ブクログより
三島屋のおちかさんの百物語はここから始まったのね。
先に「あんじゅう」を読んで、おちかさんにも深い事情があるのだろうな。と思っていたけれどそんな悲しい出来事があったなんて・・・
つらい経験をしてきたおちかにだからこそ、人々は心を開いて話をするんですね。
ひとつひとつ短編ながら、それがずっと繋がっていて最後にすべて決着がつくという構成になっています。
ひとつひとつが怖いです。そして悲しいです。
体調不調だと気持ちも萎えてしまうのでしょうか、さあ何を読もうと思って図書館に行っても、読みたい本がない・・・
あんなに本が並んでいるのに・・・ 人が死んだり、ハードアクションだったりは、よけい疲れそうだし。恋愛ものもそういう気分じゃないなぁ。などと思いながら書架を行ったり来たり。
やっぱり時代物だな、と山本一力と本書を借りました。山本一力のもシリーズ物みたいでよくわからなくて中断。
宮部さんのこういうシリーズもよく似た題名があって、「これ読んだかな?どうだったかな」て自信なく読み始めましたが、未読でよかった。良かったけれど萎えたこころにはちょっとこたえたかな。
おそろし / 宮部みゆき
★★★★☆