なかなか帰れないお客さま

2010年06月27日 | お客さん宅で
(平成8年12月11日と書いてありますよ、この洗濯機)


「脱水が全然できないのよ~、洗濯機を診に来て~」と電話です。
ご来店のKさんにエアコンのご相談やテレビの説明している間に、家内が取り上げ「もしも直らなかったら買い替えたいそうよ」と伝えます。
息子と二人で、貸し出しの洗濯機を積み込みまして、〇さん宅へ向かいます。

奥さんは、「ガタガタ、ガタっていうばかり、洗濯物がベショベショよ」、
『お買い上げして頂いてから13年半になってますね、よ~く頑張ったと褒めてやりましょう。』、『貸し出しの洗濯機置きましょうか?、平成8年12月11日とマジックで書いてありますね、なんとか部品を取り寄せ修理しましょうか?』と説明すると、
「アトムの特選品カタログに載ってたこの洗濯機にするわ、7キロのこの洗濯機、今までより大きくってどうしてこんなに安いの?」と、買い替えその気の〇さんなのです。
『アトムの各店で台数限定お得な商品なのですよ。店にもう1台ありますよ、すぐ取りに帰りましょうか』、

もう昼は12時近くになってます。急いで店に引き返し希望の商品運びます。
〇さんに『昼を過ぎていいですか、昼食は済みましたか?』、〇さんは「私は電気屋さんが来る前に食べてしまったわ、電気屋さんこそ昼になって済まないね」、そんな会話は序の口で、〇さんのユックリ気分は敵いませんね。
古い洗濯機を取った後、受け皿や排水孔の掃除をゴシゴシと、『電気屋がしましょうか』を聞かずして、延々ていねい、ユックリされますね。
『サービスににピンクの洗濯カゴ付けますよ。ハイ、これで完璧、説明したように使えますよ』とお話終了、思ったこちらがいけません。
「ベショベショの洗濯物が外に置いてあるの、それをキッチリ脱水してみましょう」と、〇さんユックリ運びます。
『あの~、そろそろ1時が近付きますよ、後はゆっくりやってよ奥さん』、いつもの癖です、話しを始めると本当に長い奥さんは、本日ウキウキ洗濯始めて説明求めて、なかなか帰れないお客さまなのです。電気屋さんも帰るチャンスがありません。

《ユックリや 話好きには 疲れます》