生活

とりとめもなく

ヒガンバナ

2016年03月19日 15時38分28秒 | 映画
彼岸ですね…
なぜこのタイトルなのか今ひとつわかんないけど

DVDで小津安二郎監督の「彼岸花」というのを観ました。
こないだ観た「秋刀魚の味」の次の年の作品だと思います、なんか…デジャヴ⁉︎みたいなシーンだ。セットが同じなのかな?料亭なんてまた若松だし。小津でおなじみの若松ってこと?
今調べたら「秋刀魚の味」は遺作だからその次の年の作品ではないね。「彼岸花」は1958年、「秋刀魚の味」は1962年です。
どういうお話かといいますと、いつもお世話になっているMovieWalkerから↓

里見とんの小説を、小津安二郎・野田高梧のコンビが脚色したもので、結婚期にある三人の娘と、容易に意見の合わないそれぞれの家庭の親とを描いたもの。「東京暮色」以来一年ぶりに小津安二郎が監督し、「若い広場」の厚田雄春が撮影した。山本富士子の他社初出演をはじめ、有馬稲子・久我美子・佐田啓二・佐分利信・高橋貞二・桑野みゆき・笠智衆・渡辺文雄という豪華な顔ぶれである。
大和商事会社の取締役平山渉と元海軍士官の三上周吉、それに同じ中学からの親友河合や堀江、菅井達は会えば懐旧の情を温めあう仲。それぞれ成人してゆく子供達の噂話に花を咲かせる間柄でもある。平山と三上には婚期の娘がいた。平山の家族は妻の清子と長女節子、高校生の久子の四人。三上のところは一人娘の文子だけである。その三上が河合の娘の結婚式や、馴染みの女将のいる料亭「若松」に姿を見せなかったのは文子が彼の意志に叛いて愛人の長沼と同棲していることが彼を暗い気持にしていたからだった。その事情がわかると平山は三上のために部下の近藤と文子のいるバアを訪れた。その結果文子が真剣に結婚生活を考えていることに安堵を感じた。友人の娘になら理解を持つ平山も、自分の娘となると節子に突然結婚を申し出た青年谷口正彦に対しては別人のようだった。彼は彼なりに娘の将来を考えていた。その頃、平山が行きつけの京都の旅館の女将初が年頃の娘幸子を医師に嫁がせようと、上京して来た。幸子も度々上京していた。幸子は節子と同じ立場上ウマが合い彼女の為にひと肌ぬごうと心に決めた。谷口の広島転勤で節子との結婚話が本格的に進められた。平山にして見れば心の奥に矛盾を感じながら式にも披露にも出ないと頑張り続けた。結婚式の数日後平山はクラス会に出席したが、親は子供の後から幸福を祈りながら静かに歩いてゆくべきだという話に深く心をうたれた。その帰り京都に立寄った平山は節子が谷口の新任地広島へ向う途中、一夜をこの宿に過して、父が最後まで一度も笑顔を見せてくれなかったことを唯一の心残りにしていたと、幸子の口から聞かされて、さすがに節子の心情が哀れになった。幸子母娘にせきたてられて平山はくすぐったい顔のまま急行「かもめ」で広島に向った。

というお話です。
佐分利信!とにかく佐分利信がジタバタする映画ですよ。佐分利信面白いよー
京都の旅館の母娘の役を、浪花千栄子さん山本富士子さんがやってるのだが京都弁をマシンガンのごとくしゃべっていてスゴイ。「秋刀魚の味」と同じく娘の結婚に関するなんやかんやをずーーーっとやってるのでした。
これからもどんどん小津作品を観なければ…地元もお隣といってもいいくらい近いし…
コメント
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