今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

上方落語の四天王

2011年12月20日 | 「本」のひきだし

ブクログより



松鶴、米朝、文枝、春団治。
四天王と言われるだけあって、四人それぞれ確たるものを持っていますね。
それにしてもまったくタイプが違う噺家さんで、どの人が良くてこの人はちょっと・・・ということはなく、皆さんそれぞれいいんです。もちろんそれぞれ得意とする分野はあるのですが、では得意でない噺は・・・それはそれでいいんですね。

おまけ(というのか)がうれしいなぁ。
大阪における志ん朝さんの話。上方落語家との対談の様子や、大阪への思い入れや、大阪ではすっかりくつろいでいる志ん朝さんがうれしい。



個人的にその中でも一番をと言うと・・・

桂 米朝 / 百年目      大店の旦那さんがぴったりだと思います。
                   中国の古事を引き合いに番頭さんを諭すくだり、好きです。


笑福亭 松鶴 / らくだ    割れるような大きな声が印象深い師匠の熊五郎はやっぱりこわい。
(六代目)


桂 文枝 / たちぎれ線香   長屋のおかみさんや、置屋のおかあさん、女の人がうまいですね。
(五代目)              舟弁慶のお松さん、もう絶品です。

桂 春団治・・・           あまり聴いていないのです。
(三代目)


上方落語の四天王 / 戸田 学
★★★★☆


 

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