生野の洋画家

2019年04月09日 | 但馬の人物
 日高町上郷 一本の木から紅白花びら、珍しい桜です


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成30年 第13回但馬検定(1級)問題より

【78】朝来市生野町出身画家の三巨匠と称される洋画家の一
人で、今年、代表作「南風」が、国の重要文化財に指定された
のは、誰でしょうか。


正解は、【和田三造(わださんぞう)】です。

 生野町出身の洋画家の三巨匠と言われるのは、歳の順から
明治16年(1883)年生まれの和田三造、明治19年(1886)
生まれの青山熊治(あおやまくまじ)、明治26年(1873)生ま
れの白瀧幾之助(しらたきいくのすけ)です。

それぞれ、洋画家として大成されました。
作品の名は、和田三造の「南風」「興亜曼荼羅」、青山熊治の
「老坑夫」「金仏(かなぶつ)」「高原」、白瀧幾之助の「稽古」
「帽子の婦人」などです。

平成30年に国の重要文化財に指定された作品は、和田三造の
「南風」なのです。
三巨匠の作品は、日本の洋画として最高のものと言われていま
す。


『にょ~』

 ふるさと但馬では、昔から寝ることを「にょ~」と言います。
「ケンちゃん、早く寝ような」と言うところを、「ケンちゃん
や、はよ~にょ~っちゃ。はよ~にょ~で」と言います。
あるいは、「寝よう」を「ねら~」とも言います。「はよ~ね
ら~で(早く寝ようで)」とも言います。

ところで、日高町の地名で「祢布(にょ~)」という所があり
ます。祢布(にょ~)という発音は、尿(にょ~)に通じたり、
「寝よう(にょ~)」に通じたり、ふるさと日高はややこしい
です。