MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

「池田ふれあい街道」を2日連続で走る 1日目

2014-09-25 | ランニング・コース
 9月中旬の三連休の後ろ2日。連続で「池田ふれあい街道」を走った。
 車で走ったことは何度かあるのだが、自分の脚で走るのは初めて。知っているランナーさんが時々走られていてランにもよさそうなので一度走ってみたいと思っていた。

 感想を先に言ってしまうと、とても素晴らしいコースで少し離れてはいるが新たなマイコースに加えようと思う。川沿いを走らないマイコースは初めてだけど、ここは池田山の麓を走り続ける。目の前に迫る山が川の代わりだ。反対側には濃尾平野が眼下に見通せる素晴らしい景色。大垣市街はもちろん岐阜駅前の高層ビルから金華山、空気が澄んでいれば名古屋駅のツインタワーや超高層ビル群も見える。夜もさぞかし美しいと思うが、灯りがなく歩道もほぼないので危険極まりなく休日以外に走るのは難しい。

 それとこのあたりにはがいる。山や森に入る人にはマムシへの注意を促す看板もあちこちにある。時間帯や場所によっては要注意。

 景色だけではない。このコースの激しいアップダウンはすばらしい練習になるはずだ。頻繁な上に何ヵ所かの高低差はかなり大きい。池田温泉近くのふれあい街道入口から、粕川にかかる粕川大橋まで約6.5km。この橋を渡れば揖斐川町だ。

 今回は2日間とも入れなかったが池田温泉をスタートにできるというメリットは大きい。休日は混んでるけど併設する道の駅の広い駐車場も使える。池田温泉は施設もお湯もほんとにすばらしい大好きな温泉。そういう意味では至れり尽くせりのコースと言っても過言ではない。なんならもちろんコース沿いの霞間ケ谷から池田山(924m)に上ることだってできる。

 初めてということでカメラを持ちながらの「カメラン」で思いのほか時間がかかってしまった。この日履いたのは、2日前に下ろしたばかりのadizero Mana。足に水ぶくれができてしまい帰りは恐る恐る走る羽目に。
 あまりにもいいコースだったので翌日再び走りに出かけたのだった。

【1日目】
・池田温泉~粕川大橋(池田ふれあい街道) 往復 ※高低図は片道分





 池田温泉新館前の交差点を出発点に走り始める。気持ちの良い秋晴れの天候でまさにランニング日和。終わったら温泉に入るのを楽しみに準備もしてきたが、結局入ることはかなわなかった。



 130mほど下ると信号のない交差点。ここが池田ふれあい街道の入り口になる。



 左折するとすぐに看板がある。



 たった2~3分走ったところで大きな蝶が二頭優雅に羽ばたいているのを発見し、しばらく眺めては写真を撮る。



 ネットで調べたところどうやら「キアゲハ」らしい。さほど珍しい蝶ではないようだが日本最大のチョウチョだそうだ。
 

 羽の最大長は10cmほどもあるように見えた。この二頭はつがいかもしれない。大きさが少し違っていた。



 さらに4~5分走ったところで「東光寺谷」と刻された石積みの橋?を発見。初めて走るコースなので、あちこち引っ掛かるのはやむを得ない。
 池田山沿いという地形から、このコース上にはこうした名前のつけられた「谷」がいくつもある。多くは土石流発生危険箇所の標識もあり、この夏の大雨のようなことがあると土石流が起こる危険があるということのようだ。
 実際水が流れ川となっているところも多いが藪や草が深く一般の人が気軽に入れるようなところはほとんどない。あとで出てくるが、そうした場所にはたいてい「熊注意」や「マムシ注意」という標識も併せて掲示されている。こんな場所にあえて入って行くのは勝手知った地元の人だけだと思う。



