今年も大晦日がやってまいりました。来年も元気出して野党の政権奪取に頑張りましょう(笑)
前川前文科省次官「権力がコントロールする危険な国家へ」(転載)「どんなに動かぬ証拠があっても否定するという、すさまじい対応。権力のために奉仕しなければ、理財局長も地位危ない。メディアの体たらくは醜い」
前川前文科省次官「権力がコントロールする危険な国家へ」マスコミ市民2018年一月号抜粋)
(10月27日、28日に予算委員会が開かれました。国会審議の印象は?)一国民として森友学園を見ていますと「金額の問題はしたけれども、価格交渉はしていない」というのは詭弁ここに極まれり、という感じがします。どんなに動かぬ証拠があっても否定するという、すさまじい対応だったと思います。総理や総理夫人の関与はないと言い続けるために、説明すべきところを説明しない、あるはずのことをないという、あるいは記憶がない、証拠がないと言ってこれからも逃げ続けるのだと思います。加計学園問題についても、同じような対応に終始するだろうと思います。(それにしてもなぜあそこまで否定できるのでしょうか)権力が強いからでしょう。どんなに合理的でない答弁をしても、大きな権力の下にいる限りは大丈夫だと思っているのです。逆にいえば、権力のために奉仕しなければ、理財局長もご自分の地位が危ないのではないでしょうか。(政治指導の問題)私は、いい意味での政治主導は大事だと思います。(だが)今の政治主導は官邸主義であって、一つの非常に強い権力の下に政府内も国会も、司法に至るまで権力に浸食されていると思います。今は権力の分立体制が希薄化していますので、誰も官邸に逆らえない状況が生まれているのでないかと思います。小選挙区制や内閣人事局を作ったことが、権力の一極集中になったのだとおもいます。また、法制局長官や最高裁判事の任命権など従来からある権限についても、これまで自民党政権にあっては謙抑的に使われてきたのですが、今は権力がむき出しになって、意識的に使われている気がするのです。加計学園の問題は、規制緩和の名の下に総理のお友達である加計学園に特別な利権が与えられたということだと思います。依然として獣医学部新設の規制は残っていますから。(今回の一連の問題を通じてはっきり物を言った人は福田元首相だと思います。共同通信のインタビューに応えて「国家の破滅に近づいている」といいましたが、それを載せたのは東京では『東京新聞』だけでした)今のメディアの体たらくは醜いと思います。一番ひどいのは『読売新聞』ですね。あそこはもうメディアではなく、官邸のプロパガンダ紙と思った方がいいと思います。
今年一番勇気ある人↓