読書週間というわけではないが、図書館で前に借りた本を返して、新しく借りて来た。前回も今回も東野圭吾と真保裕一のものばかりである。この2人は、共にミステリー作家である。
学生時代は純文学を乱読し、現職のころは、必要に迫られて読むものや啓発ものが多かった。しかし、退職してからは、時間つぶしの読書が多くなった。特に、天候のよいときは外での活動がメインなので、天候が悪い時の時間つぶしはテレビか読書である。それ以外の何か没頭できる高尚な文化的な趣味を持ちたいと思っているが、なかなか見つけられないでいる。
時間つぶしだからといってどんなジャンルでも良いと言うわけではない。テレビもサスペンスやミステリー系のドラマが大好きだが、読書も同じで、それにノンフィクション系のものが加わる。
自分の傾向としては、面白い作家が見つかると、その作家のものを次々と読むことが多い。これまでに、一番好きな松本清張や吉村昭を初め、新田次郎、生田直親、森村誠一郎、西村京太郎、夏樹静子、佐々木譲、梓林太郎などのものを多く読んできた。今は、東野圭吾と真保裕一にハマっている。最近は若くて優秀なミステリー作家がどんどん出てきているようだ。いずれ、それらの作品も読んでみたいと思っている。
なぜミステリー小説に惹かれるのか、自分なりに考えてみた。時間つぶしの読書なので、面白くて、最後まで没頭して読めることが一番なのだが、没頭させられる魅力がたくさんある。
いろいろなパターンがあるので、一概に言えないが、思いつくまま列挙すると、魅力的なトリックや謎解きのスリルや面白さ、ハラハラドキドキ感、魅力的な登場人物による魅力的な人間ドラマ、非日常的な中での場面展開、起承転結の「転」の醍醐味、どんでん返しや自分の予想の範囲を超えた展開にやられた思う快感、作家の発想の豊かさへの感動などなど・・・。
要するに、スリルとサスペンスに満ちたあきさせないストーリー展開が一番なのだが、度肝を抜かれるようなとびっきりの真相が用意されていて、意外性と論理性が見事な両輪をなしている深みのある作品に惹かれるようである。
秋の夜長、アウトドアには最も中途半端な11月を迎えて、ここ当分はミステリー世界に没頭する日々が続きそうだ・・・。
ここ数日は、不順な天候が続いている。連日晴れ間を狙っての1万歩超ウォーキング以外は、この読書と録り溜めたテレビを観て過ごしている。
私の場合はブックオフにある圭吾本を全て購入してきて読んだりしていました。
ミステリーにはまるsakagさんの分析も的確にだと思います。
秋(初冬?)の夜長、ミステリーに心をときめかせてください。
今は断捨離で、本もなるべく買わないで、借りて読むようにしています。
文庫本は文字が小さいので目が疲れますね。
パソコンは何時間操作していても疲れないのですが…。
東野圭吾はよく読みました。彼はウィンタースポーツをテーマにした小説もよく書いてますよね!
前回読んだ東野圭吾の「白銀ジャック」が面白かったです。本人がスキーやボードをするかどうか知りませんが、もしそうでなかったら、臨場感たっぷりの表現なので、凄い取材力だと思いました。