 反対から走ってきたランナーとこの日初めてすれ違った。午後遅めの時間だったが休日ということもあり6~7人くらいのランナーと出会った。



 「六孫王藤倉神社」。谷とともに、このコースに沿いには神社仏閣が数多く点在する。池田町はどうやら古代からの歴史あるエリアであるらしい。特に壬申の乱(672年)では勝利した大海人皇子(のちの天武天皇)側の重要拠点となったらしい。
 この神社の由緒が壬申の乱と関係があるかどうかは知らないが、自然豊かな街道というだけでなく、歴史的にも豊かな場所に違いないと思われる。

 

 スタートしてから1㎞~2㎞間あたりの急坂。

 

 上り切ると桜の名所・霞間ヶ渓。「日本桜の名所100選」にも選ばれている。

 

 ここから先は東海自然歩道の一部でもあるようだ。



 霞間ヶ渓は池田山登山の上り口でもある。「熊目撃情報あり。入山注意」の標識が気になる。



 ふれあい街道と池田山周辺案内図。



 霞間ヶ渓から濃尾平野を一望。秋晴れのさわやかな青空に小さな雲がぽっかりと浮かんでいた。



 この街道沿い一帯は山の傾斜を利用して茶栽培がおこなわれている。「揖斐茶」として町の特産物でもある。岐阜県では東濃エリアの白川茶と並ぶお茶の生産地域。
 昔から海外向けのフォトコンテストでよく見たお茶畑の景色がここにもある。



 お茶の葉(アップ)。



 この日は空気も澄んでいて、遠く名古屋駅前の高層ビル群もくっきりと見ることができた。



 こちらは岐阜駅前の高層ビル2つ。



 スタートから2~3㎞あたり。急なカーブを上ったところに展望台があった。



 東屋があり屋根の下にテーブルとベンチがある。なぜか真前に大きな木があって眺めが良くない。トイレもある。

 

 右に「安国寺」の前を通り過ぎると、左側に広がる茶畑の先に山の方に向かって収束するように細い街道が向かっているように見えた。



 さらに近付いていくと、そこには城跡があるらしい。ただ、遺構も何もないようだ。



 ここで2人目のランナーとすれ違う。

 

 秋の味覚。栗が生っていた。



 横には青生りのみかん(?)も。



 3㎞すぎあたりだろうか。またしても急な長坂が待ち受けていた。



 今度は柿も。恵みの秋本番も間近い。



 彼岸花の群生にアゲハ蝶が舞っていた。写真ではちょっとわかりづらいけれど。





 大津谷のキャンプ場。たくさんのテントが張られ家族連れでにぎわっていた。スタートから4㎞過ぎあたり。



 キャンプ場のすぐ先、左手にログハウスがあった。



 一旦下って、再び長い上り坂となる。
 交通量は、それほど多くはないが、まとめて数台が続くこともある。ただ、歩行者の横ですれ違うケースはほとんどなくて大きく避けて走っていくので、よほどのよそ見でもしてるドライバーがいなければ危ないという感じはしない。
 歩道はないかあっても白線の内側は20~30cmというところが多い。急カーブも多いので、そうはいっても十分まわりに注意して車の近づく音などには耳を澄まして対応する必要がある。「音楽を聴きながら走る」というわけにはいかない。



 ジョギングシュミレータの標高図によれば、このコースの最高地点はスタートの池田温泉新館前交差点から4.5kmほどのところのようだ。標高は150mほどだろうか(後日走ったときのRunkeeperの測定で145mだった)。
 そこを通り過ぎ下りに入ると視界奥には揖斐川町の家並が見える。
 この日は山の緑も美しかった。お茶畑の葉っぱも青々しい。



 雲がきれいで、ちょっと前に見た北海道の景色をほうふつとさせた。



 坂を下った先、森を抜けると急カーブがある。「事故多発。魔のカーブ」と書いてあった。視界が遮られて先が見えないのでランナーも注意が必要。



 紫色のきれいな花が咲いていた。名前はわからない。



 あまりにもバランスの良い「三角」ぶりに思わず1枚。



 本日3人目(全部写真を撮ったわけではないので正確には3枚目)のランナーが反対方向へ駆けて行った。



 この建物の向こうがもう粕川大橋の南詰(折り返し点)。陽もだいぶ傾いてきた。



 橋のたもと近くにある標識。霞間ヶ谷まで5㎞。



 目標の橋のたもとに到着。この橋を渡ると揖斐川町。下を流れるのは粕川。



 写真を撮りながら、時折り道をそれたりもしたけれどスタートからほぼ1時間で到着。実は、スタート時、道を間違えて温泉の裏の方へいってしまい時間をロスしたりもした。何事も一度目からそうスムーズにはいかない。次からは、当たり前だが道に迷うこともなく走れるだろう。
 かならずしもうまくいかなくても1度目のトライがないと2度目もない。



 ここも河川敷がキャンプ場になっていて、大津谷同様に多くの家族連れキャンパーでにぎわっていた。山の端に沈まんとする太陽の光をいっぱいに浴びて輝いていた。



 この写真は橋の上から川下側を望んだ風景だが、川の左側河川敷が整地されていて「いびがわマラソン」開催時の駐車場の1つになっている。会場からは最も遠い駐車場かもしれない。
 2011年最後に走ったときがまさにこの駐車場で(駐車場は選べない。係員の指示に従うしかない)、走り終わって帰り際、この橋に掲げられた「また来年も会いましょう」の横断幕を見つめて、翌年の参加を誓った。
 しかし、翌年以降マラソンブームに乗って参加申し込みは驚くほどのスピードで終了する事態が続き、ようやく今年が3年ぶりのエントリーとなった。



 歩いて橋の真ん中あたりまで行き、揖斐川町に挨拶して戻ってきた。刷毛でなぞったような筋状の雲が秋っぽい。



 何の花かわからないが、橋の横まで伸びた大きな木に咲いた花。



 7~8分ばかりうろうろしたのち、ボトルの水を多めに飲んで、いよいよ折り返す。暗くならないうちに戻らなきゃ。橋の手前にはゼブラゾーン(安全地帯)があり、赤と白のクロアチア国旗みたいな円筒状の物体(なんて呼ぶんだろう?)が2つある。ここを池田ふれあい街道の折り返し点に決めた。

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 帰りは急いでいたし、もう写真もほとんど撮らなかった。



 行きには気づかなかった「マムシ注意」の看板。コースをそれて山に入ったりしなければ、もちろん問題なし。



 こちらも行きには気づかなかったが、大津谷公園キャンプ場にもしっかりと「熊出没注意」の看板が置かれていたのだった。この写真のすぐ後ろにはベンチがあったり、テントが張ってあったりする。夜とかになってあたりが鎮まると熊が現れたりするんだろうか? まさか・・・

 熊には会えなかったけれど、池田温泉まで数百メートルくらいのところに柵を巡らせたちょっとした草っ原があり、原っぱの向こうの樹木の間から茶色くて頭の大きな子牛が1頭こちらを眺めているのが目に入った。放牧?、こんなところで1頭だけ?(度なしサングラスであまりはっきり見えなかった)
 カメラを構えてズームしている間に「あっ、まずい」って顔でUターンして森に逃げて行った。子牛じゃなくて大鹿だったんだと思う。

 帰りは数枚の写真を撮ったの以外はノンストップで必死に走った。ただ、途中から足が痛くなり、後で見たら左足親指付け根に水ぶくれができていた。どうやらManaの縫製が雑なせいで同じ場所があたるようなのだった。翌日は厚手の靴下をチョイスして、念のためテーピングもして走ったので何の問題もなかった。むしろベストな履き心地だった。
 片道の距離6.6kmを32分27秒とキロ5ペース(4'55/㎞)で走破。ちなみに止まった時間を除いた行きの実質タイムは35分52秒。平均ペースは5'27/㎞。これでも思ったより速かった。

【2日目】に続く

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