私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ニワゼキショウとバラ

2018-05-26 06:24:34 | 植物
2018年5月26日(土)

一昨日図書館へ。
芝生に一面ニワゼキショウが咲いていた。


明治時代に入ってきたらしい北米原産の外来種である。
花弁が1cmほどの小さなアヤメ科の植物だ。


花弁には紫色と白色があり、メンデルの法則に従うという。


ならば試してみようと昔、面白半分にやってみたことがあった。

自家受精なのか虫媒花なのか風媒花なのかもロクに調べもせず
数本の紫花のめしべに白花の花粉をこすりつけたりして・・・
生じたタネを蒔けば、次の年3:1か1:1になるはずだ・・・と

ずぼらな私は、種を集めることもせずそのまま放置。
次の年にはすっかり忘れてた。
どの紫花で試したのだろう・・・

やはりメンデルはとんでもなく偉大だ。

家にはいただいたバラが2輪咲いた。


たまに水をやる程度のほったらかし栽培である。
たぶん来年には枯れるな。

新品種を作るために、何十万株も私がやったようなことをして
病害虫に弱いもの、花の貧祖なものなどを葬って
ほんの数株が新品種として登録されると聞いた。

メダカや金魚なんかも似たような形で
エリートや新品種をつくってるんだろうなあ。

つくづく人のやることはすさまじい。

外来生物や品種改良種にほとんど興味のない私は
作成者が落ちこぼれやできそこないだからと
野原や川に捨てないでほしいと願うだけなのである。



スジエビ : 陸封型? 両側回遊型?  釣査162種目

2018-05-25 07:41:16 | 昆虫以外の節足動物
2018年5月25日(金)

抱卵したメスのスジエビである。

タナゴ釣りをする人には邪魔をする厄介者として有名だと思う。

5月21日の続き。
ゴム堰(ラバーダム)がはずされた小さな支流があまりに悲惨。
かなりの量の堆積物の放出の影響で石も埋まってるし・・・
やっとこさ釣ったシマヒレヨシノボリも石の上でひなたぼっこしとったヤツだし・・・

ええいっ! 暑いケド気分転換に別のとこへ行こ。

と、スッポンを釣ったタマリへ。

これがまた釣れない。
消波ブロックの下からかろうじてゴクラクハゼ1匹。

たまに、スジエビがスーッと引っ張ったり、ツンと勢いよくウキを沈めてくれる。
こういうときにあわせてもハリがかりせずにポトンッ。

「こうなりゃスジエビ釣ってみようやないの」

浅瀬の砂地に見える大きめのヤツの前にソッとおろし
ミミズをかじるようすを確かめながらタイミングをはかる。

「ほいっ! 釣れた!」




「ありゃ! 卵を抱えたメスじゃわ!」 急いで撮影しないと。

素人なのでよく知らないまま書くのだが
広く分布しよく知られるスジエビは、
汽水域で見られるイソスジエビ・スジエビモドキと同じグループにいる。

その中で唯一淡水域を生活の場に選んだ連中なのである。
となれば、イサザ・ウキゴリ・シマウキゴリ・スミウキゴリなどのウキゴリ属や
ヨシノボリ属・カジカ類なんかの関係によく似てるんじゃなかろうか?
ならば淡水域の種ほど、卵も大型になり、抱卵数も少なくなってるんじゃなかろうか?
魚の場合は、種分化し淡水域へと生活圏を移すほどに大卵型になっていく。

寿命はほぼ1年。
そのへんはタナゴ類と同じなのである。
弱らせないようにはやく戻してやりたいもん。


「どこにでもいる・少々採ってもすぐ復活する」というのは正しくないと思うのだ。
今の時期、より上流域へと活発に移動する。
採っても採っても沸くように思えるのはそのせいかもしれない。

釣りのエサ(私も最近までしてた)にしたり、飼育魚へのエサにしたりする人も多いケド
こうして考えてみれば、少々乱暴だといえないかな?

