TVのチャンネルを変えたら、NHKのEテレで「100分で名著」が始まるところでした。
以前、録画して見ていたのですが、最近、何だか、録画できてなくて、見ていませんでした。
宮沢賢治の回は半分だけしか見ることできなかったので、残念でした。
今回は、フランクル『夜と霧』 でした。私が世の中で一番、苦手なナチス題材なので、
見るのをやめようかと思いましたが、これも縁だと思い見ました。HPを貼り付けます。
今、日本では自殺者が14年連続で3万人を超えています。震災に見まわれ、全てを失ったという人も少なくありません。
運命に打ちのめされたという人、将来に希望が持てないという人が、世の中にあふれています。
そこで8月のシリーズでは、人間の生きがいとは何かを追求した名著「夜と霧」を取り上げることにしました。
「夜と霧」の著者は、強制収容所から奇跡的な生還を果たした
ユダヤ人のヴィクトール・フランクルです。
精神科医だったフランクルは、冷静な視点で収容所での出来事を記録するとともに、
過酷な環境の中、囚人たちが何に絶望したか、何に希望を見い出したかを克明に記しました。
「夜と霧」は戦後まもなく出版され、世界的なベストセラーとなります。
アメリカでは、「私の人生に最も影響を与えた本」でベスト10入りした唯一の精神医学関係の書となっています。
日本でも、重いテーマにもかかわらず、これまでに累計100万部が発行されました。
2002年には新訳本も刊行され、その人気は衰えていません。
「夜と霧」が時代を超えて人を引きつけるのは、単なる強制収容所の告発ではなく、
“人生とは何か”を問う内容だからです。そこで今回の番組では「夜と霧」を“人生論”として改めて読みとくことにしました。
戦後、フランクルは「人生はどんな状況でも意味がある」と説き、
生きがいを見つけられずに悩む人たちにメッセージを発し続けました。
彼が残した言葉は、先が見えない不安の中に生きる今の私たちにとって、良き指針となるはずです。
収容所という絶望的な環境の中で希望を失わなかった人たちの姿から、人間の“生きる意味”とは何なのかを探ります。
そして苦境に陥った時の“希望”の持ち方について考えていきます。
8月1日(水) 夜11時。 再放送 翌週8日(水) 朝5時半/午前11:30。
生き延びた人たちは、祈っていた人。収容所でオペラのアリアを歌った人もいた。
そして、ユーモアも。フランクルは死ぬまで、家族を笑わせることをやめなかったそうです。
再放送があるので、都合がつけば見てください。
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先日、市の芸術劇場で、
ちゅら舞紀行 舞踊集団花やから&創作太鼓衆ニライ
(ちゅら:沖縄、やから:優れた者) を見に行きました。
※ 舞踏集団花やからは1997年1月、沖縄の伝統舞踊の明日を担う少女たちによって、子供舞踊集団として結成された。
またたく間に沖縄の人気グループとなり、これまでテレビやCM、日本全国での公演、
中国やアメリカでの海外公演等を行ってきました。
沖縄の紅型の衣装など見られると思い、行きました。
子供たちが出演するので、夏休みなに公演されました。
まだ、5歳、6歳の子たちと10代の女の子たちのパワフルな踊りに驚きました。
5歳、6歳の二人がお年寄りの夫婦を、腰をかがめて踊ったりで、とても可愛い舞台でした。
高校生くらいの男の子が進行役を務めて、客席から男女二人に舞台で、太鼓をたたいてもらいました。
お名前はと男性に聞いたら、「アラン・ドロン」と答えて、女性に聞くと「ミレーヌ・ドモンジョ」と答えていました。
二人とも他人同士で、団塊の世代の方々でした。若い司会者は誰だかわからなかったでしょうね。
想像以上に楽しい踊りで、また、見たい公演でした。