教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

秋の漂着物

2009年11月19日 | 生き物
寒いですね~!
家にいると凍えそうなので浜辺に出てみました。
ゴアテックスのジャケット、耳あて、長靴の装備で歩けば
冷たい海風もなんのその。炬燵でアイスを食べるのに似ています。


今回も楽しい思い出のある葉山近辺へ

春の海ほどではありませんが色々なものが流れ着いていました。



ガザミに似ているカニ、茹でたら美味しそうです。

よく見かけて気に入ったのがコレ


マリモのようですが質感はヤマモモの実のようにプリプリ
何でしょう?知りたい・・



今にも動き出しそうです。
この美しさ、子供の頃遊んだネオンブライトを思い出します。

立派なサザエの貝殻がぽつんと、目立つ所にありました。
家の塀の低い位置にいろいろな貝を並べてあるのですが
近所の小さい子が喜んでくれます。これも加えようかな?



手を伸ばしたと同時に波がやってきて、



コロリ、裏返しになったとき
何かがさっと奥へ隠れたのが見えました。



毛むくじゃらで鮮やかなオレンジ色、ヤドカリです。
こんな大きな種類を見たのは初めて!
これを見た友人が、これは“オニヤドカリ”だと教えてくれました。
体の柔らかい部分はイシダイの釣りエサとして利用され
普段はもっと深いところに生息しているそう。

遠くから見て薄紫色に見える不気味な木材が転がっていました。

近づくと


何かがびっしりついています!
カメノテに似ていますが違うようです。


1.5メートルほどの長さの木材についたこの生物。
木材の一方についたものは若く

もう一方は成長しているように見えました。


みんな生きています。うわ~・・不思議。
またまたこれを見た友人が“フナクイムシ”だと教えてくれました。

→その後この記事をご覧になった方に「エボシガイの仲間です」とご指摘いただきました。

オニヤドカリに続き、海岸で目にすることは少ないであろう
生物に出会うことができてラッキーでした!


見かけた漂着物のほとんどは名前も知りません。
広く深い海の中はどんな世界が広がっているのか
考えると楽しいけれど潜ってみるのはちょっと怖い。

そんな私のような人にぴったりなのが葉山しおさい博物館。

大きな施設ではありませんが内容充実。いつ見ても
新鮮な驚き(まったく学んでいない証拠?)があり
なんともいえない味わいがあります。静かな館内は深海にいるよう。
思い浮かべたら、また行きたくなってきました。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする