ちょうど一か月前のお話ですが散歩道に穴だらけの葉がありました。
ヒサカキかな?
ヒサカキを食害する虫といえばホタルガの幼虫です。
ホタルガは梅雨時にハタハタと飛んでいるイメージで
触覚がブラシのようにボリュームのあるのがオス
こちらがメス
ホタルガはだいたい暗いところにいるので光をあてると
青く輝いてとてもきれいです。
さきほどのヒサカキの葉裏をのぞいてみると
不思議な光景が見られました。
2つの黒っぽいかたまりにとまるホタルガ一頭
この繊維の集合体のようなものは何だろう?
何者かの繭のように見えるけれど割いて観察する勇気はありません。
ホタルガはこの塊に執着し角度を変えながら何度もお尻を差し込んでおり
どれだけ接写してもその動きを止めませんでした。
腹部先端からはクリーム色の管のようなものが出たり入ったり。。
産卵?
ホタルガはサカキの葉に産卵するものだと思い込んでいましたが
そのシーンに遭遇したことはなく、この行動が何かはわからないまま。
ネットで検索してもホタルガの産卵行動は見つけることができませんでした。
初夏の森によくぶら下がっていたホタルガの幼虫
ときどき大発生するので嫌われがち、かな?
以前、よく似たシロホタルガの幼虫に誤って触れたことがありますが
かぶれたりはしませんでした。
先日同じ木を観察に行くと、塊2つのうち長細い方は落下しており
丸い方の見かけはかわらないまま。葉は3分の2なくなっていました。
ハタハタ飛ぶホタルガを昔は気味悪がっていたけれど今は面白い。
生態が気になります。