- ROSE PETAL -

何気ない日々のできごとを

小さな花びらのようにかさねてみます

中学校の読み聞かせ

2018-09-15 | 絵本(読み聞かせ)
木曜日の朝、中学校に読み聞かせに行って来ました。

中学の読み聞かせは、1年生だけ。

月に1度なので、私が行くのは年に1回です。

昨年担当してた6年生達なので、安心して読めました。

今回は2冊読んで、11~12分くらい。

最初は、

 ひぐまのあき (手島圭三郎)絵本塾出版 

今から始まる季節・秋を感じてもらえるといいな!と思い選びました。

初めて自分で鮭を捕まえて食べるヒグマの子どものお話です。



ラストの子ぐまの夢の中で夜空をゆうゆうと泳ぐ鮭が描かれてるところが好きです。

美しい色彩と力強い版画がすばらしい


 ぜつぼうの濁点 (原田宗典・作/ 柚木沙弥郎・絵) 教育画劇

内容は…ひらがなの国の「や」行の町に、どうしたわけか「〝」濁点が落ちていました。
この「〝」は長年「ぜつぼう」の「せ」についていましたが、
主の嘆きは自分のせいだと思い離れたのだと語ります。

新たな御主人をさがしに旅に出ますが、町の住人たちから疎まれ
「"」は大きな「おせわ」に「し」の沼に投げ込まれます。

沼底に向けて落ちてゆく時の濁点のつぶやきが不意にぷくりと泡をなし、「きほう」の文字となり、
「ほ」の字にくっついて、「きぼう」の濁点になったのです。

「 死の沼」の「し」という言葉が出てくるので、朝からどうかな~と思ったけれど、
最後、明るい話でまとまって終わるので良いかな・・・と。

濁点がつくとつかないとでは全然違う意味になるんですね。

ぜつぼう・・・せつぼう
ゆすり ・・・ゆずり  など。

日本語って面白いなぁ。

高学年から大人まで楽しめる絵本だと思います。
コメント
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