ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

多治見市へⅡ~岐阜県現代陶芸美術館~

2023-03-01 | ミュージアム

焼き物の街「多治見市」を巡る旅…次に向かったのは「岐阜県現代陶芸美術館」です。陶磁器産業の盛んな岐阜県…その産業と文化の拠点としての「セラミックパーク」の中に陶芸美術館があります。入り口には今回の企画展の案内がありました。

  

 

  

 

アプローチの天井には陶器のかけらが埋め込まれていました。長いアプローチのところどころにも展示がありました。    

      

 

  

 

このテーマのようにその巧みな技から生まれた現代作家さんの作品を見ることが出来ました。

     

 

「稲崎栄利子」さんの陶磁のアートです。土からできた小さなリングが織りなす布のような雰囲気は見事でした。

  

 

「池田晃将」さんの漆工の作品…数字が組み込まれていますが、貝を嵌め込んで作られているそうです。

  

 

「福田享」さんの木彫の作品…カタクリの花も蝶も水滴もとてもリアルです。水滴は板全体を彫り下げて浮き彫りにしてつやを出したそうです。

  

 

「大竹亮峯」さんの作品は木彫…月下美人の花は花器に水を入れると開くそうです。このカニは本物のように動くようです。

  

 

「前原冬樹」さんの作品は木彫…上の鎖から足先まで一本の木から彫り出されているそうです。

     

 

その他、金属やガラスなどの素材を使った現代作家さんの作品に魅了されました。その作家さんたちの刺激にもなっている「明治工芸の逸品」の数々…その展示も素晴らしかったです。こちらは撮影禁止で写真がありませんのでパンフレットからです。

     

 

この企画展の後、陶芸作品の「コレクション展」も見てきました。収蔵されている陶芸作品の数々を堪能させてもらいました。こちらも撮影禁止で写真がありません…最後にこの美術館の庭です。水と建物が融合した素敵な空間になっていました。

     

 

  

 

  

 

ここで目に留まったのは水と太陽が織りなす虹色の輝き…水面に映る階段のフェンス越しの虹色が美しかったです。

  

 

     

 

作家さんたちの超絶技法と明治期の工芸品に魅了され、たくさんの素敵な陶芸昨品に出会えた美術館でした。この企画展はこの後に全国の何か所かを巡回するそうですが、何と次は「長野県立美術館」でした!

 

コメント (8)
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