早朝出発で美濃戸口へ。八ヶ岳連峰が見えてきたよーカッコイイ!
八ヶ岳山荘駐車場¥500/日。料金は八ヶ岳山荘で支払い、日付を書いた紙を貰い外から見える車内に置いておく。
ここまではチェーンなど無しでも上がって来られたが、この先は必須。
10時45分出発。
25㎏以上の荷を担いでるのにYnさんはサクサク歩いて、気付けばドンドン離されている。
離されないようにと頑張って歩こうとしたが、いかんせん足が動かぬ故諦めマイペースで行く事にする。
12時、美濃戸山荘に10分遅れでやっと合流。
山荘は閉まっていたが、トイレ(100円)は利用でき、温便座にびっくり!
休憩のち再出発して南沢コースに入ります。
階段状の鎖の手摺がある辺りまではYnさんは近くにいたのに、気付くとまた姿が見えず、歩きづらくなってきたので少しでもおいて行かれないようアイゼンを履こうと思いザックを下ろしロープの下にあるアイゼン袋を取り出そうとしたが、うそ!?嘘、嘘、嘘!?嘘やろーーーー!?無い!アイゼンが無い!パニック!半泣きになりながら急いでYnさんに知らせなければ!とゼーゼーいいながら歩きつつ何度かYnさんを呼んでみるも返答は無く、何度目かにやっと、道が九十九折りになった上から「ほーい!」と呑気な声が帰って来た。「大変なことが!」「どーしたん?」そこで丁度下山中の登山者が通りかかり、恥ずかしくて一瞬躊躇したものの「アイゼンが…無い」と伝えると「もっかい探してみ?」探すもやっぱり無い。「しゃーないわ~」と此処で引き返す事になってしまった。13時。
重い荷物を担いでくれてるのに申し訳なくて何度も謝るが、しゃーない、しゃーない。と笑顔で言うてくれるYnさん。
私の目からもこんな涙がでそうだったけど…。
また美濃戸山荘に到着。そこに居てはった人に、どうしたんですか?と聞かれ、アイゼン忘れた事を言ったら、その人も昨年忘れて行者まで行って気付いたとの事。最後に入れようと思って忘れるアルアルですねって。
お腹が空いたので昼食にしようとお湯を沸かすもなんだか食欲減少。
気圧で膨らんだパスタは食べず、お茶と大福どら焼きを食べる。甘いもんは入るんや。
気を取り直して下山。
阿弥陀岳が見える位置にある、赤岳山荘とやまのこ村を抜けた下りでYnさんはスーっと綺麗に滑っていたので上手やなとみてたら、そのままスッテン!と転んで尻もち付いて吃驚仰天!慌てて起きようとするもザックが重すぎて起き上がれず一旦ベルトを外し担ぎ直す。それにしても見事にスローモーションで転んだな~と笑い合う。
J&Nのマロ 寒そうにマルくなってたよ。
ガックリ帰還。15時10分。車の中には置き忘れたアイゼンが鎮座していましたよ。
明日の予定を練り直し、明るい内に荷造りし直そうとYnさんがザックを開けたら何故かビール臭い?!なんと350ml缶がスッカラカン!転んだ時にギアに当たったのか破裂してスリング類がビチャビチャになってしまっていた。衣類などは防水袋に入れていたので大丈夫だったが、ザックは濡れてしまっていたので、明日は私のザックをYnさんが担ぎ、私はアタックザッグで行く事にする。
計画してもなかなか良い天気に恵まれず今回こそは行ける!と意気揚々とやって来たのに、なんてこった!雪山アルパインデビューはお預けとなってしまった。
本来ならテントで食べるはずだった鍋を車内で食べ、テントより快適な寝床で就寝。