ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

夏の観察会~牛伏川~

2020-08-14 | 自然観察

コロナ禍と長雨でずっと出来なかった観察会…ようやく今年初めて実施できました。咲いている花ばかりでなく、咲き終わった花もこれからの花も気になって、たくさん写真を撮りました。記録として残しておきます。まず夏の花、「フシグロセンノウ(節黒仙翁)」です。緑濃い川沿いの草むらに色鮮やかな花が目立っていました。

 

 

出会って嬉しかった「タマアジサイ(玉紫陽花)」です。蕾から咲いたところまで見られました。

 

  

 

 

「ヤマホタルブクロ(山蛍袋)」は草刈りにあってしまいましたが、その後にわずかな茎がのびて花をつけていました。

 

 

「コバギボウシ(小葉擬宝珠)」もあちらこちらに咲いていました。

 

夏は白い花が多い気がします。「ボタンヅル(牡丹蔓)」と「オトコエシ(男郎花)」です。

  

 

  

 

「ウバユリ(姥百合)」も存在感ある姿で群生していました。

      

 

「オカトラノオ(丘虎の尾)」と「タケニグサ(竹似(煮)草)」です。

  

 

「バライチゴ(薔薇苺)」の花もきれいです。赤い実も付いていました。

  

 

「イケマ(牛皮消)」はアサギマダラの食草になります。

  

 

「ゲンノショウコ(現の証拠)」と「ノブキ(野蕗)」の花も咲いていました。

  

 

黄色の花もあれこれ咲いていました。「キンミズヒキ(金水引)」と沢山咲いていた「ミズヒキ(水引)」です。

 

  

 

「キリンソウ(麒麟草、黄輪草)」は保護して増えてきた花…今年もたくさん咲いて嬉しいです。

 

「キツリフネ(黄釣船)」と「ツリフネソウ(釣船草)」です。

      

 

黄色の花が続きます。「ダイコンソウ(大根草)」と「クサノオウ(瘡の王)」です。

  

 

「イタチササゲ(鼬ささげ)」の花と実です。

   

 

「コウゾリナ(髪剃菜、顔剃菜)」と「キツネノボタン(狐の牡丹、コンペイトウグサ)」です。

  

 

「ミツモトソウ(水元草)」と「ガンクビソウ(雁首草)」です。

  

 

紫の「シデシャジン(四手沙参)」と青の「ツユクサ(露草、蛍草)」と紅紫の「ハギ(萩)」です。

  

 

  

 

ちょっとかわいそうな名前の植物もあります。「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)」と「ハキダメギク(掃溜菊)」です。

  

 

「ヌスビトハギ(盗人萩)」と「ハエドクソウ(蠅毒草)」は何やら恐ろし気な名前です。

    

 

「ヤブジラミ(藪虱)」も花は可愛いのに何だかかわいそうな名前です。

 

花が見られなかったもの…その花姿を想像しながら撮りました。「クモキリソウ(雲霧草、蜘蛛切草・蜘蛛散草)」と「ウメガサソウ(梅笠草)」です。

  

 

「ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)」と「ヤブレガサ(破れ傘)」です。

  

 

実がついているものもありました。「エビガライチゴ(海老殻苺)」と「ツリバナ(吊り花)」です。海老殻苺は茎が海老殻の色です。

  

 

ここにも実がついていました。「ナルコユリ(鳴子百合)」と「ウワミズザクラ(上溝桜)」です。

  

 

葉が気になった「カラハナソウ(唐花草)」と「オオバコ(大葉子)」です。オオバコは摘んで学校に持ち寄り、売って教材購入の足しにしたとか…薬草としての利用があったようです。参加された方からの情報です。

  

 

これから花が咲く「アケボノソウ(曙草)」と「ナンバンハコベ(南蛮繁縷)は楽しみです。

  

 

最後にキノコ…この茎の細いこと!「ハリガネオチバダケ(針金落葉茸)」です。

 

ここではいつもチョウに出会います。この日まず出会ったのは「ジャノメチョウ」です。

 

「コミスジ」も舞っていました。

 

二頭一緒に舞っていたのは「カラスアゲハ」でしょうか。

 

これは「ヤマキチョウ」でしょうか。舞っている姿は証拠写真程度ですが…

  

 

この日注目はこの「スミナガシ」です!そのシックな翅色は注目でした。 

 

微妙に変化しているその翅を閉じている姿です。

  

 

口の長いストロー状の赤い管が目立っていました。

 

なかなかじっとしてくれないチョウだそうですが、この時は動きながらもしばらくその場で食事をしていました。

 

花や蝶にたくさん出会えて、久しぶりの観察会は充実の内容でした…

 

コメント (8)
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