先日NHKで「猫のしっぽ カエルの手」
という番組を見ました。久しぶりです。
この番組は、かつて毎週放送でしたが、
だいぶ以前に終了していましたので、
過去の放送の中から選ばれたものが、
再放送の形で、流れていたわけです。
番組は、イギリス生まれのベニシアさんの、
京都大原の山里での古民家暮らしを紹介する
もの。
題名の「猫のしっぽ」とは「キャットテール」
で、「カエルの手」とは「カエデ」のこと
のようです。
ベニシアさんの想いが込められた題名とか。
ベニシアさんはイギリス生まれ。ハーブの研究家。
庭で育てるハーブを暮らしに生かした生活、
植物だけでなく地域の自然に愛情を注ぐベニシア
さんの姿・想いは、多くの人の感動を呼びました。
放送終了は、ベニシアさんの病気のためだった
ようですが、過去の収録を再編集したものが
今も放送されていることは、ベニシアさんの
生き方が、多くの人の心を捉えていることを
物語っていると思います。
(画像はNHKのHPからお借りしました)
地域を散歩していると、見慣れたはずの光景
が、まるで初めて見る光景のように思える
ことがあります。
上の写真はイイギリの赤い実です。赤い実を
見て、そこにイイギリの樹があったことに
今さらのように気づきました。
イイギリの隣に見えたのは、赤橙色の実です。
もしかしてカラスウリの実かもしれません。
カラスウリだとしたら、夏の夜に、白いレース
のような花が見られたはずですが、全く気づき
ませんでした。
クチナシの実もすっかり忘れていました。
小さな公園の片隅で、毎年ひっそり花を
つけるクチナシです。
ふと思い出して行ってみると、やはり
たくさんの実をつけていました。
トウネズミモチの黒い実も、いつも散歩で
通る道沿いにありました。
ネットフェンスの内側で、背丈が伸びた垣根
のようになっていましたので、見落として
いたんですね。
ちょっと遠くまで、写真を撮りに行く
必要はなかったんです。
集合住宅の道沿いに、ヒイラギナンテンの
低木につぼみが見えました。花が開くのは
だいぶ先ですね。
別の小さな公園の地面に広がっている緑の
中に、白い蕾が見えます。フッキソウで
間違いないと思うんですがー。
今頃蕾を見るとは思いもよりませんでした。
これも咲くのは、たぶん4月頃だと思います。
冒頭に書いたベニシアさんの番組で、こんな
ベニシアさんの言葉が語られていました。
私たちは、日々の悩みや心配事で頭が一杯に
なり、身の回りの自然の美しさに気づかなく
なっています。
せめて時には考えることを止めて思い出し
ましょう。人生は舞台稽古ではなく、美しく
生きる機会なのだと。
「美は見る人の目の中にある」という諺は、
まさに言い得て妙ですね。
世界が平和でありますように!
私もその番組観ましたよ。
私はこの番組のファンでずっと録画して観てました。
あんなに元気はつらつだったベニシアさんが目の病気(認知症?)で、
不自由になられた様子を見てお気の毒で泣いてしまいました。
今は施設に入られているようですが、まだまだお若いのに残念で仕方ありません。
コメントありがとうございました。
この番組をhisuinetさんもご覧になって
いたんですね。
ベニシアさんの目の病気は、ネットを
見ていましたら、脳の視覚機能を司る
部位が委縮することからくる病気(PCA)
なんだそうですね。お気の毒です。
ベニシアさんの素晴らしいエッセーを
聞くことができなくなったことは本当に
残念です。