはちょっと考えてみたいなぁ」と思った次第。
確かに、この街ではひとびとはすれ違うことくらいしか、「関係性」が
いまのところないのだけれど、
こういう音楽を聴かせてもらうと、お隣にどんなひとがいるのか、
どんな表情で聴いているのか、面白く感じてくる。
こういう街で、固有のスウィングするリズム・メロディ・ハーモニーが
生まれるのかどうか、試してみたくなる。
そのジャンルがJAZZなのかどうかは、よくわかりません。
でも友人関係で音楽といえば、そういえばJAZZが最大公約数。
さっぽろって、民謡ではないだろうし、
流行歌はそれなりにブルースがあったとはいえ、
それは北国の旅情に近いものであって、地生えの生活感情とはいえない。
北国であって日本民族的であって、現代的といえば、
案外、JAZZは嵌りうるのかも知れない。
そんな妄想に浸りながら、少しカラダが微振動しておりました(笑)。
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Jobsさん追悼

2011年10月14日 05時46分27秒 | Weblog




アップルのコンピュータを使い始めてから、
というよりも、わたしは
初めて触れたコンピュータがアップル製だったので、
必然的に、コンピュータ文化をアップルから教えてもらった。
わたしが始めたのは確か、1998年だったのではないかと
記憶していますが、どうも定かではない。
仕事が出版系なので、DTPといわれる作業のデジタル化の
先導役がアップルの企業文化生態系だったことからつきあい始めた。

どうして出版や印刷といった社会構成の中の文化系サークルで
アップル製品が優位性を保っていたのか、いるのか、
というのは、よくわからない。
はじめのきっかけはともかく、アップル製品の直感性が
「ものを作り出す」企業文化を持つサークルから支持されていた
という側面は抜けがたくあったように思います。
当時、数少ないエンタープライズ分野での強いアップル製品への
支持というのは、DTP分野だけだったと思います。
そこから始まって、わたし自身も
パフォーマといわれた製品からさわり始めて、
いまのMacBookProまで、何台使ってきたか、
そして管理してきたか、もうわかりませんね。
いま、わたしのまわりには、このほか、
iPod、iPad、そしてきょうには、iPhone4Sも届くかも知れません。

で、使い続けてきて
ときにはWindows製品も使うし、
特段、強くこだわりを持っているというわけではないけれど、
製品の洗練については、やはり大きな違いは感じ続けてきた。
やはり、制作総指揮というプロデュースの部分の
感受性の違いということを、意識させられ続けてきた。
わたしが最初に使い始めた頃のアップル製品は
その使い勝手の部分ではそういう部分はあったけれど、
マーケティング的には、普通のコンピュータメーカーという感じ。
スペック的なことが明示されてその比較検討を
ユーザーが価格と対比させながら、購入を検討するというもの。
まぁ、当たり前の常人のマーケティングだった。
それが、Jobsさんが復帰して以降、
まったく変わっていったと思う。
最初にやったキャンペーンが「Think Different」だった。
英語の文法的にはやや正確ではないそうだけれど、
あの時点でこういうキャンペーンを仕掛けるということには
分かる部分が大きかった。
そして起死回生的な製品ラインの整理統合、集約化とiMacの発売。
Windows製品の氾濫状況の中から、
そういう状況に対する、「世界を変える」戦いを実現してきた。
パソコンという領域の中でのMacの地位保全から始まって
OSをどんどん進化させていったことが大きかったと思う。
今日のAppleの成功のカギの最大のものはやはり、UNIXベースの
MacOS-Xへの成功的な移行、ということが非常に大きい。
Windowsが、市場はほぼ独占したけれど、
結局、コンピュータ業界の進化を先導できないという状況が明確になり、
そこをMacOS-Xの進化が完全に上回ったということなのだろうと思う。
で、市場をパソコン以外の領域に拡大させて
そういう新たに開かれた市場で、競争を仕掛けていって
Windowsを追い抜いていった。
iPodとか、iPhoneといった、非パソコン的な製品分野で、
マイクロソフトのモタモタを尻目に完全に独走していった。
そして、昨年だったか、株式時価総額でマイクロソフトを抜き、
いまは、Appleは米国最大の時価総額の企業になったそうだ。
キャッシュの保有残高がアメリカ国家を上回っているとまで報道されている。
まぁ、経営者としてはものすごい男ですね。

きょう、そのかれの最後の置き土産のような
iPhone4Sが手元に、来るのかどうか(笑)、
通話品質はどうなのか、やや不安ではあるのですが、
こうしたいろいろのことを思いながら、手に触れてみたいと思っています。
合掌。
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わが家スタイル日ハム応援