「自分一人くらいなら採っても影響はない」 確かに一人くらいなら影響はほぼないだろうケド
それは
「自分一人くらいポイ捨てしても大丈夫」 という考え方に近いような気がしてきた。

採ったら戻す、採ってもできるだけ少数を・・・が、たしなみなのかもしれないなあ。
私の場合、個人の趣味・遊びにすぎないもの。
反省じゃわ。

なお、このスジエビにも陸封型と両側回遊型がいて、ほぼ別種らしいケド
あらたな和名の発表もされないまま・・・
素人の私にはまったくわからないまま・・・







シマヒレヨシノボリ(型)だけや・・・

2018-05-24 07:42:08 | 淡水釣り
2018年5月24日(木)

5月21日のこと。
ゴム堰(ラバーダム)がはずされた小さな支流へ。
その後がどうしても気になったからだ。

ゴム堰の下流に魚の集まる好ポイントがある。
ほんの2、3年前には、ガサと釣りで以下の魚たちがワンサカいたポイント。

ムギツク・カワムツ・ヌマムツ・オイカワ
ゲンゴロウブナ・ギンブナ・オオキンブナ
カワヒガイ・イトモロコ・タモロコ・モツゴ・コウライニゴイ
ヤリタナゴ・カネヒラ・アブラボテ・タイリクバラタナゴ
ドジョウ・ミナミメダカ・ドンコ
シマヒレヨシノボリ(あえてクロダハゼとは書かない)・ブルーギル

いてほしくない魚も含め21種。

川原へ降りるのが少々厳しくややこしい。

やっとこさ降りると、ほんの少しオイカワなどの幼魚の群れしか魚の姿はないじゃんか。

深さと位置を変え続け、竿を出し続けて1時間が過ぎた。
アタリも何もない。
入れ食いになる場所のはずなのに・・・
土手を行く人がみんな「何やってんだろ? 怪しい人じゃないの?」と立ち止まる。

汗まみれでやっと釣れたのが、婚姻色のよく出たシマヒレヨシノボリのオス1匹。

第1背ビレはあまり伸長せず、尾ビレの濃い黄色がキレイだ。

どうしてもへばりついて撮影は難しい。


ケースを揺らしてみる。

尻ビレの橙色もあざやかだ。


この1種1匹だけの確認で終わったのだ。
あ~釣れない釣りはこたえるぞ。

やっぱりいないのである。
ゴム堰をいつはずしたのかも、はずした影響かどうかもわからないケド・・・

長良川の河口堰建設・諫早湾の埋め立て・各地の原発立地・・・
いずれも事前環境調査で「生態系に大きな影響はない」「回復する」と
国や県や御用学者さんたちは確かにおっしゃっられた・・・

でも、今どうなってる? (よくわからない人は自分で調べてみてね)
生態系は大きく崩れてしまってるといえるんじゃないかなあ。
人の考えでは到底及ばないほど自然は複雑なんだという謙虚さに欠けてたんじゃないかなあ。

何も長良川の河口堰建設・諫早湾の埋め立て・各地の原発立地がいけないと言ってるわけじゃない。
人の生活に必要なことで法的に決定したことは、良かれ悪しかれ認めないといけない。

ただ、事前に「生態系や人の生活に大きな影響があることも考えられますよ」と
「もう生態系は回復せず、大きく変化するかもしれませんよ」と
せめて研究者でもあり、学生を指導する教育者でもある人たちは正確に発言してもらいたい。
後で、傷つき苦しむ人たちが生まれることくらい想像してもらいたい。

ま、ゴム堰と一緒にしてはならん話なのだが・・・

いずれにしても「回復する」と考えるのはあまりに早計だよなあ・・・

哀しいなあ・・・冗談やダジャレをちりばめて書く気分にもならなくなっちゃってる。

そんなのを読んでくれてる人たちもおもしろくないだろうから
気分転換にシマヒレヨシノボリをいろいろ並べて終わることにするか。

まず、オス








続いてメス




オイカワ : 老いか私は?    釣査161種目

2018-05-23 06:52:20 | 純淡水魚
2018年5月23日(水)

