つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

(今のところ)積雪少ない津幡町。

2013年01月16日 20時52分08秒 | 日記
「今日の一枚」は「Benry(ベンリー)津幡店」横に立つ幟。
右端に「雪かき」の文字が風に揺れているが、今シーズンの需要はまだ少ないだろう。
石川県内、今シーズンは加賀山間部を除いて、それ程の積雪を記録していないからだ。
対して、先週末から関東・甲信越では「大雪」。
“滑らない歩き方指南”“横断歩道の塗装面は凍りやすい”などの諸注意を繰り返し報道。
またヘリを飛ばして、雪の薄化粧を施した町並みを見下ろし、
『まるで、北欧のストックホルムのようだ』などとレポート。
…10㎝程度の量とはいえ、雪に対する備えも心構えもない地域にとっては
文字通りの「大事」なのだなと実感する。

さて、雪と言えば、こんな言葉をご存じだろうか?

『雪は天から送られた手紙である』

石川県・加賀市出身の科学者で、雪研究の第一人者「中谷宇吉郎 博士」の名言だ。

空は高いほど気温が低く、ある程度の高度では氷点下。
大気を浮遊する物質の周りに水蒸気が付着して凍ったり、
凍った水蒸気が付着して雪ができる。
さらに落下しながら、周囲の水蒸気や凍った水蒸気を纏い、
結晶は大きく個性的な形に成長してゆく。

上空から落下しながら成長する雪は、上空の気温や水蒸気の供給量を表す。
つまり、地上にいながらにして空の気象状態を推測することが出来るから、
まさに『天から送られた手紙』という訳なのである。
コメント
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