「高島城」に行った後で「諏訪市博物館」に向かいました。「諏訪市博物館」は「諏訪大社 上社 本宮」の前にあります。地元特産の鉄平石も使われていました。 諏訪市博物館 (suwacitymuseum.jp)
この日、ここで注目はミニギャラリー展の「矢澤米三郎と牧野富太郎」でした。諏訪出身の博物学者「矢澤米三郎」は朝ドラでも取り上げられた「牧野富太郎」と交流があって、牧野富太郎を招いて八ヶ岳で植物採集講習会を開催したり、手紙のやり取りもしていて、それらが展示されていました。植物採集に使う胴乱も…
「矢澤米三郎」は「信濃博物学雑誌」の刊行もしています。
歴史のコーナーでは諏訪の成り立ち、諏訪湖の出来た経緯について解説されていて、注目して見てきました。
中庭にあるこのモニュメントは地球の時間軸を表しているのだそうです。
企画展示室では「特別展 蓼科保養学園・メモリアル」が開かれていました。「蓼科保養学園」は大正12年から今年の3月末で閉園するまで100年にわたって子供たちの健康づくりを行う場として開設されて、諏訪市内の小学5年生がそこで3か月間合宿し、学校も併設されていました。いろいろ経験しながら健康づくりをする全国的にも珍しい施設だったと思います。
この博物館の前にある足湯はいつでもだれでも利用できます。
博物館の方に前から気になっていた「諏訪大社大祝諏方家住宅」への道をお聞きしたので行ってみました。ちょっと入り組んだ場所にひっそりと佇む「諏方家住宅」でした。
表門は天保年間に建てられた当時のものが残っていました。家屋は当時3000坪の敷地に320坪の屋敷があったそうですが、今はわずかに居住部分と土蔵を残すのみです。住宅に残るかつての面影ある造りを注目して見てきました。
土蔵には諏訪大社の神紋と同じ梶紋が記されていました。
屋敷脇には立派な御柱のたてられた「春日神社」がありました。「ヒガンバナ」が咲き始めるところでした。
9月の連休中で博物館の前の諏訪大社の駐車場は満杯でしたが、博物館内は見学者も少なく静かに見学ができました。気になっていた「大祝諏方家住宅」の見学もできて良かったです。この時の写真もスマホです…