上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

水面下の苦労★

2025-02-18 | 24-25 コンペとショー
え~抜いた歯のところに新しい歯を入れ、やっと治療完了。嬉しい!
今日は抗がん剤10回目です。歯の治療のために1回分休んだので、久しぶりの再開は不安。あまり副作用が出ませんように。前回同様、オキサリプラチンは無くアバスチンのみ。

スポーツ・ヒューマン(?)だったっけ。NHKの鍵山くんの密着ドキュメントを見ました。
今季は山あり谷ありでやや苦しいシーズンかと。やっぱりNHK杯の前からスランプだったのですね。
ジャンプのパンク(空中で回転がほどけてしまうこと)を連発して、お父さんコーチに「気持ちが弱いから」と厳しくダメ出しされてしまう。
4回転の種類が増えると集中力も体力も負担が増えるし、大変なんだ。。。私は、鍵山くんは全ての技術の質が高いんだから、4回転は3本ぐらいにとどめて、演じることに余裕をもたせる作戦の方が良いんじゃないか、と思うのですが。
初オリンピックで銀メダルとって、スポンサーも次々について「高値安定」、順調に見える鍵山くんでも、水面下ではあんなに苦労してるんだ~って、認識が変わりました。

一人暮らしをするようになり、自分でお料理も完璧。アボガドとマグロとトマトのカルパッチョ?とか、栄養とカロリー考えたメニューはなかなかやんか!ちゃんとスポーツ栄養士さんに料理画像のメールを送ってました。やっぱり基本的に真面目なんだろなあ。だから、考え過ぎちゃうのかも。
あと、週一で上京して筋トレをトレーナーに見てもらう、自分で車の運転、など。お父さんコーチは意外にガミガミ言わない。もう、独り立ちの時なのかな。
「自分のことは自分で考えて解決しないと」とコーチ。刺さるわあ。

今までは羽生くんや昌磨っちが先輩で君臨してたから、自分はくっついていけば良かったけれど、自分が先頭になったら心理的に違う。
周囲が「優勝して当たり前」と見てるのに、たいしたことない自分を見せられない、とか。
大輔さんもかつてはそんなこと言ってましたね。苦悩して葛藤してました。
乗り越えられるか!?乗り越えて栄冠をつかんで欲しい★
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悲し過ぎる衝突事故★

2025-01-31 | 24-25 コンペとショー
アメリカの旅客機と空軍ヘリの衝突事故は、フィギュアスケートファンにとって沈痛極まる報せでした。
つい先日まで私もスカパー!で観ていたフィギュア全米選手権。
カンザス州ウィチタという所は初開催だったようで、そこからワシントンへと帰る便だったのですね。だから選手とコーチが沢山乗っていた。
アメリカは確か大昔にも、フィギュアスケート関係者が乗った飛行機が墜落して全員亡くなる事故があり、それ以来、選手・関係者を分散搭乗させるようになった、と全米選手権解説で聞いた記憶があります。杉田さんの話かな。

全米シニア男子で4位に入ったマキシム・ナウモフ君。まさか!?と思ったら彼は当該の旅客機に乗っていませんでした。
ナウモフ君、ショートはジャンプ1個ミスがあったものの、しゃれた演技力が光るプログラム。巻き返しのフリー「トスカ」も最初のクワドサルコウのミスだけで、ドラマチックで素晴らしかったです。
四大陸選手権に選出され、世界選手権は、全米スキップした第一人者、ジェイソン・ブラウンの状態次第というところでしょうか。
マキシム・ナウモフ君のご両親が、シシコワ&ナウモフ組という有名なロシアのペア選手で。引退後はロシアからアメリカに渡りコーチをしてはったようですね。
94年の千葉は幕張世界選手権で優勝したので、オールドフィギュアファンなら名前は知ってると思います。

解説によれば、息子さんは両親が元世界チャンピオンという環境で良いことも悪いことも両方あり、一時期大変なようでした。一昨年あたりから徐々に不振から脱出してきた感じ。とてもスピードがあり、「スケートを滑らせる技術」はご両親仕込みかなと。
あともう少しでトップグループ!と嬉しく思っていた矢先に。こんなことになるとは。
シシコワ&ナウモフのお二人以外にもコーチ・選手が多数亡くなられたそうで、本当に悲しい。

