Iさんは春の訪れを描かれました。
「早春の使者」 日本画 M10
花盛りの白梅の枝に愛らしいメジロのとまる早春の情景です。
動きのある枝に変化に富んだ梅の花蕾が光り輝きじつに華やか。
明るい色遣いとメジロの瞳の輝きに春の喜びが溢れ出ています。
近づいてみました。
迫力ある鉛筆デッサンそのままに粘り強く何層にも重ねられた
岩絵の具は美しく発色し深みがあります。ふくいくとした香り
が伝わってくるよう。前向きな力を感じる溌剌とした作品です。
作品との根気強いやりとりで深さ力強さが増しておられるIさんの
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のIさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。
本降りの雨で朝の森はもやっていました。
小鳥たちのさえずりとシュレーゲルアオガエルの声が高らかに響いて
人には会いませんでした。
雨が午後14時頃まで降り続いた日、5月最後の教室でした。
湿度が高く絵の具がなかなか乾きませんが焦りは禁物☆
いつもどおりゆっくり丁寧に作業をすすめてゆきます。
子供たちの歓声と社交ダンスの音楽を聴きながらの制作です。
お茶をしてなごやかに談笑しつつ各々の課題に向き合いました。
次回のお教室は少しあいて10日後となります。
ニワトコの木が揺れていたので見ていたら
メジロがまだ青い実をついばんでいました。
周りに虫でもいるのかな?
だいぶ赤くなっているものもありました。雫がキラリ☆
久しぶりにホタルの池に行ってみると
シランとウツギの花が咲いていました。
あんなに飛んでいたトンボたちはどこで雨宿りしているのだろう?
羽化しているものもみつけられませんでしたが
上陸したてのヤマアカガエルの赤ちゃんが数匹見られました。
上陸は5月はじめころから始まっていてそろそろ最終組。
紫陽花の葉にしがみついていたこのゾウムシ。
はじめこの森でよく会うシロコブゾウムシかと思いましたが
周りにマメ科植物はなく、やや小型で背中の真ん中が黒く
近くにヤツデがあったため、ヒメシロコブゾウムシだろう♪と思いました。
土砂降りの雨を森のどこかでしのいでいた生き物たちは
今ごろ忙しく活動していることでしょう。