ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

秋の牛伏川樹木観察会

2024-11-09 | 植物

「秋の牛伏川樹木観察会」があって参加しました。前日に雨の降った日で、行きの塩嶺峠は霧の中でした。いつもの山麓線からの北アルプスの姿も雲の中でした。ブルーベリーの葉が色づき始めていました。

     

     

 

「秋の牛伏川樹木観察会」は例年この時期に行っていて紅葉の見頃なのですが、今年の紅葉は遅くてまだ紅葉していない木もありました。10/30のことです…それでも紅葉していたのは「オオモミジ」です。前日の雨の影響もあって牛伏川周囲は霧に包まれていて、鮮やかな紅葉は見られませんでしたが、幻想的な風景には出会えました。

     

     

     

     

     

 

「オオモミジ」は「イロハモミジ」より大型の葉です。黄葉する葉もあります。

     

     

     

 

霧の中、濡れた落ち葉もきれいでした。

     

     

     

 

こちらは「ウリハダカエデ(瓜肌楓)」…名前のように若い樹皮では瓜のような縞模様が見られます。葉は浅く切れ込んだ大きな五角形のような形です。

     

     

     

     

「カラコギカエデ(鹿子木楓)」は縦長の葉が浅く3裂していて黄色~赤に色づきます。木肌が鹿の子模様のようでこの名前がついています。

     

     

 

「ハウチワカエデ(羽団扇楓)」は黄、赤、オレンジと色とりどりに紅葉します。大きな葉で切れ込みが多いです。

     

 

カエデ以外にもたくさんの樹木を見ましたが、この時期はドングリにも注目でした。「コナラ」と「クヌギ」です。

     

     

     

     

 

こちらは「トチノキ(栃ノ木)」です。栃の葉は5枚で一つの葉だそうで、落葉する時も5枚一緒に落ちるそうです。下に落ちるとバラバラになるようです。

     

     

     

 

所々で「カツラ(桂)」の甘い香りが漂っていました。ハート形の葉が可愛らしく黄葉し始めていました。

     

 

「オヒョウ(於瓢)」は切れ込みの入った葉が特徴的です。黄葉し始めていました。

     

 

赤い実がついていたのは「ガマズミ」です。「マユミ」の可愛らしいピンクの実にも出会いました。

     

     

 

木の切り株の苔むしたところに出ていたのは「切り株パフボール」と言われる担子菌類です。「マムシグサ」の赤い実も目立っていました。

     

     

 

最後にいつもの「フランス式階段工」の様子ですが、この日はこの階段工からずっと上流まで足を延ばして樹木観察をしました。霧がかかった牛伏川上流の様子も見て下さい。

     

     

     

 

こちらは明治時代に造られた「内務省えん堤」です。こうしたえん堤がフランス式階段工の上に4つあります。

     

     

 

この先の「マツケン小屋」まで登っていきました。「マツケン」とは「松本建築事務所」のことです。ここから鉢伏山に登ることができます。

     

     

 

この辺りは「ニセアカシア(ハリエンジュ)」の木を「巻枯らし」という方法で枯らして伐採し、新たな広葉樹林にするための作業をしています。

     

     

 

おまけはこの時ご一緒した方の作品…2枚の笹を切り込みを入れて組み合わせて作られていました。きれいな市松模様になっていて、ちょっとした食品を入れる素敵な器にもなりそうでした。

          

     

霧の中でしたが、色付き始めた紅葉を見ることが出来た観察会でした。この日は高低差のある場所を歩いて6913歩でした…

 

コメント (4)
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