3・14 新聞記事から: 橋本 五朗
東日本大震災から4年。未だ23万人の人たちが避難生活を強いられている。
それでも、「希望」はそこかしこにある。
原発から、わずか30㌔圏の福島県双葉郡広野町に誕生する中高一貫校
「福島県立ふたば未来学園」も、そのひとつである。
原発事故で高校生たちは県内外8ヶ所で分散授業を余技なくされている。
将来に希望が持てない状況が続くだろう。
この危機を乗り切るには人材育成が不可欠と、双葉郡8町村が足並みをそろえた。
みらい学園は、大学受験を目指すアカデミック系、トップアスリート系、職業人を目指すスペシャリスト系の
3コースに分かれている。文部科学省職員から副校長に就任する南郷さんによると、
「課題解決型」学習を導入し、実践力の強化を目指していることにあるという。
その手助けをするのが「ふたばの教育復興応援団」だ。
メンバーは17人。
秋元康、安藤忠雄、伊藤穣一、乙武洋匡、小泉進次郎、小宮山宏、佐々木宏、
潮田玲子、為末大、西田敏行、橋元五朗、林修、平田オリザ、
宮田亮平、箭内 道彦(やない みちひこ)、山崎直子、和合亮一。
世界に羽ばたく人材を育てようとそれぞれが授業を行う。
この応援団授業は年間100時間を予定している。
応援団の人選から交渉、説得まで手動したのは復興副大臣政務官の小泉進次郎氏である。
みらい学園は地元の強い危機感、福島県や文科省の後押しがあって実現したものだが、
小泉氏の情熱とリーダーシップがなければ、ここまで進まなかったかもしれないとは多くの
関係者が認めるところである。
「前例なき環境の子ども達には前例のない教育を!」
小泉氏はこの言葉を繰り返し、はっぱをかけた。
応援団の人選にあたっては、この世界ならこの人だと誰でもわかる第一人で
あることにこだわった。
あの時の先生、あの時の体験が人をつくる。
教科書では教えることができない感動を与えることが大切なのだ。
大人の責任とは子どもたちが描く夢の実現のために汗をかくことではないのか。
そう思う小泉氏はアインシュタインの言葉に教育の原点があると信じている。
「学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこを教育だ」
ふたばみらい学園は高校が先行してスタートする。入学式は4月8日。
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教育は最大の希望だと思います。
もう少し、ニュースで取り上げても良かったのではと思うけれど、
私がTVで見ていなかっただけかも。
新高校生たちが期待に応えて、成長してほしい。
応援団の先生たちの何人かは、知らないけれど第一級の方々なので、
授業をのぞいてみたい気もします。
伊藤穣一さんって、Eテレの「スーパープレゼンテーション」のMC。
彼は学校を何回も中退したそうです!? そんなこと言っていたと思う。
小泉進次郎さんが、これ程、力を入れていたとは知らなかった。
さすが、リーダーシップがある~。