
清新町緑道を抜け、左近川マリーナを眺め、左近川ボート場まで、
ぐるりとウォーキング。

ボート場には、スワンボート。わっとカモメが浮かんだり
飛び回ったり。

すぐ近くにある紅葉川高校。時計台が左近川ボート場を
眺めています。

この辺では初めて見るオナガガモです。番でしょうか、しきりに餌を
あさっていました。 カモさん、お帰りはこれから?

ボート場から新長島公園を通り、小さな流れをたどって西葛西駅方面へ
続く道。土手の斜面に早春の花がうつくしく。
えっ、こんな早い季節に???
清新町緑道です。
地面にびっしり。 すわ、毛虫、大量発生?
と近寄ってみると ↓
わんさか落ちている花穂でした。ああ、動き出さないで良かった。
咲いている雄花。春先の山で良く見た光景でした。
去年の雌花の松ぼっくり(?)も落ちていました。
こんな形です。 ↓
ハンノキの仲間? 君はだーれ?
↓
↓
。
ヤシャブシ は → 夜叉五倍子。何だか怖そうな名前。
カバノキ科ハンノキ属の山野に生える落葉小高木です。
ハンノキの仲間は、根に根粒バクテリアを持っているので、
やせた土地でも良く育つのだそうです。
清新町緑道へミモザを見にいってきました。大きなフサアカシアの木です。
どのくらいの木かと、いうとこのくらい。↓
ここと、もう1カ所あるはずなのですが、訪ねあてられませんでした。
桜に先駆けて、この光の輝きを束ねたようなミモザが、咲くのです。
オーストラリア原産。小さなポンポンを連ねた花の集まり。
このポンポンには、花弁はなく、ぜーんぶ雄蘂で出来てる!
初めて知りました。
花のあとには、莢状のタネができます。やっぱり豆科だ。
行船公園の子ども動物園、ワラビーの囲いの中にもフサアカシアが
植えられています。ワラビーも、側に故郷の木があって、安らげるか
な?
ミモザよ、輝く春のショールよ。
予定時間を過ぎて、非常にあせっていたM子さんは、海浜幕張駅から、タクシーに乗った。
行く先は海。
M子さんは、30代はじめの若い女性である。
ミラー越しにM子さんを一瞥した運転手は言った。
「冬の海へ、あなたひとりで? この時季に珍しいですね」
明らかに疑われていた。
自殺しに行く若い女性だと思われたに違いない。
確かにせっぱつまった顔はしていたけれど・・・。
必要があってタクシーを使っているのに、変な詮索をされたのではたまらない。
「ロケハンに行くんですよ。仕事で」
M子さんは、自分がカメラマンであることを明かした。
(なあーんだ。)
後ろから見える、運転手の片頬がゆるんだ。
まだ東西線に西葛西駅が存在しない時代のこと。
5歳の長女を連れ、1歳の次女をおんぶして、葛西駅からタクシーに乗った。
乗り込む時の運転手の行き届いたサポートが有難かった。
「はい、気をつけて下さいね。もう少し頭をひくくして、はい、大丈夫ですよ。そのままそのまま」
降りる時にも十分な配慮があった。
私達が、父の葬儀からの帰りと知って、乗車中もなにかとやさしい言葉をかけてくれた。何だか気持ちがほんわりとしたのだった。
その運転手の名前も、タクシー会社の名も全く覚えていないのに、
”あのとき、受けたやさしい心遣い”だけは、春の雪洞のように今もほの明るく灯っている。
娘達は当時の私の年齢を、すでに越えた。
父の死でひとり暮らしとなった母は、時々娘達のところにも出かけて来た。
末の妹が心配して、お正月や春休みの頃に母を呼び出してくれたので、そこをベースにして、たまに、家にも来た。
まだ学生だった下の娘が、おばあちゃんに、近辺を案内してくれる事になり、タクシーを呼んだ。
乗っている間も、あれこれ解説したり、話をして楽しい時間を過ごした。
帰って来るなり母が、
「今日、運転手さんに、褒められちゃったのよ」
と、話しだした。
車内での、おばあちゃんと孫娘の会話を聞いていた運転手が、降りるときに言った。
「やさしくて、ほんとうにいい娘さんですね。今時、珍しい」
「ええ、自慢の孫なんですーー” 私も胸を張って、降りてきたのよ」
キンクロハジロの幼鳥でしょうか。もともとキンクロハジロは
小型の鴨ですが、イマイチハッキリしません。
ときどき「我も白なり」とばかりに、カモメが一緒に浮かんで
います。はっきりしませんが、下の画像の左。
三角橋方向に歩いてゆくと、寒緋桜が濃いピンク色に、
うつむいて、鈴生りと言いたいように咲いていました。
ソメイヨシノに先駆けて。
遊歩道を外れてしばし。公園近くの家の畑の端に、白に近
い花がびっしりと。ウメかと見まがいましたが、さに非ず。
幹は、明らかに桜でした。 ウメのようにしべが多く、ぱっち
りと元気の良い花です。↓ お名前は?
すぐ隣には、一本の木に、いく色もの花をつけた
椿が満開。ここのお宅の畑だけは、春爛漫でした。