「小山敬三美術館」は「小諸懐古園」の中にあります。一番外れにある「小山敬三美術館」を見学した後で「小諸懐古園」を散策し、「藤村記念館」に入りました。まずは国の重要文化財に指定されている小諸懐古園の顔「三の門」です。江戸時代の1615年築で1765年に再建されたものです。
小諸懐古園にはお城は残っていなくて「天守台」が残されています。立派な石垣でした。古い松が一本残っていて、「島崎藤村」の「千曲川旅情の歌」の最初「小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ…」が浮かんできました。「千曲川旅情の歌」は別の場所に歌碑がありました。
ここは「島崎藤村」ゆかりの地で、「藤村記念館」があって見学しました。藤村の小諸時代を中心とした作品や資料などが展示されていました。この建物は著名な建築家「谷口吉郎」が設計しています。「谷口吉郎」は「東宮御所」や「帝国劇場」を設計した建築家です。
館内の撮影は禁止でしたのでパンフレットから…島崎藤村は27歳から6年間をこの小諸の地で過ごしました。
ここには藤村の「椰子の実」の歌碑がありました。近くには幹回り6.5m、推定樹齢500年の大きな「ケヤキ(欅)」の木がありました。
「小諸城」の築城は1487年(小笠原氏の流れをくむ「大井光忠」)ですが、1554年にこの地を制した「武田信玄」が拡張整備したそうです。それには「山本勘助」が関わったそうです。
ここからは遠く「富士山」が眺められるようですが、この日はあいにく雲の中でした。
この「懐古園」の中には「動物園」と「遊園地」があります!「動物園」は改修中で半分くらいの見学しかできませんでした。小さな可愛らしい動物園…「ペンギン」が注目でした。
動物園から見下ろす位置に小さな可愛らしい遊園地があって、メリーゴーランドとコーヒーカップが見えました。
ここで発見したマンホールの蓋には「浅間山」と「懐古園」が描かれていました。
「懐古園」は高台にあってその下に「千曲川」が流れています。園内はたくさんの桜が植えられていて、桜の時期に行ったことがありますがお花見の名所でもあります。秋の紅葉の時期も散策に良い場所で、もう色付いている木もありました。
「懐古園」のお隣にあったこの建物…「渥美清こもろ寅さん会館」です。「渥美清」さんと映画「男はつらいよ」シリーズの展示がされていたそうですが、今は休館中です。「寅さん」の像と「山田洋次」監督の碑がありました。
最後に「小諸城址懐古園」の案内図です。「藤村ロマンただよう信濃の名城」とのタイトルもありました。
久しぶりに「小諸城址懐古園」を散策していい時間が過ごせました。歴史の遺産を残しつつ、美術館やら博物館それに動物園や遊園地迄あって地元の方々の楽しめる公園になっていると感じました。