今日はよく晴れて良い日だった。天気が良いって幸せ~
お休みだったのだがけっこう早起きして急いでうどん食べて洗濯して飯田橋へ。いまギンレイホールで山田洋次監督の「おとうと」と「幸福の黄色いハンカチ」の二本立てやってるのです。
「おとうと」はそんなに観たいわけではなかったが、「幸福の黄色いハンカチ」を大画面で観たかったのだ。1977年の作品ですがデジタルリマスター版で綺麗に観られます。この機会をのがしてはいけない。
まず1本目は「おとうと」、これは吉永小百合さん演ずる女性・吟子とその弟でいまだに問題児の鉄郎(笑福亭鶴瓶)とそれをとりまく人々のなんやかんやの話である。吟子の娘、小春(蒼井優ちゃんです)の結婚式の日に突然現れて大騒ぎして披露宴を台無しにした鉄郎だったが、その後もたまに思い出したように迷惑をかけ、そして消息を絶ってしまう。ようやく見つかった彼は、大阪新世界近くの小さな民間ホスピスで死を待つ身であった。
「鼻つまみ者だった弟がいろいろ迷惑をかけ、やがて死ぬ→泣ける」というざっくりとした内容も知ってて心構えもあったし、よくあるような話だしとくに大きなドラマがあるわけでもないのにもう泣けて泣けてしかたがなかったのだ。よくできた映画だな~と心の底から感心した。
2本目の「幸福の黄色いハンカチ」のほうも、観たことないわりにはだいたいの内容は知ってた。昔天才たけしの元気が出るテレビでこういうコーナーあったしね・・・
しかしまーこれが面白かった。彼女にふられた勢いで新車を買って北海道に旅に出た欽也(笑っちゃうくらい若い武田鉄矢です)と旅先で出会った女の子あけみ(桃井かおりさんです)、そして網走刑務所を出所したての島(高倉健さんです)があてもなく欽也の車で北海道の大地をさまようロードムービー。しかしあてもないようでいて、長い道中にそれぞれ見ず知らずだった3人が影響しあい、お互いに親身になって全力を尽くしてなんか物凄い最後を迎えるのだ。
出会ってすぐの3人が一緒に旅するってのもすごい話だが、島が出所したて(罪名は殺人です)と知ってもべつに気にするふうでもないふたりはのん気だなあと思った。服役中に離婚した奥さん(倍賞千恵子さんです)にもし今でも待っててくれてるなら黄色いハンカチをくくっておいてねと葉書を出して、それを確かめに行く勇気と自信がない島の背中をドタバタと押す若いふたりが良い
そして「ハンカチがくくってあるという感動的なラストシーンがある→泣ける」ということはもうわかっているのに、やっぱり泣けて泣けてしかたがなかったのだ。よくできた映画だな~と心の底から感心した。
今日は泣き過ぎて目が痛い。
山田洋次監督の代表作といえばいわずもがな寅さんシリーズですが私ひとつも観たことがない。面白そうと思ったこともない。でもいままで観たことのある山田監督の作品(「学校Ⅱ」「たそがれ清兵衛」「武士の一分」しかないが)は全部好きだし今日のも2本とも面白かったから、もしや寅さんシリーズ観始めたら、もう止まらないのでは・・・という逆の心配もあるのだ。
お休みだったのだがけっこう早起きして急いでうどん食べて洗濯して飯田橋へ。いまギンレイホールで山田洋次監督の「おとうと」と「幸福の黄色いハンカチ」の二本立てやってるのです。
「おとうと」はそんなに観たいわけではなかったが、「幸福の黄色いハンカチ」を大画面で観たかったのだ。1977年の作品ですがデジタルリマスター版で綺麗に観られます。この機会をのがしてはいけない。
まず1本目は「おとうと」、これは吉永小百合さん演ずる女性・吟子とその弟でいまだに問題児の鉄郎(笑福亭鶴瓶)とそれをとりまく人々のなんやかんやの話である。吟子の娘、小春(蒼井優ちゃんです)の結婚式の日に突然現れて大騒ぎして披露宴を台無しにした鉄郎だったが、その後もたまに思い出したように迷惑をかけ、そして消息を絶ってしまう。ようやく見つかった彼は、大阪新世界近くの小さな民間ホスピスで死を待つ身であった。
「鼻つまみ者だった弟がいろいろ迷惑をかけ、やがて死ぬ→泣ける」というざっくりとした内容も知ってて心構えもあったし、よくあるような話だしとくに大きなドラマがあるわけでもないのにもう泣けて泣けてしかたがなかったのだ。よくできた映画だな~と心の底から感心した。
2本目の「幸福の黄色いハンカチ」のほうも、観たことないわりにはだいたいの内容は知ってた。昔天才たけしの元気が出るテレビでこういうコーナーあったしね・・・
しかしまーこれが面白かった。彼女にふられた勢いで新車を買って北海道に旅に出た欽也(笑っちゃうくらい若い武田鉄矢です)と旅先で出会った女の子あけみ(桃井かおりさんです)、そして網走刑務所を出所したての島(高倉健さんです)があてもなく欽也の車で北海道の大地をさまようロードムービー。しかしあてもないようでいて、長い道中にそれぞれ見ず知らずだった3人が影響しあい、お互いに親身になって全力を尽くしてなんか物凄い最後を迎えるのだ。
出会ってすぐの3人が一緒に旅するってのもすごい話だが、島が出所したて(罪名は殺人です)と知ってもべつに気にするふうでもないふたりはのん気だなあと思った。服役中に離婚した奥さん(倍賞千恵子さんです)にもし今でも待っててくれてるなら黄色いハンカチをくくっておいてねと葉書を出して、それを確かめに行く勇気と自信がない島の背中をドタバタと押す若いふたりが良い
そして「ハンカチがくくってあるという感動的なラストシーンがある→泣ける」ということはもうわかっているのに、やっぱり泣けて泣けてしかたがなかったのだ。よくできた映画だな~と心の底から感心した。
今日は泣き過ぎて目が痛い。
山田洋次監督の代表作といえばいわずもがな寅さんシリーズですが私ひとつも観たことがない。面白そうと思ったこともない。でもいままで観たことのある山田監督の作品(「学校Ⅱ」「たそがれ清兵衛」「武士の一分」しかないが)は全部好きだし今日のも2本とも面白かったから、もしや寅さんシリーズ観始めたら、もう止まらないのでは・・・という逆の心配もあるのだ。