2011年10月13日 06時50分54秒 | Weblog






きのうは8時過ぎに帰宅しましたが、
そういえば、ということでテレビにて日ハム観戦。
やがて家人が、といってもカミさんと坊主の総勢3人。
ちょうど見始めたところ、1アウト満塁の局面の攻撃。
それがなんと、ダブルプレーで一瞬にして好機を逸してしまった・・・。
っていうようなイライラの募る展開。
仕事で疲れているのがもう一歩、疲れとストレスの溜まる展開。
あぁ、まだやらなきゃならない仕事があるなぁ・・・、
いい加減、観戦も続けられないなぁ、
と思っていたら、延長10回裏の守りで、
ストッパーの武田久が1人目の打者にヒットを打たれる。
それをレフト守備の中田くんが残念ながら後逸。
で、ノーアウト2塁という相手チームの絶好機が到来。
むむむ、まぁ、しょがない、これは潮時と観念して
仕事の続きをしなければと、居間を後にして書斎へ。
と思ったら、坊主が
「え~、ここで逃げるのはファンとして男らしくない」
っていう至極、まことにその通りの指摘。
まぁ、しかし、「父ちゃん、仕事も残っているのだよ」と
言い残して、仕事に掛かっておりました。
残念な負け方を見せつけられると、精神的によろしくないので
その後の仕事に影響してしまう、その防御的な意味もあったのですね。
でもまぁ、やはり気にはなる。
と、悶々としていたら、カミさんが書斎に来てガラス越しに
なにやら、外からブロックサイン的な笑いの表情を浮かべている。
「え、負けたの?」
「ブルブル(否定アクション)」
「勝ったの」
「ブルブル(否定アクション)」
っていう、早く言えよ状態。
「引き分けたんだって、
2位でクライマックスシリーズ出場決定なんだって」
ということなんだそうであります。
で、仕事しつつ、坊主に言われたとおり、
若干の自責の念も感じておりましたが、
まぁよかったよかった、という次第。

ことしはわがチーム、快進撃を見せてくれていたのですが、
その後の8月以降の成績が、驚異的な負けっぷりで、
あわや、2位も危ない、という厳しい戦いになっていたのですね。
ファンとしては、まことに辛く苦しい展開。
思わず、やや遠くから眺める、という心境でおりました、
正直に申し上げて。
しかし、そういった辛さもいっしょに受け止めて闘うのが本当のファンだ、
という坊主の考え方はまことに正しい。
そういうことで、深く反省している父ちゃんなのであります。
まぁしかし、本当に良かったよかった!
クライマックスシリーズも、がんばれ北海道日本ハムファイターズ!
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すこしづつ片付ける

2011年10月12日 06時38分50秒 | Weblog




連休が終わって、
いよいよ、たくさんの宿題がどっさりと山盛りであります。
やらねばならないことがたまりまくると、TO DOを書きます。
きのうは、緊急のもので9つほどあって、
やや、どうなるかなぁ、っていう心境。
で、その間にも、ちょこちょこと緊急案件が上がってくる。
夜には会合があって出掛けなければならない。
疲労が困憊状態で、夜、書斎に向かってもどうにもの睡魔。
まぁ、こういう状態、
覚悟を決めて、すこしづつ片付けるしかない。
友人たちからは、還暦がどうしたこうしたっていう話が
盛り上がりの材料になっていますが、
とてもそんな優雅な気分にはなれません。

さて、記録的な失速で辛い日々を過ごしてきた
わが北海道日本ハムファイターズですが、
きのうようやく、よたよたになりながらも、
クライマックスシリーズ出場を決めました。
やれやれ、っていったところであります。
一時期は、優勝を決めたソフトバンクとマッチレースの様相で、
毎年のことで、ソフトバンクは秋から調子を落とすので
涼しい北海道本拠地のわがチーム有利かと妄想していたのですが、
あにはからんや、急速な夏の激しい終わり方のように
一気呵成に落ち込んでしまった(泣)。

まぁでも、そこから相手の方もそう勢いがなく、
お付き合いしてくれたような感じで
仲良く五分五分みたいな状態に落ち着いてくれまして、
現在、3位のオリックスとのゲーム差は4.5。
あと1つ、勝てば2位確定なんだそうであります。
厳しい状況から、すこしづつ、ゆっくりと建て直しながら、
改善しつつある、といったところでしょうか。
一度、絶望的な気分も味わって、
そこからの捲土重来、うまくいきますかどうか?
でもことしに限っていえば、
ソフトバンクさんは強かったので、
率直に、このまま優勝でもいいように思ってもおります・・・が。
<リーグ優勝はソフトバンクに決まっているのですが、日本一決定の
日本シリーズ出場の権利はまだ、ないのですね。>
ということで、きょうも試合があるそうです。
頑張れ、斉藤佑樹くん。がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!

<写真は無関係です。まぁ、すこしづつ道が開いていくイメージ(笑)>
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