Hさんは横浜にある教会を日本画に描きました。
「指路教会」 日本画 F6
覆いかぶさるようなビル群、遠くには電車が見える
横浜市関内の街並に古い教会が立っています。
そこだけ時が止まったような不思議な雰囲気・・・。
19世紀末に建てられ、関東大震災で倒壊したのち
再建されたという教会。その歴史に思いを馳せながら
教会にだけ粗い岩絵の具をのせることを繰り返しました。
入口のバラ窓には色を多用し、アーチの細部にまで
こだわって描きこんだ教会と、あえてぼかし、
色数をしぼった現代の街並みの対比が面白く
時の流れをしみじみと感じさせます。
Hさんの持ち色ともいえる紫系で全体をまとめ
幻想的な美しさがただよう素敵な作品となりました。
常にスケッチし、感受性を磨いているHさん。
その成果は作品に表れ力強さが増してきました。
Hさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」の中の
“作品集”内のHさんのページにたくさん掲載されています。
こちらもぜひご覧下さい!
横浜自然観察の森の朝。
満開のヤマザクラに芽吹き始めた木々の若葉を
やさしい春の朝日がふんわりと照らしていました。
葉っぱが柔らかくて美味しそうです。
桜はいろいろな種類があるものですね。
4月に入って2回目の教室は
快適な室温と湿度の中、ウグイスの歌を
堪能しながら制作できました。
描いているときは無心・・
近くで見たり離して見たり。
作品と自分との静かな対話が続きます。
日本画制作の方は
描いたスケッチや大下図でときどき細部を
確認しながら本画を描き進めていきます。
本画に入る前の下準備はとても大切ですね。
お昼休み。
気温が上がって、キタテハやビロードツリアブ、
ミツバチ、シジミチョウなどが飛び回る中
トンボ!
桜の咲くこんな早い時期には
初めて見た気がします。アオイトトンボでしょうか?
やったー!ヘビの赤ちゃん♪
アオダイショウでしょうか?
嬉しさのあまり手ぶれしてしまったのが残念・・
暖かくなるこれからの出会いに期待です。
春色の山はうっとりするほど美しくて
いつまでも見ていたいほどでした。