教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

あけびを味わう

2011年04月25日 | その他

桜の開花と同じ頃
今年も家のアケビの花が咲き始めました。



千本桜にお花見に行ってクタクタになった4月10日
家のアケビは六分咲き



向かって右の大きいのが雌花
左の小さいのが雄花です。
アケビはこのままでは結実しにくいので
受粉を手助けしてあげないといけません。



毎年雄花のやり取りをしている
頼りになるご近所 Iさん宅を姉と訪ね、
雄花をいただいてきました。
4月10日の時点で、I さんは「一週間後ぐらいがいいかと思う」
とおっしゃっていましたがその通りで
まだ雄花も雌花も成熟しきれておらず
受粉作業はほとんどできませんでした。



ちょっと若い雄花。
下にぱらぱら落ちている紫鼠色の花粉が
雌花の先端の光っている部分につけばよいのだと思います。



雌花の下に雄花が入った器を持っていってチョイっと付けます。
写真手前のメシベには
少し前に姉がつけたと思われるオシベがくっついています。

あけびは東のアーチと西南のフェンスにあって
とにかく花が多く、いっぺんには無理。
この2週間、時間があるときに
I さん宅から雄花をいただき受粉させる、
という作業を繰り返してきました。



一緒に余分なツルを剪定したら
母が3つのリースをつくったので玄関周りに飾り
ものすごい勢いで出た新芽もすべて刈り取りました。



それをさっと湯がいてしばらく水に放し
酢味噌をかけました。
アケビの新芽は父が好きだった我が家の春の味。
昨年はやけに苦くてエグミがあったと記憶していますが
今年はほとんどクセがなく柔らかくて最高♪
出たてのほんとうに若い芽をつんだのが
良かったのかもしれません。

アケビの春の仕事はこれで終わり。
これから夏にかけては
伸びてくるツルをどんどん切って
2年ほど前から発生するようになってしまった
イラガとアケビコノハの幼虫を箸で捕る、
という作業が待っています。


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