MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

2014東京マラソン。大袈裟な放送に違和感。

2014-02-25 | レース観戦・応援
 例によって、「過去のブログを振り返ってみない?」と問いかけられたので、応じてみる。
 先日の日曜(2014/2/23)に行われた東京マラソンだ。

東京マラソン2013 うーん、なんか残念。
ペースメーカーの意味がない 4分台の選手が4人もいるのに、2時間6分49秒というちょっと残念な優勝タイム。予想通り、初マラソン世界最高記録2時間4分16秒のキメット選手が優勝し...

 昨年は全体的にちょっと残念だったようだが、今年は「東京マラソンとしては」記録的には良かった。国内大会2度目の2時間5分台の優勝タイムだったり、男女とも大会記録での優勝だったり。
 日本人も松村康平の2時間8分9秒を筆頭にサブ10を記録した選手が5人も。

 しかし中継を見ながら一番記憶に残ったのは、アナウンサーの大げさすぎる絶叫と過剰な演出だった。
 世界選手権を二連覇しロンドンオリンピック銀メダリストのキルイが途中から大きく失速し、松村に並ばれたシーンだった。左手を前方へ泳がせるようなしぐさをしたとき「並ぶんじゃなくて先に行けというように松村に促したように見えました」などと思い切り叫んでいた。
 わたしには撮影のためのカメラマンを荷台に載せて走路のど真ん中でゆっくり走るトラックが邪魔なので「もっとスピード上げて向こうへ行ってくれ」という意味に思えたけど。真意はわからない。
 また、松村が「オリンピックチャンピオンを抜く」と繰り返し大ごとのように叫んでいたが、キルイのゴールタイムは2時間9分4秒。故障なのかちょっとわからないが、失速したチャンピオンを抜いたからと言ってどれほど大きな意味があるというのか?

 とにかくうるさすぎる。しかも記録に対して反応が大げさすぎる。2時間8分9秒。自己記録を2分以上縮めて、藤原正和の初マラソン最高タイム2時間8分12秒を上回って日本人歴代16位に入る好タイム。日本人トップ(8位)の松村選手自体は立派な走りだったが、日本マラソン界にとっては大した出来事ではないのではないか?
 現役選手では藤原新、前田和浩に次ぐ3番目のタイムで、川内、堀端、中本のベストより速い。立派なタイムに違いないし、日本人トップ争いに入ってきたといえるけど、レースで言えばやっと日本人のトップ集団に追い付いたというにすぎない。本当の第一集団ははるか先を走っている。

 「史上まれに見る高速レース」になったと盛んにシャウトしていたが、2時間4分台の選手が世界には何人もいるわけで2時間4分台の優勝タイムならともかく、2時間5分40秒の優勝タイムでは「まれにみる高速レース」はやや大げさではないか? 「ハイレベルなレース」というくらいが妥当だと思う。5分台の優勝タイムは日本では2009年福岡でのツェガエ・ケベデ以来だそうだが、もう4年も前だ。それくらい日本のレースに魅力がないから有力選手がこないし、日本人選手が世界から引き離されてしまっているというだけの話だと思う。

 そういう意味では「これで日本の大会も記録が狙えるんだと世界にアピールできたんじゃないでしょうか」と金さんが解説したようにやっと東京マラソンもマラソン・メジャーズに値する大会のはしくれに名乗りを上げたということにすぎない。

 今回期待されていた二人は二人とも結果を残せなかった。そちらのほうが問題なんじゃないか。直前インフルエンザにかかり体調が万全であるはずもない藤原新。強行出場したからには、私も彼のファンだがこの結果は残念にもほどがある。
 初マラソン日本記録を狙った宮脇千博も2時間11分50秒の15位。序盤積極的にトップ集団に付いた結果だろうが、あまりにも力が足りなすぎる。彼もゴール後脚を引きずっていたので故障を起こしていたのだと思うが、それでもねばったことを評価しつつも、これで「よくやった」なんて言うんじゃこの先はない気がする。

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