河野洋平・元衆院議長 の記事を読みました。(端折ってます)
小選挙区制 大失敗だった
Q: 自民党総裁として細川首相と小選挙区導入で合意しました。
今、どんな評価をしていますか?
A: 大失敗です。20年前より政治は悪くなった。こんなに死票が多く、
民意が切り捨てられている政治はダメですよ。
ただ、あの時はそんなに失敗だとは思っていなかった。
Q: どういう意味ですか。?
A: 小選挙区に賛成する人は改革派、反対する人は守旧派とレッテルを貼られ、
自民党は大荒れだった。党を割らないために落とし所のつもりで合意しました。
Q: 小選挙区導入で自民党は変りましたか?
A: 自民党の2,3人から選べる中選挙区と違い、小選挙区は候補者の選択肢を奪い、
自民党は純化された。極端に言うと、
安倍 晋三首相の主導による党の公約に従わない人は公認しないわけだから
選ばれるのは一本調子、どこを切っても同じような金太郎あめみたいになっちゃった。
Q: ハト派、リベラル派の影が薄くなりました?
A: あえてリベラルという言葉は使わないけれど、
自民党の中で、もっと中道を行く勢力が声を発してもらいたい。
そうでなければ民主党などの野党の再編しか希望はないんじゃないか。
社民党も、もう一度、政権を狙う意識を持ってほしい。
今は公明党が安倍政権唯一の歯止め役ですが、
もっと候補者をだして、幅広い政治集団を作るべきです。
Q: 安倍内閣や自民党の支持率は高く、7月の参院選に勝てば
衆院、参院のねじれは解消することになります。
A: 日本維新の会や、みんなの党は結局、第二自民党だ。
立ち上げた時の気持ちは、よくわかるが、結局、妥協して流されていく。
小選挙区制って、「たとえ、無名だけれど有能な新人が、いたとしても
当選することは難しい。その地域で有名な議員が当選してします。
もう、新人が当選することは、ほぼ、ありえない感じです。
世襲議員は新人でも名前は知られているので当選できるでしょう。
もちろん、世襲議員で有能な方々もいるし、タレント議員だって有能な方々もいますが、
一人しか当選できないので、
やはり、無名な人には不利だし、不公平な制度だと思います。
このままでいいのでしょうか
この制度が導入されてから、ずうっと思っています