SH0さんと一緒に、まずは、上ノ国町湯ノ岱の藪山・下ノ沢山に登り、その後、北斗市へ戻り、戸切地川の釜の仙境を遡行した。
○下ノ沢山(573.6m)
上ノ国町湯ノ岱の北側の下ノ沢川を源流とする厚沢部町との境界近くの二等三角点の山である。下ノ沢林道を10kmほど走り、崖崩れで車では無理な小沢支線を2.5kmほど歩いた。林道の頂点から北西尾根の藪を30分ほど漕いで頂上へ。
崖の上から北東尾根に取り付き、左奥に見える北峰を目指す。頂上はその南奥で見えない。
ようやく見つけた二等三角点(点名・下ノ沢)を前に記念撮影。
登り1時間30分、下り1時間15分。
○「釜の仙境」遡行
北斗市戸切地川の上磯ダム奥の景勝地・釜の仙境は、両側が断崖絶壁の函がカーブしながら500mほど続くところである。その入口までは展望遊歩道が付けられている。しかし、釜の中は、SHOさんが昨年の6月に下見したときには、深くてとても中へ踏み入ることなどできなかったとのこと。
しかし、暫く雨が降っていないし、時期的にも水量が減っているのではないかとの想いから、ダメもとで遡行を試みた。暗くて、不気味で、とても一人では踏み入る気にはならない雰囲気だ。
川に入ってみてまずびっくりしたのが、水温の低さだった。情報では、両側の崖の至る所から多くの湧水が流れ込んでいることは知っていたが、その量が半端でなく、非常に冷たい。
入口は腿ほどの深さだったが、あまりの冷たさに我慢できず、岩の上に上がるSHOさん。
石灰岩の岩崖の隙間から滔々と流れ出る湧水・・・このようなところがずっと続く。これが冷たさの原因。
一番深いところで臍の辺りまであった。冷たさを堪えての遡行・・・このような両側の断崖絶壁が500mほど続く。
湧水帯が過ぎると、水量もぐっと少なくなり、渓相も穏やかになってくる。
遡行の情報は、目にすることがなかったので、目の前に現れる断崖絶壁の状況や沢の流れの様子や深さに興奮しっぱなしの40分・・・ようやく、断崖絶壁から解放された。前日のものと思われる足跡があった。我々以外にも物好きな者がいたようだ。
林道まで登ろうと思った地点にピンクテープがあったので、そこから藪を漕いで登って行ったら遊歩道に出た。それを辿っていったら、スタート地点に戻った。これにもビックリ・・・・。
詳しい山行記録と遡行記録は、下記からどうぞ!
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