楽しき鎮守のみ祭りの、太鼓の音もひびくなり

2013年10月13日 | ふるさとの話
(今日は地元の秋祭り、ふる里に帰った若者は、だんじり担いで匂うふるさと満喫します)


楽しき鎮守のみ祭りの、太鼓の音もひびくなり

これは、府中小学校の昔の校歌「府中校運動唱歌」5番・秋の一節です。
この校歌は7番まであり、3番から6番までは、ふるさと国府の春夏秋冬を読み込む、とても懐かしい歌詞が続きます。

『府中校運動唱歌』
その唱歌は

雲にそびゆる大岡山
ふもとに続くその広野
さざ波立ててたで川の
流れさざめくその右は

ここぞわれらの運動場
広き国府のこの野辺に
いざわが友よ打ち連れて
愉快にきょうも遊ばまし

春は桜の咲きにおう
山にのぼらん元気よく
ひばりさえずる野に行かん
れんげ菜種は花盛り

夏は夕べのほたる狩り
暑さわするる水泳ぎ
清き流れのたで川に
たらいの舟も浮かべなん

ちまちのわせ田色付きて
松たけ狩りやくり拾い
楽しき鎮守のみ祭りの
太鼓の音もひびくなり

大岡おろし吹き荒れて
寒さきびしき冬の日も
竹馬鬼ごと駆けくらべ
雪合戦もおもしろや

いでや国府のわが友よ
知識をみがき身をおさめ
み国のために尽くすべき
時こそやがて来たるなれ

今日の秋祭りには、ふるさとを離れて都会に暮らす若者も、たくさん地元に帰ってまいります。
元気な男の子はだんじりを担ぎ、女の子は休憩所での接待に努めます。
みんな皆、匂うふるさとを懐かしそうに、ニコニコ笑顔で過ごします。

「わせ田色付きて」の歌詞ではないですこの頃は、稲刈りはとっくに終わった田んぼの道を、ドンドコ・ドンドコ太鼓の音が響きます。



《だんじりの 担ぐふるさと 懐かしさ》