「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

薔薇は生きてる

2008-03-17 | 日常の小さな喜び&こころ便り

『薔薇は生きてる』の新装版が発行されたのを知りました。
この本は、1933年(昭和8年)16歳で亡くなった山川弥千枝さんの遺稿集ですが、過去に7~8回も、繰り返し復刻版が出版されています。時代を超えて今も人々の心に響くものを持っているからでしょう。本を通じて彼女は永遠に生きているのです。

今度の表紙はピンク系に彩られたビビットな感じのカバーです。
私が持っているのは、『定本 薔薇は生きてる』 1987年12月25日、創樹社から発行されたもの。右下の画像の本です。カバー原画は野中ユリさん。

  美しいばらさわって見る、つやつやとつめたかった。ばらは生きてる
 
                          

『赤い鳥』で個人の特集を組むなど、当時文壇で活躍の川端康成、菊池などの作家や有名人が多数寄稿しています。
もし、生きていたなら、どんなにか活躍が期待されたことでしょう。
今でこそ、結核が不治の病とは思いませんが、当時は、感性あふれる才能を死に至らしめるほどの病だったのだと改めて思ったのでした。
病床にありながら、思いを膨らませ、未来を夢見、たのしみ哀しみを自由に羽ばたかせながら、短い命を終えました。

どこまでも空を見ながら馳けていった、なんていいきもち、でもゆめだった。

自由に思いっきり心とからだを解き放ち、ほれぼれするくらい遊ばせています。そうだったらどんなによかったでしょう。本来ならばこれがほんとうの姿。ラストのひとことが、現実の哀しみを突きつけます。

この歌は、読んだときからずっと心に深くきざみつけられていた歌です。
そして、私は、この歌の思いを借りて、手紙を書いたことがあります。
念願の清川教室に初めて伺ったとき、お茶の水のトチノキ通りを「主婦の友文化センター」へ向かって、まるで、子どもがスキップしながら幼稚園へ通うような気持ちで歩いたこと。私にとってこれは夢ではない、現実なのだ、と清川 妙先生に手紙を書いたのです。
「私の喜び上手のルーツも、山川さんのこの本の辺にあるのですよ」
と、先生はお返事をくださいました。
それから十数年、教室は山の上ホテルに移りましたが、一生徒であることに今も変わりはありません。

話が、横道にそれました。
今度の本はどのように作られているのでしょうか。まだ、現物を見ていませんが、楽しみです。(2/26)

紹介しているサイトがありました。 ☆薔薇は生きてる☆ ← 本文が読めます。

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ご近所の花たち

2008-03-17 | いとしき草花たち

ご近所をもっぱら下を向いて~♪歩けば・・・ 小さな春が微笑んでいました。
                          
                      

 とうとうトウがたってしまったフキノトウ。
 スミレ。空色小花。
 
   
 それに   こんなロゼット。↑ ゲンのショウコとは違うと思うのですが・・・葉の切れ込みが深すぎる・・・。    アメリカフウロ???   この葉、最近よく目につきます。

                

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