今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

遠征二日目、妙高山

2014年09月08日 | 「山」のひきだし
小屋の部屋に案内してもらうと、すでに寛いでおられる人もいて、挨拶をしてお話を楽しみました。単独の女性が結構おられます。燕温泉の登り口から来られていました。

「妙高はどうでしたか?」「きつかったですよ~ 岩が大変でした」いきなり言われて絶句!
そうなんだ、きついんだ~ ちょっとテンション下がります。


5時出発、ライトをつけてガスの中を歩き始めます。思っていたより寒くない、全然。


お~ お日様がのぞいてきたではありませんか。


ほどなく茶臼山、通過点です。すっかり明るくなりました。


独特な形の黒沢池ヒュッテ。ここで朝ご飯にします。お寿司のアルファ米のためにポットを持ってきましたが、出るときにお湯を入れてきたらポットを置いてこられたのね。まあいいや、訓練訓練。温かい食べ物はうれしい。

みんなはここにザックをデポして、サブザックで行きます。私は必要のない物をサブザックに入れて置いていきました。なにしろ行程が長いので、いざというときあれが欲しかった、あれ忘れた~てきっと思うと思うの。だいぶん軽くなったし、これも訓練訓練。


いや~妙高が見えた。青空やし~


独特の山容です。




立派な大木が。


いよいよここから下りです。


いやと言うほど下ってきたら、お花にいやされほっとする。
でももったいないわ~ せっかく登ってきたのにこんなに下るなんて、帰りまたこれを登るのよね?


黒沢池があんなに小さく見える。


気持ちのいい樹林帯です。


モミジカラマツ


いよいよここから妙高ですね、昨夜聞かされた激登り?


なるほど、岩・岩・岩。


足が届かない・・・


ダケカンバ、思わず深呼吸。

まだ? 降りてくる人に時間を聞いたり、励まし合って

到着~


昨日登った火打。なかなか雲がとれない。


野尻湖でしょうか?


日本海方面。佐渡島が見えるとか見えないとか。


にぎわう頂上、お天気がいいので皆さんゆっくり寛いでおられます。
話を聞くと、燕温泉やスカイケーブル方面に降りる人が多いみたいです。
そっち方面も鎖場などがあり、気を抜けないですね。

名残は尽きませんが、先は長いので降りることにしましょう。


ダイモンジソウ

岩の下りは気を遣います。足が届かなかったり、ぬかるみにつるっと足を取られたり。
でも下りは早いです。分岐からの登り返しも何とか歩いて、黒沢池ヒュッテが見えるところまで降りてきてやれやれです。荷物を整理して、残っている食材もおなかに納めて、黒沢池を左に見ながら帰ります。


オオバミゾホオヅキ


広大な黒沢池、


ず~と木道が続いています。


きれいに色づいたナナカマドの実。


ミズバショウのたくさんあります。


ベニテングに見送られて。


帰ってきた~~


この日お天気は曇り昼過ぎから雨、という予報でした。
ところが朝からいいお天気で、妙高の山頂も展望よく、黒沢池ヒュッテを過ぎたあたりから曇りだし、パラパラッときましたがたいして降られることはありませんでした。
心配していた頭痛も治り(小屋で1泊して順応できたのか)体調はすこぶる快調!無事歩くことができました。
優しいイメージの(イメージだけです)火打山、荒々しい男性的な妙高山、対照的な二つの山に登ることができた充実の2日間でした。
ご一緒くださった皆さん、ありがとうございました。





平成26年9月4日(木)晴れのち曇り一時雨

妙高山(新潟県)2454m
 高谷池ヒュッテ(5:00)~黒沢池ヒュッテ(6:43)~大倉乗越(7:11)~分岐(8:03)~妙高山(9:41)~分岐(11:04)~黒沢池ヒュッテ(13:17出)~黒沢橋(16:00)~笹ヶ峰(17:05)






高谷池ヒュッテのカレーとハヤシ、両方一度に味わう秘策。へへへ。














コメント (6)
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