森はなの児童文学

2019年04月10日 | 但馬の人物
        日高町・江原駅広場のきれいな花


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成30年 第13回但馬検定(1級)問題より

【79】児童文学作家「森はな」は、朝来市和田山町宮田に生
まれ、64歳で日本児童文学者協会新人賞を受賞しましたが、
心優しき知的障害者の青年と神戸からの疎開者や地元の人
との心の交流が描かれている受賞作は、何という作品でしょ
うか。


正解は、【じろはったん】です。

 「森はな」さんは、明石女子師範学校を卒業後、小学校の
教員として教鞭をとりました。退職後に、64才にして出し
た作品が「じろはったん」で、日本児童文学者協会新人賞を
受賞する、とても素晴らしい作品だったのです。

「じろはったん」は、心優しき知的障害者の青年「じろはっ
たん」と、神戸からの疎開者や地元の人との交流が描かれた
ものです。ミュージカル作品ともなって上演され、「じろは
ったん」の心の優しさ、思いやりを軸とした村づくりが進め
られています。


『ふがわり~』

 「しゃくにさわる」とか「腑におちない 納得できない」を、
ふるさと但馬の人はこう表現します。
「あんだけ言っとたのに、忘れて持って行っとれへんみゃ~な。
ふがわり~わ」なんて言いますね。

「ふがわり~」と言うのです。

「ふがわり~」と言うところを「ふ~がわりい」と言う時もあ
ります。

それから、同じような意味で「あたぶがわり~」と言うことも
あります。
「ちゃんとしちゃっとるのに、恩を仇で返すようなことしかで
きれへんみゃ~がな。あたぶがわり~ったらあれへんわ」なん
て嘆くこともありますね。

但馬弁て、「ふがわり~」とか「あたぶがわり~」とか、変な
訛りがありますね。