細長い池か湖か?

2013年10月17日 | ふるさとの話
(ふるさと但馬の母なる川・円山川を、玄武洞駅あたりから上流を眺めます)


本日、城崎町は来日のIさん宅に向かいます。

円山川に沿って走る道路は車がトロトロと、川の流れと同じように、どうした訳かとてもユックリ走ります。玄武洞駅のちょっと手前から、下の道を外れて山沿いを縫って走る上の道に入ります。

小高いところを走りますから、川向こうの玄武洞公園や、下の円山川が一望のもとに見えてまいります。
車を止めて写真をパチリ、ふるさと但馬の母なる川・円山川を、玄武洞駅あたりから上流の流れを眺めます。

円山川は、兵庫県の真ん中背骨の当り、日本海側と瀬戸内側とのちょうど真ん中あたりの山の中、生野の里から流れ出ます。
この川は、全長が68Kmですからほんの短い川なのです。日本一の信濃川や利根川などとは、比べものにならないほどに短い小さな川なのです。

標高640mほどの生野の里は円山地区を出発し、しばらくは結構急な勾配で流れてきます。
ところがどうでしょうかね、八鹿を過ぎて日高を過ぎて、豊岡の市街地の入り口付近出石川との合流するあたりから、川の流れはえらい緩やかになり、流れの幅もとても広くて水量たっぷり・流れはユッタリの大河の趣になりますね。

豊岡から城崎方面に車で走っていきます。
右手に見える川の流れを眺めていつも思いますね。流れが全然ないな~、
下流からの風に波打つ水面を見ていますと、ヒタヒタ・ヒタヒタと上流に水が遡っていくような、細長い大きな池を見ているような錯覚を覚えるくらいに緩やかですね。
玄武洞付近から日本海の河口までは、もう5Kmもあるかないかですから、海の延長みたいなものです。

円山川の下流域、豊岡市のちょうど市街地付近から、河口までの10Kmほどの区間は、川の流れの勾配がおおよそ10、000分の1くらい、日本の河川の中でも有数の緩やか勾配の地域です。
10Km走って標高差が1mですから、もう海抜ゼロmの流れが、延々と道路に沿って続くようなものです。

玄武洞駅の上あたり、山沿いの道を走っていまして下を見て、円山川のユッタリ流れを眺めます。


《海までの 10Kあまりも 緩やかに》