これから婚姻色がでるオスのオイカワである。


この前の日曜日、友と出かけたときに釣ったものだ。
撮影しておいて本当に良かった。

これまで国内でタナゴ竿で釣った魚たち105種類を
図鑑にまとめようと表と画像の確認作業をしていて・・・・・・

「オイカワがおらんどっ!」・・・はたと気付いたのである。

幾度となく釣ってきてるものだから
てっきり紹介済みだと思い込んでいたのである。

そういえば2年前の夏・・・
まだブログをはじめる前のある日のこと
「なかなか婚姻色の鮮やかなオスと出くわさんのよの」と友が言い
「釣りなら簡単じゃと思うよ。先日も釣ったし・・・」と答えたような気も・・・

今度、婚姻色が出たオスが釣れれば紹介しようとしつつ
オイカワの産卵場でもあり、釣りの好ポイントだった場所も工事となり
いつしか記憶から抜け落ちてしまっていた。
書いたつもりになっていた。
やっぱり着々と進む河川工事と同じように老いが進んでるんだよなあ、私は。

思えば、あれほどいたオイカワも私の所では減ってきてる。
学名も Zacco platypus から Opsariichthys platypus に変わったしなあ。
Zacco の方が好きなのに・・・・・・雑魚じゃなくなったってことかな。

平瀬を好むオイカワ。
河川工事が進んだり、移入されたりと、ずいぶん増えてきた魚なのに
何が原因なんだろう?

ま、とりあえず婚姻色オスの画像と


メスの画像は


ずいぶん前のもので紹介しておくことに。




街の卸売市場内食堂にて

2018-05-22 07:21:48 | 魚を食らう
2018年5月22日(火)

昨日、街の青果・水産卸売市場内へ行ってみた。
一部が一般開放されとることを最近知ったのである。

早速食堂へ。
アジフライ定食を注文。


アジフライ・カニクリームコロッケ・マグロの刺身・小アジの南蛮漬け・味噌汁。
これで780円は安い。

開店時間は3~14時。
開放当時は長蛇の列になっていたという。
市場ではたらく方々の迷惑にならんよう考えて10時頃を選んだ。
店内はオバチャン4人組しかいなくてガラガラ。
すでにブームも市場関係者の食事時間も過ぎたらしく、
藤井堂という名の店内には
「市場が一般開放されてることを知らない方も多いです。
 みなさんもぜひ食堂やお店が利用できることを広げてください」の張り紙。
この定食も当時より30円値上がりしてるもん。

そりゃ私も知らんかったしなあ・・・

カーリング・パシュートなんかもあれほど感動したなんて
アチコチのブログに溢れるほど書かれてたケド、今は見んもんなあ・・・
この前行われてたカーリング世界大会なんてほとんど相手にされてなかったもんなあ。
長野五輪以来のカーリングファンの私としてはなんかやるせないもんがある。

「ブームなんてそんなもんよ」と思いつつ・・・

張り紙を見て、書いてみよう・紹介してみようと思った。
「写真に撮っていいですか? ブログに書いていいですか?」
「もちろんいいですよ」
ということで紹介させてもらうことに。

食べログなんてのは、舌の肥えてない私には不向きだと思うし
人様の作られた料理をうんぬんかんぬん評価して紹介するには経験・力不足だし・・・
食べ歩きを書かれてる方々のような自信や誇りも何もないケド・・・

ホントどれもこれも美味かった。

アサリの出汁の効いた味噌汁も
ふっくらサクサクに仕上げた新鮮なアジフライもなんもかも。
少食の私は、量の多さに食べきれるか不安だったケド
美味しくてあっという間に食べきっていたもんなあ。

次は、マグロ丼か海鮮丼(味噌汁付き)5~600円でも注文してみよっと。