ヨーロッパ選手権も始まり、シーズンは後半盛り上がっていく時期なのですが、なんとも切なく感じています★
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「氷艶2024」を観る★

2024-09-12 | 24-25 コンペとショー
↑画像は日テレプラスよりお借りしました。

「D友さん(高橋大輔氏ファン友達)」が録画を送ってくれました。昔むかーし一緒に試合やショーを観に行った東京のお仲間です。
大輔さんが20歳ぐらいの頃からだから、もう何年前?20年近くなりますよ。おっそろし~(笑)。
しかし楽しい日々でしたね。みんな、「推し」の旬を愛でましょう。

「氷艶2024・十字星のキセキ」は、華やかでキラキラのショーでした。現実世界を離れて別次元へ連れていってくれる。
次々と場面が切り替わり、プロジェクションマッピングも美しい。
歌や演技とスケートと、演者はいろんなことやらねばならないから、大変ですね。
でも大輔さんは、こういうミュージカル、楽しんでいるようでした。元々、ジャンパーというより「氷上で魅せたい」スケーターだったから、本望じゃないかな。

(ブルーレイ発売されるかもしれんからネタバレ出来ないけど)ストーリーは、公式サイトにあるように、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をベースにしてます。
トキオ(ジョバンニ)とカケル(カンパネルラ)の友情、そして二人の幼なじみ、美しいユキがからみます。トキオは宇宙航空学者、カケルは鉱物研究者、ユキはバレリーナ志望。三人はそれぞれ大きな夢に向かい成長していきますが。。。
あることが起こり、トキオはカケルに導かれ、不思議な銀河鉄道の列車に乗り込むことになります。

テーマは「生きろ!」なのでしょうか。
原作通り、旅の終わりにカンパネルラ(カケル)はジョバンニ(トキオ)に別れを告げ、トキオは現実世界に帰っていきます。
カケルは黄泉の国へ行く代わりに、トキオに「自分の分まで生きて。命を大切に」と願いを託して、銀河の彼方へ去っていきました。

トキオ役の大野拓朗さんは、さすがに歌も演技も素晴らしい。1ヶ月でフィギュアスケート習得するなんて!姿勢よく淀みないスケーティングで、普通の人間なら無理よね。俳優さんの凄さよ。
友野くん、島田くん、現役スケーターもミュージカルにハマってて。友野くん歌も演技もいいな。自分の冠ショーも出来るよ!
トキオを誘惑する「アラブの投資家」として、荒川静香嬢がオリエンタルチックなキャラで滑るのですが、段違いに美しいスケートで、年齢を感じさせません。うっとりです~。
そしてなんつっても、メインで牽引する「ゆず」のお二人の歌唱が。澄んだ歌声が宇宙の星々にとどろきわたるようで。抜群でした。スケートはしませんが(笑)。

演出は宮本亜門さんのはずだったのに交代になり、役者さんの降板もあり、きっとギリギリのところで変更変更で、座長の大輔さんは胃が痛かったんじゃないかな~。でも、キャスト全員まとまって形になってました。
正直言って、当初の予定通り宮本亜門バージョンで観てみたかったですが。。。どうなってたんだろう。
スケートの振り付けは、群舞もソロも特に目新しいところは無い印象ですが、ほぼ出ずっぱりの大輔さん、終盤でもスピードの落ちないスケーティングで、バレエジャンプも決めました。体力はまだまだ大丈夫!?

トキオとカケルの身長差と年齢差で、あまり「友達」って感じがしないのですが(笑)、大先輩として後輩スケーターを導く姿と、トキオ(ジョバンニ)を導くカケル(カンパネルラ)の姿が、ダブって見えました。
そう、このショーは高橋大輔的にも「“今”を目一杯生きろ!」というメッセージなのかな。エネルギーに満ち溢れていました。
ナマで鑑賞された人のレポでは「スピードが凄かった」とあったので、やっぱりそれを体感出来るのはリンクなのよね~。
だから「遠征」にハマっちゃうんです。スケートファンは★
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