教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

庭に息づく生き物たち

2020年06月05日 | 生き物

ムクドリの鋭い叫び声を聞いてあわてて外を見ると


鳴きながら地面に飛び降りました。

またヤマカガシが出たにちがいない!
カメラをつかみ急いで見に行くと、ムクドリはフェンスを横移動し
やがて警戒をといて飛び去りました。
母姉とともにいるはずの蛇をしばらく探しましたが見つからず。。


落ち着いて薔薇を見るとアマガエルが休んでいました♪
薔薇の枝先までヘビはやってこないでしょう。賢いですね。

コロナ禍で長い休みの間、久しぶりに庭の植物と向き合って
多くの発見をしました。


剪定したハナズオウの枝にはたくさんの孔があいていて
新しい木屑も。代々カミキリムシが命をつないでいたようです。


針金を孔に差し込むと15㎝ほど奥まで空洞はあり
取り出した針金はびしょびしょに濡れていました。
カミキリムシの幼虫がまだいたのかもしれません。。


ならせっぱなしだったキンカンを収穫した時


新葉にアゲハの幼虫を発見。こんな訪問者は大歓迎です。


ようやく咲きだしたサツキ
いつも咲き終わったらフェンス際まで刈り込んでしまうのですが

今年はじっくり観察してみました。
すると


ルリチュウレンジがやってきて産卵しそうなそぶりをみせました。
チュウレンジハバチは薔薇の害虫だとばかり思いこんでいたので
見届けなかったのですが、後で調べるとルリチュウレンジはツツジが食草でした。

後で産卵痕を姉とじっくり探したけれど見つけられず。


枝先にけっこうな数ついていたこの塊、じっと見ていると歩くのです。
カエルのフンなら可愛いのに。。ツツジコブハムシの幼虫のようです。


繊細な美しさをもつツツジグンバイ。
ツボミシンクイムシは撮り忘れました。

小さくても植物に深刻なダメージを与える虫たちや病気。
細やかにお世話していれば庭で見ることもなかったでしょう。

剪定をし続けたこの5月。
長年庭を綺麗に保っていた父の凄さを思い心の中で何度も謝りました。

楽しそうに世話していた後ろ姿を思い出し、庭仕事が忙しい時期には
出かけたがらなかった父の気持ちが今ならわかる気がします。


カマキリくんがんばって!


ハエトリさん、これからもよろしくお願いします!






コメント (4)
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