先日、処方薬をもらいに薬局へ。
いつもの薬剤師さんと、しばし雑談。
薬剤師さん曰く、
「年を取るとどうしても免疫力が
下がりますね。子どもの頃にウイルス
感染した病気が今頃発症したりして。
私がそう。」
「免疫力を上げるには、やはり運動
ですね。特に足腰の筋肉は、体全体の
筋肉量の6割くらいあるそうですから、
筋力維持のためにも、歩くことが
いいですね」
もちろん整形外科の先生からは、
受診のたびに、「歩きを維持・継続
することが目標。でも体の状態は
本人しかわからない。事前に
ストレッチする、時々休みを入れて
歩くなど、自分で加減して歩くように」
と、きっちり注意されています。
わかってるつもりですが、寒いと
外歩きはおっくうです。花もほと
んどないので、適当に歩きがちです。
でも手っ取り早く花を見るなら、温室と
いう手があります。新宿御苑の温室です。
電車を乗り継いで行くということは、
休みを取りながら歩くようなものです。
我ながら、グッドアイディア!
というわけで新宿御苑です。
今回は温室に近い大木戸門から入園。
青空と、温室のガラスに映る周りの光景。
なかなかのもんです。
入口の手前脇にはキダチアロエ。
内部は、熱帯と言うより亜熱帯という
感じ。当たり前ですが、とにもかく
にも暖かいです。
名前はわかりませんが、定番の植物が
ここかしこ。ミニジャングル?
カカオの実は大きいし、樹から直接
なるんですね。
肝心の熱帯(亜熱帯)植物の花です。
これはアンスリウム(オオベニウチワ)。
原産地はコロンビアなどの南アメリカ。
サトイモ科だそうです。
この白い花もアンスリウムです。
オオベニウチワもそうですが、
本来の花は真ん中の突起のような
部分で、一見花のように見える白や
赤い部分は仏炎苞(苞)なんだそうです。
そういえば、同じサトイモ科のミズバ
ショウやマムシグサもそうですね。
ランの花です。
上から、レリア・アンセプス(カトレア
の仲間)、パフィオフェデラム(2種)、
シンビジウム。
パフィオペディラムは、クマガイソウ
などの袋状の唇弁と似てますね。
これはハナアナナスと言うんだそうです。
写真の具合でかなり大きく見えますが、
長さは15cmくらいだったかも。
花は先端の紫の部分。その下の羽のよう
に平べったく重なった部分は「苞」です。
中南米原産のパイナップル科の植物です。
サンゴノボタンです。東南アジア原産の
ノボタン科の植物。下に垂れた花の姿が
サンゴのように見えるので、そのような
名前がついたようです。
アフェランドラ・アウランティアカ。
この舌を噛みそうな名前の花は、
南アメリカ原産のキツネノマゴ科の植物。
炎が立ち上がったように見える花です。
お馴染みのハナキリン。学名は
ユーフォルビア・ミリー。
マダガスカル原産のトウダイグサ科の
植物。棘がすごいのでまるでサボテン
のよう。
ユーフォルビアにはダイヤモンドフロ
ストという白い小さな花を咲かせる
多年草の植物がありますが、とても
同じ科とは思えませんがー。
これもトウダイグサ科(エノキグサ属)
の植物で、ベニヒモノキ。低木(木本)。
原産地は西インド諸島のようです。
よく似た感じの花があったなと
思いましたら、そうです、多年草の
キャッツテールです。草本ですが、同じ
仲間のようです。
こちらはオオベニゴウカン(大紅合歓)。
原産地は南アメリカ。マメ科です。
花は、東南アジア原産のネムノキと
よく似ています。分類上は仲間なんですね。
温室内を見て回っていましたら、次々と
外国人観光客と思われる方がやってきます。
私は防寒で重ね着しているというのに、
その中にはいたって軽装の人もいます。
この日は、比較的暖かく感じる日でしたが、
それでも確か13℃くらいだったと思います。
着ぶくれと見られようと、風邪でもひいては
大変です。元気なのが一番です(笑)。