松尾芭蕉のことを書いたものを読みました。抜粋しました。
武士の出であるが、23歳の時に無断で出奔、京都の禅寺で修行、
のち江戸に出て職業俳諧師となった。俳号を桃青という。
深川に庵を結ぶ。弟子から芭蕉の株を贈られ愛好し、庵を芭蕉庵とし、
また号もそのように変えた。
元禄3年元旦、芭蕉は歳旦吟としてこう詠んだ。
「菰を着て誰人います花の春」
こもをきて~
すると、めでたい正月に乞食の句とは、と非難ごうごうであった。
芭蕉は尊敬する西行法師を詠んだのだが(いますは敬語)、
姿詞にこだわる俗人には「まこと」の心が理解できない。
乞食姿で行脚する西行は、芭蕉の理想だったのだろう。
身なりに無頓着な人であった。華美を嫌い、木綿しか着ない。
その座右の銘は、
「人の短をいう事なかれ、己が長きをとくことなかれ、
『ものいえばくちびるさむしあきのかぜ』」。
これが、芭蕉の座右の銘だったとは知りませんでした。
芭蕉が尊敬されるゆえんですね。
芭蕉の話題の後に、私の句を書くのも、呆れるのですが・・・
昨夜、ギヤを入れ替えて春の句を考えました。
小さき鉢あふれる紅やシクラメン
春の雪目も口もなきだるまかな
ベランダへ香りとどけや梅白し
※ シクラメンは冬に咲くので冬の季語だと思っていたら、春の季語でした。
※ 先日、関東に降った雪の風景の新聞の写真に、崩れそうな雪だるまがあった。
※ お隣の大きな梅の木を何とか詠みたいと思いました。
「梅の花」の方が良いでしょうか? 「梅白し」を使ってみたかった!
率直なアドバイスをお願いします。