今年度は、5年生担当になりました。
読んだのは…
ウェン王子とトラ (チャン・ジャンホン/作・絵) (平岡 敦/訳) 徳間書店
昔、猟師に子どもを殺された母トラが、憎しみのあまり、夜ごと村を襲うようになりました。
困りはてた王に、国の占い師が予言します。
王子をトラにさしだせば、国に平穏が訪れると。
王は、幼い王子ウェンを森の奥に置き去りにしますが…?
人間を憎みながらも、小さく弱い者を愛する気もちを忘れなかった母トラ。
トラの元で強く心優しい少年に育った王子。
人と獣のあいだに生まれた絆が心ゆさぶる、迫力の絵本です(出版社からの内容紹介より)
迫力がある絵に内容も良くて大好きな絵本です。
9月の読み聞かせは…
中国の民話 王さまと九人のきょうだい (君島久子/訳・ 赤羽末吉/絵) 岩波書店
大昔、ある村に いつも「子どもが欲しい、子どもが欲しい」と思っている年寄りの夫婦が住んでいました。
おばあさんが悲しんでいると白い髪の老人が現れて、1粒飲めば子どもが1人生まれるという丸薬を9つくれました。おばあさんがその丸薬を飲むと、ある日突然、9人の赤ん坊が生まれたのです。
その名も、ちからもちに、くいしんぼう、はらいっぱい、ぶってくれ、ながすね、さむがりや、あつがりや、切ってくれ、みずくぐり。
このきょうだいが成長したとき、宮殿で一番大事な柱が倒れてしまい、困った王さまは、「柱を元通りにできた者には、望みのほうびを取らせる」とおふれを出すのですが…
王さまがつぎつぎと無理難題をふっかけてきますが、兄弟は能力を生かして立ち向かい、ひどい王さまをやっつけてしまうというお話です。
中国の少数民族、イ族の間に伝わる痛快な物語。
7月の読み聞かせは…
ウエズレーの国 (ポール・フライシュマン/作 ・ケビン・ホークス/絵) あすなろ書房
お話の内容は過去記事 こちら
今年度最初の読み聞かせは、6月。
ライフ (くすのき しげのり/作 ・松本春野/絵) 瑞雲舎
ある冷たい風の吹く日、1人のおばあさんが町外れにある『Life』という小さなお店にやってきました。
『Life』は、お店といっても何かを売っている普通のお店とは違います。
(使わなくなった物を置いていき、欲しい物をもらっていく…)
冬の間このお店にたくさんの人が訪れてました。
そして春になって、素敵な奇跡が起こりました。
人は誰かとのかかわりの中で生きているのだ、ということを伝える感動の絵本。
~出版社からの内容紹介より~
高学年は、お話も10分前後と長く、おまけに老眼が進み読みづらくなってきました。
今のところ、老眼鏡なしで何とか読めてるけど
目だけでなく、最近では、口もまめらなく(舌が回らない)なってきました